競馬用語辞典


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異常オッズ(いじょうおっず)

  • 競馬専門誌やスポーツ新聞の競馬欄などでまったく注目されていない馬の馬券が予想外に売れて低いオッズを示すこと。
    ないしは、朝一番等にその状況を示す事を言う。
    こう言う状況は一種のインサイダー取引と解釈する人間もいて、朝一オッズの単勝人気順に着目した予想法を構築する向きもある。
    有名どころではメタモル出版の&amazon(4895951030);等を参照の事。

一完歩(いちかんぽ)

  • 馬の歩幅のことで、レース時のそれは約7メートルから8メートルといわれている。毎回走るたびの一歩が走り幅跳び女子世界記録と同じくらいかと思うとなかなか驚異的である。1ハロン(200メートル)の歩数を数えると、個体差、またスピードによる差はあるがサラブレッドは28〜30歩らしい。
    ひらがな表記で見ると(いかち○ぽ)に見えてしょうがない人は必ずいるはずだ。

馬単(うまたん)

  • 正式な名称は馬番連勝単式。1着馬、2着馬を着順通りに当てる馬券。

馬番号(うまばんごう)

  • 出走馬のゼッケン番号。枠番連勝以外の馬券はこの番号に賭ける。

馬連(うまれん)

  • 正式な名称は馬番連勝複式。2着以内に入る馬を2頭セットで当てる馬券。着順は関係ない。なお、地方競馬では“馬複”(うまふく)と呼ばれる。


Mの法則(えむのほうそく)

  • 今井雅弘氏考案の馬券術。馬の心身状態に着目して好走馬をあぶり出そうとする独特の理論構成を持つ。なお、MとはMentality(気持ち)から来ているらしい。詳しくはMの法則のページを参照の事。
    なお、公式サイトはここ

応援馬券(おうえんばけん)

  • 的中にこだわらず自分の好きな馬に勝ってほしいという願いを込めて買う馬券


勝馬投票券(かちうまとうひょうけん)

  • 馬券の事。日本初の馬券は1888年、居留外国人が主催する横浜競馬場(根岸競馬場)で発売された。

繋駕速歩(けいがそくほ)

  • 競馬の一種だが、馬車を牽いて競う競走。JRAでは昭和40年代まで施行されていた。現在は廃止されている。
    なお、似たようなものにソリを牽いて行う競走もあり、これは北海道の一部の地方競馬では現在も行われている、と聞く。

ケントク買い(けんとくがい)

  • 根拠のないこじつけ的な馬券の買い方。JRAの宣伝や最近起こった事件、誕生日など買い方は色々。

控除率(こうじょりつ)

  • 競馬法によって定められた馬券に対する税金。的中馬券の配当金が高い場合は控除率も高く低い場合は低くなるので幅はあるが、平均すると約25%程度。
    なお、正確な計算式としては、JRAの解説が詳しい。

転がし(ころがし)

  • あるレースを的中させたら、その払い戻し金をそのまま次のレースにつぎ込み、さらに的中させたらまた同じように払い戻し金をかけ、雪だるまを転がすように投資金を増やしていくこと。


3連複(さんれんぷく)

  • 1〜3着馬の馬番号の組み合わせを当てる馬券。
    正式名称は「馬番号三連勝複式」。

芝競争(しばきょうそう)

  • 平地競争のうち、芝コースを使って行われる競争。

障害競走(しょうがいきょうそう)

  • コースの途中に水壕、生垣、竹柵などの障害を設けて競うレース。

ダート競争(だーときょうそう)

  • 平地競争のうち、砂地の馬場で行われる競争。

タテ目(たてめ)

  • 例えば 櫚◆↓ 櫚と買ったときに買っていない◆櫚をタテ目と言う。
    用例:「サンスポのさんまのタテ目は良く当たる」

単勝オッズ(たんしょうおっず)

  • 1着馬の配当で、その馬の人気も表す。

特別給付金(とくべつきゅうふきん)

  • 単勝式と複勝式の的中者にはそのレースの売上金の5%相当額が払い戻し金に付加される。

流し馬券(ながしばけん)

  • 1つの馬番(枠番)を軸にして、相手になる馬番(枠番)をいくつか選び、その組み合わせを買う事。
    ちなみに、英語ではこの買い方を「Wheel(車輪)」と呼ぶ。
    多分、車軸から径として他の馬(ヒモ)に向かって車輪のように買う、と言うニュアンスなのだろう。
    なかなかうまい表現である。

人間系馬券術(にんげんけいばけんじゅつ)

  • いわゆる「騎手買い」を含む、競馬に携わる人間の動きから勝馬をあぶり出そうとする馬券術。古くから知られた方法ではあったが、最近では&amazon(4584188114);以降の騎手買いを中心とした馬券術を指す。が、そのバリエーションは実はそれ程多くない。やはり予想をする側の人間にとっては馬の方が重要なのだ。
    なお、「人間系馬券術」と言ったネーミングを発案したのは、それこそなかやさんだったんじゃないか、と思う。最近はより大きな概念で「気配読み」と言ったネーミングを良く使っている。
    他に隠語でMの法則に対抗してN系とか呼んだりもする。

根岸競馬場(ねぎしけいばじょう)

  • 横浜競馬場の事。
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配当(はいとう)

  • 馬券100円に対する払い戻し金額、あるいは払い戻し倍率のこと。

馬券(ばけん)

  • 正式な名称は勝馬投票券。

払い戻し(はらいもどし)

  • 的中した馬券を現金に換えること。競馬場や場外の払い戻し窓口で的中馬券と引き換えに配当を受け取る。馬券の有効期限は60日。

挽曳競馬(ばんえいけいば)

  • 重種場や中間種馬が騎手を乗せた鋼鉄製のソリを引いて200mの距離を競う。ソリの重さは500kg〜最高1t。どこぞの説明で伝説のように言われているが、現在も北海道で行われている。主催は北海道市営競馬組合。

平地競争(へいちきょうそう)

  • 障害のない平らなコースでスピードを競うレース。

返還(へんかん)

  • 発走以前に競走馬が除外になって、その馬がからんだ馬券が返金されること。枠連の場合はその枠の出走馬がいなくなった場合と、その枠に馬が残っている場合はゾロ目馬券が返還の対象になる。

ボックス買い(ぼっくすがい)

  • 馬番(枠番)を3つ以上選び、それらのすべてを買う方法。
    ただし、人に拠っては、「4つ以上」を「ボックス買い」と呼び、3つの場合は「三角買い」としてボックス買いとはまた別だと定義するものもいる。
    ちなみに、英語でも「BOX」と表現するらしい(未確認)。
    なお、ボックス買いの点数は数学的には「二項係数」と言うものに従う。
    例として、以下に3〜18頭までの馬連でのボックス買いとそれによる点数を掲げておく。
頭数3456
点数361015
頭数78910
点数21283645
頭数11121314
点数55667891
頭数15161718
点数105120136153

前売りオッズ(まえうりおっず)

  • 前日の売り上げ状況によって割り出されたオッズ。
    しかしながら競馬では当日売りが殆どで、これらは重賞のみしか算出されない。

馬法の方程式(まほうのほうていしき)

  • 東京・調布にある通販専門業者、株式会社アーク*1が作り出した投資金算出式。マーチンゲールの法則(倍々法)の改良版と言われている。詳しくは増額投資の話を参照の事。

ま女神様(まめがみさま)

  • 馬券にご利益があるとされる女神さま。茨城県の一部と千葉県の一部での民間/土俗信仰。ま女神さまに祈ればどんな大穴馬券でも即座に的中すると言う伝説が囁かれているが、真実はさだかではない。
    なお、ま女神とは真の女神を表す真女神が語源と言う説と、馬の女神と言う馬女神説の二つがある。
    聖地は競馬@Wikiま女神様のページ

目黒競馬場(めぐろけいばじょう)

  • 東京競馬場の前身。1907年〜1933年。
    「目黒記念」と言う競走名はこの競馬場から来ている。
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元返し(もとがえし)

  • 配当金額が投票金額と同じこと。オッズの計算は控除をした上でされるので、あまりに人気が集中した場合払い戻し金額が投票金額を下回ることもあり、この場合は元返し=1倍のオッズになる。

横浜競馬場(よこはまけいばじょう)

  • 旧字体では横濱競馬場。1866〜1994年。日本最古の競馬場。
    実際のレース開催は1942年までだが、長らくJRAの「開催休止競馬場」扱いとなっていた。
    が、施設の老朽化、そして周りの環境の変化により、1994年に法律的に廃止される。
    現在は「根岸森林公園」「馬の博物館」となっている。
    なお、ここで生まれたレースに「天皇賞」がある。
    また、「根岸ステークス」の「根岸」はこの競馬場から取られた名称である。
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予想オッズ(よそうおっず)

  • 馬券発売前に新聞に載るオッズ。各社が単勝オッズの予測を出し、その数字をもとに書く馬券のオッズを計算する。
    これは競馬新聞の利用者にとっては、本紙印と共に新聞の信頼度の指標の一つになるもので、各社相当神経を使って計算してるようだ。
    具体的には、新聞紙上の各予想家の印を点数化する。例えば◎を5点、○を3点、▲を2点、△を1点等として、その総合得点を仮支持率として換算して、その後、コンピュータのデータベースを加味して予想オッズを決定しているらしい。(参考文献:&amazon(4309492606);)
    それ故にこの計算法を逆手に取って勝馬を予想しようと言う手法も存在する。(例:&amazon(4921132275);の「アプルーバル」、&amazon(4861130883);の「支持率2段階分析法」等)
    なお、一般的に単勝で50倍以上つくと予想される馬は算出されない。その場合、主に☆で代用する。同様に、枠連、馬連等もあまりに穴サイド(例えば1,000倍以上)の場合は数字は記載されない。
    また、複勝・ワイドのような低配当馬券に関しては予想オッズは存在しない。

連対(れんたい)

  • レースで2着までに入ること

ワイド馬券(わいどばけん)

  • 1〜3着馬のうち2頭の馬番号の組み合わせを当てる馬券。1着馬と3着馬の組み合わせでも的中になる。
    「拡大馬連」とも言われる。

枠番号(わくばんごう)

  • 正式名称「8枠制枠番連勝番号」。出走馬を1〜8枠の番号に区切る。8頭立てまでは1つの枠に1頭づつ入るが、9頭以上の場合は8枠から順に同枠に複数の馬が入る。

枠連(わくれん)

  • 1、2着馬の枠番号の組み合わせを当てる馬券。同枠に2頭以上の馬が入っている場合、どちらがきても的中になる。
    JRAでは'90年代に馬連が登場するまで、長い間唯一の高配当馬券で、複式連勝馬券だった。(もっとも大昔には枠単や重勝式馬券も存在していたらしいが。)


*1 勘違いされていますが、実はハートピアと言う会社は存在しません。ハートピアは株式会社アークの一事業部です。