2N5550を使うと高速立ち上がりのパルサーを作ることができます。
ここでは7段のMarx回路を使っています。4700pFの各コンデンサーは400V程度に充電されています。
トランジスタのスイッチが入ると直列にコンデンサーが並ぶことになります。
この回路で 800V程度のパルスが10nsで立ち上がります。
トランスは空芯の方が速くてよさそうです。
トリガーが入ってから20ns程度で動作するので大変速いといえます。
ですが、トランジスタの定格を外れて使っていますのでパルス幅を伸ばすことはやめた方がよさそうです。
よって、コンデンサーはこの程度にしてください。
2N5550は Allied Electronicsで入手できます。
参考文献 :J.Christiansen, etc., Nucl. Instr. Meth. A256(1987)529-531