Ethernet 経由


Tektronix オシロスコープのデータを読み込む


Ethernet 付きオシロの場合

最近のオシロには Ethernet が付いています。 しかし、取り込みは一筋縄ではいきません。業界標準と称している VXI11 プロトコル?を使っているからです。

このプロトコルを知っている人は大学といえどもなかなかいません。おそらく、GPIB の機能をイーサネットでも実現するために複雑なのでしょう。*1

それはそれで意味あることだと思いますが、I/O だけに絞ったルートを別に用意しても罰は当たらないと思います。 マルチバスは便利にするための良い方法です。開発者がこれを見てたら御一考下さい。

開発は OS.X 10.4, gcc3.3, Qt 3.3.4 上でなされました。 コンパイルは次の手順を踏んでください。

$rpcgen vxi11.x  
$qmake -project
$qmake 
$make

rpcgen でその環境にあったソースを展開します。その際にできるvxi11_svc.c はいらないので捨ててください。

Linux ユーザーが使うときは若干の修正が必要です。myGlobal.cpp クラスの中ではファイルの保存先に "Library" や "Desktop" を指定しています。これを自分の好きなディレクトリーに変更してください。 実際にLinux 上で試したことはありませんが、おおよそ問題がないはずです。

Windows ユーザーの人は使えません。VXI11 をインストールすればGPIBと使い方は変わらないようですが 私はやる気がありません。

我々は無線化して使っています。おかげでパルスパワー装置からでる途方もない電磁波がきてもフリーズすることが無くなった上、モバイルになりました。

GPIBしかない場合

オシロのインターフェースがGPIBしかないときは GPIB-Ethernet インターフェースが必要です。 例によって NI 社製のカードが便利だと思いますが高いので買ったことがありません。

我々は自作しています。そのうち公開するかも知れません。

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*1 そんな訳で 99% 理解していません。なーに使えればいいんです。