Makky の日記
ここは、Chiro さんのページです。
- いきなり謎ページの出現、ビックリです。時間が取れないので後で。ただし私自身バリュー投資を標榜したことはありませんので視点が異なるであろうことが予測されますとだけ予告しておきます。 -- Chiro?
- Chiro 御大、ありがとうございました。次は、価値と価格について、ご高説を伺いたいと思います。 -- Makky?
投資と投機
何のために?
まず最初の疑問は誰が何のためにこんな二つの分類を考え出したんでしょうね?誰か知ってたら教えていただきたいんですけど。英語力がないんで分かりませんが、investmentとspeculationだったら前者の方が高尚な語感なんでしょうか?だとすればグレアム師匠は、俺っちのやってることは高尚なんだぜ〜へへ〜みんな真似していいぜって言いたかったのかしらん?
いずれにしても何の目的でどう分類したいのか、そこが決まらないと考えようもないと思われます。誰か読んでいたら是非思うところをっ
- こんばんは、Chiro さん。さっそく執筆活動に入っていただきありがとうございます。ちょっと、午前様なので、詳しくは今日の午後以降にしたいと思いますが、英語の意味について少しだけコメントさせていただきたいと思います。 -- Makky?
- ちょっと、このコメント欄では、少々スペースが少ないので、項目を設けさせていただきますね。 -- Makky?
- ちなみに、私はこの分類について言葉遊びだとは思っていないです。言葉の意味というのは重要ですから。言霊が宿るとか、あやしげな意味じゃないですよ(笑) -- Makky?
- これから、ちょっと夜遊びに行くことになりました(笑) 遊んでばかりですね。コメントはもう少しお待ちを。 -- Makky?
- 目的は、抽象的に言えば、自分が何をやっているのかを正しく理解すること。「ゲド戦記」の魔法使いのように、真の名前を知って、得体の知れないマーケットという魔物を御し、自らを守るためです(やっぱり、ちょっと怪しい)。もう少し具体的に言うと、まず第1に、銀行に金を預けることとの違いを明らかにすること。第2に、確実なものと、不確実なものとを区分することが、投資と投機を分類して定義することの意義なのだと思います。 -- Makky?
- ゲド戦記、内容を知りません…The Lord of the Rings ならなんとか内容わかります。原作を友人に貸して以来戻ってきてないんで忘却の彼方ですが。(そういう話ではない) -- Chiro?
- 一つ、かなり疑問なのは、一体、確実なものと不確実なものを分離できるんでしょうかね?確実に儲かる手法なんて世の中に存在しないと思いますけど。 -- Chiro?
- あ、こっちにおいでですか。私は、ちょっとあやしげな物が好きなんですよ。オカルトとかもね。だから、本来は、投資には向いていないのかもしれないです。いや、本当に。 -- Makky?
- バリューだって日本なら今までかなり一貫して儲かり続けたかもわかりませんが、米国市場では割高株の強い時期と割安株の強い時期が交互に出現するわけで。日本でも1997年〜2000年くらいに一時的にバリュー指標が死んだ時期がありますしね。 -- Chiro?
- おぅ。更新の衝突を久しぶりに見た…Makky様こんばんは。 -- Chiro?
- 実際に分離できるかどうかは別だと思うんですよね。実際には無理でしょう。ただ、確実に儲かる手法はあると思いますよ。 -- Makky?
- こんばんは、Chiro さん。チャットした方が早いかもしれませんが・・・(笑) -- Makky?
- >日本でも1997年〜2000年くらいに・・・なるほど、なるほど。その当時の情況について、説明などしていただけると何にでも変身するかも。 -- Makky?
- いや、そのころ私、投資に興味なかったんであまり良く知らないです。状況といわれても…ただ、Barraモデルなんかで value と factor return の plot を見たことがあるだけです。 -- Chiro?
- PER 10倍以下の銘柄群とか、PBR 1倍以下の銘柄群とかのリターンを調べたものでしょうかね?それだけでは何とも言えないものがあるのですが、「毎年勝つこと」=「確実」でもないだろうと思うのです。 -- Makky?
- ちょっと、シャワー浴びて来るので、しばらくの間失礼しますね。 -- Makky?
- うーん…なんか別所でもせかされてますな(笑) しかしなあ…なんのために二つを分類するのかが結局良くわからない…ま、明日にでも思うところを思い切って書きましょう。Makky師匠の気にいる内容じゃないかもしれませんが。 -- Chiro?
- Barraモデルなんで PER10倍以下とか簡単には書けませんが、似たようなニュアンスで考えていただいて OK かと思います。それよりMakky師匠の「確実」の定義が知りたいですな。それがわかれば何か進展するかも。 -- Chiro?
- あ、あともう一つお尋ねしたいことが。「出資」に関してです。 -- Chiro?
- 株を買うことは会社を所有することと等しいのは疑問の余地がありませんが、それは会社に出資していることにはならないと私は理解しています。 -- Chiro?
- 起業の時に買ったか、IPOの時に買ったのでもない限り、購入に使った資金は会社の元へは行きませんから。極端な話、株式市場で購入した場合は、道端に落ちていた株券を拾って自分のものとした場合と同様の意味しかないはずですよね? -- Chiro?
- そこらへんMakky師匠はどう考えておられるのか?株を買う=会社に出資する、と考えていらっしゃいますかね? -- Chiro?
- Chiro 御大に「師匠」と呼ばれると気恥ずかしい限りですが、何とか、ご要望に添えるようにしたいと思います。 -- Makky?
- 「確実」とは何ぞやという、難しい命題で、これという解答らしきものを出すのはためらわれるものがあるので、「確実」な例を挙げることにしましょう。 -- Makky?
- おっと、ここで、相手しろ攻撃が・・・(^^;) -- Makky?
- 大きな安全域を持った取引を長年続けていれば、確実に満足なリターンを得ることができる。 -- Makky?
- ↑まぁ、答えを先取りしたような、例の挙げ方ですけどね(^^;) -- Makky?
- あと、出資についてですが、これも難しい問題ですね。厳密な意味では、Chiro 御大の仰るとおりだと思いますが、株式譲渡の自由がなければ、出資者も減るわけで、株を買う人は出資者を支えているという意味で、出資に準じて考えることもできると思います(資本充実の原則に資するという観点からは)。 -- Makky?
- もしや、設立時の出資以外は、投資ではないというお考えをお持ちですか?私も、似たようなことを考えたりもします。 -- Makky?
- 相手しろ命令が出たので、今晩は、この辺で・・・(笑) -- Makky?
- こんにちは。初めまして。横から失礼します。予測に基づき、資金引き揚げの時期や期待収益(目標価額)を設定して参加するのがSpeculation。 -- Beau Japon?
- それ以外の方法、例えば、期待値などといったことを無視し、あくまでも「株主」であり続けることを前提として参加するのがInvestmentと理解してます。 -- Beau Japon?
- ただ、Benjaminは、手法(ルール)を確立して参加することがInvestmentで、それ以外は、全てSpeculationという見解のようですね。その見解によると、私のような愚か者までもがInvestorに。。。 -- Beau Japon?
- 初めまして、Beau Japon さん。ですが、私は、よくお名前をお見かけしますよ。例の場所で(笑) -- Makky?
- その手法の中身如何なわけですよね。もちろん、そんな返事は予想の上でいらっしゃるでしょうけれども。どんな手法を打ち立ててみても、大した違いはないというつっこみが入りそうですね。 -- Makky?
- おばんです。ご存知の通り、例の神聖なる場所でも愚かさ炸裂している者です。 -- Beau Japon?
- どんな手法を打ち立ててみても、大した違いはない←私の見解は、手法なんてものは、所詮、相場に参加する際の精神安定剤でしかないものと理解してます。 -- Beau Japopn?
- 私のような愚か系は、一つの手法を信じ続ける勇気がないのかもしれません。そんなこんなで、最近は新・証券分析を借りて。。。今更?図書館では23人待ちでしたから -- Beau Japon?
- 板汚してゴメンなさい。2つ前の名前入力ミス&1つ前の新・証券分析→新・賢明なる投資家 です。 -- Beau Japon?
- >手法なんてものは、所詮、相場に参加する際の精神安定剤でしかない・・・それ、めちゃくちゃ、私と近いです。グレアムだって、自らの手法を「ないよりは多少はまし」と形容しているぐらいですから。 -- Makky?
- そうなんですよ。ただ、多くの市場参加者は、自分を理解することなく手法(精神安定剤)のみを求めるからトラブルが生じるのだと思います。 -- Beau Japon?
Bookshelf で調べたInvestment とSpeculation の意味 by Makky
Investment
動詞のinvest の方を調べてみると、次のような意味が載っていました。
- 金などを投資する、使う、支出する。
- 時間、精力などを使う、注ぐ。
- 付与する、与える、帯びさせる。
- 性質・特徴などが備わる、付随する。
- 原型をinvestment で包む(Makky には意味不明です)
- おおう、着せる、包む、くるむ。
- 場所を包囲する。
服や自動車を買ったりする行為にも、invest という言葉は使われるので、investment の対象は、株の取引等に限られないようです。
語源は中ラテン語にあるそうで、それは、「中に」+「着る」という意味なんだそうです。ルーツは古く、古代ローマ帝国の時代に遡ることになります。
おそらく、比較的大金をかけて、わが物にする、所有するぐらいの意味ではないかと思われますね。
- アルクの語源辞書だと in は動詞化の接辞となっておりますな。まぁどっちでもたいして変わらんか。 -- Chiro?
Speculation
動詞のspeculate の方を調べてみると、次のような意味が載っていました。
- 沈思(熟考)する、思索する。
- 推測(憶測)する。
- 株、土地などに投機する、山をはる、思わく買い(売り)をする。
こちらはラテン語(中ラテン語との違いはどこにあるのかしらん?)に語源があるそうです。それは、「じっくり見る」というもので、それが転じて、熟考するという意味になったようです。
少なくとも、株の取引等においては、若干、不確実なものが、speculation の対象になっていると思われますね。株価を予測して株式を購入する行為は、まさにspeculation の意味するところにぴったりあてはまるのではないでしょうか。
というか、株や不動産に手を出すこと自体、speculate の対象になっているように、私にはとれます。私がいろいろなところで、株を買うことは全て投機ではないかとの疑念が捨てられないと言っているのは、このことが理由になります。
区別 †
結局、まだ良くわかりませんが、Makky氏が投資に「なるべく低リスクでかつ高いリターン」を要求していることくらいは確定しているんでしょうか。だとするとリスクの高低、リターンの高低で、投資・投機行為を4つに分類することは意味がありそうですね。
この分類の中で低リスク、高リターンのもののみが投資である。あるいは将来のリターンが読めない(私のような)凡人にとっては少なくとも低リスク高リターンを目指す姿勢そのものが投資行為だ。とでも投資(投資行為)を定義してしまってよろしいでしょうか?
確かに言えるのは「過去」値動き変動リスクの高い(=high volatility)な株式はインデックスに比べて低リターンだということ、です。逆に値動き変動の意味で低リスクな株は高リターンになります。(ただしいずれも同程度の規模の株式を比較した場合の話)CAPM的には変な話なんですけどね。なので、過去の延長が未来にも続くと考えればなるべく値動き変動リスクの低い株を買っておけば私のような凡人でも投資行為に近づくことが出来るんでしょうかね。ついでに言えば、バリュー株は後者の分類に入ることが多いですからバリュー株を買うことでも投資行為に近づけると考えても良いかもしれないですね。
ただ一つ、致命的に問題なのは、バリュー投資は、投資に近づくための unique な解法ではないかもしれない、ということですね。現実問題、前提条件をうまく設定しさえすれば値動きの情報のみから active return が取り出せます。(そういう方法を私自身が少なくとも複数知っています)論文なんかにしておおっぴらにする性質のものじゃないですが、その方法で高リターン/リスク群と低リターン/リスク群に株を分類し、二つのポートフォリオを t検定すると(本当にきれいに)有意であることが証明できます。
Barraなんかもローゼンバーグ的な今のモデルの次世代型として計量経済的な視点を入れたハイブリッドモデルの開発をしていますし、うまく行くかどうかわかりませんが将来的に例えば「こういうマクロ指標の投資環境の場合、通常と違い、割高株が高リターンとなる」などということが予測できるようになるかもしれないですね。
なので今のところ出てきた話をどうまとめても 投資・投機行為全般 ⊇ 投資 ⊇ バリュー投資 というところまでにしかならないように思います。つまり投資というのは4つの分類の中の低リスク高リターンを目指そうと努力することが前提で、それさえ満たしていればどんな手法であれ投資なんじゃないかと。
ただ、冷静に考えて、誰も高リスク低リターンなんかそもそも目指すはずがない。つまり目標としては全員が目指すはずの当たり前のところが投資なんであって、じゃあ市場参加者全員が皆、投資をしているのか?という疑問も出てきますよね。単に他の市場参加者より若干賢明な人が(相対的に人より)投資に近いところにいて、賢明でない人が(相対的に人より)投機に近いところにいる、ということか?(ま、それはそれで割り切った考え方ではありますね。この場合、下手くそな自称バリュー投資家は投機家に分類されるんでしょう)
ということで今のところの暫定的な結論として、Makky師匠の考える分類だと、バリュー投資は確かに投資に分類可能かもしれませんが、他の行為を投機に分類することは難しい、ということになるのではないかと思われます。投機に分類するためには真剣にその手法自体を研究して確かに高リスク低リターンであることを証明するしかないでしょうが、敵(Makky師匠の考える投機手法)は数限りなくおりますし、中には本当に低リスク高リターンのものも存在しますからね。
私としてはこんな面倒のおこる分類の仕方よりは、企業に実際に資金が移動するIPOなんかで株を買う行為が投資、残りが投機、とか、CAPM的な ETF 買って得られる分が投資、残りは全て投機(山崎氏の分類)、とかいう分類が好みだなあ。
- >つまり投資というのは4つの分類の中の低リスク高リターンを目指そうと努力することが前提で、それさえ満たしていればどんな手法であれ投資なんじゃないかと。・・・はい、全くその通りだと思いますよ。私自身、バリュー投資だけが投資だとは思っていません。バリュー投資という言葉をなるべく使わないようにしている(最近、乱発していますが)のも、そういうところからです。 -- Makky?
- そもそも、バリュー投資って何なんでしょうね。 -- Makky?
- 早く図を貼っていただきたいのですけれどもん・・・わくわく(笑) -- Makky?
- たいした図じゃありません。よくいろんな本で見かける図です。 -- Chiro?
- Chiro 教授に質問です。山崎氏の考え方は、効率的市場仮説に依拠するものなのでしょうか? -- Makky?
- >他の行為を投機に分類することは難しい、ということになるのではないかと思われます。・・・別に分類しなくていいですよ。実際に分類できるかどうかと、定義とは別だと思うんですけどね。 -- Makky?
- >企業に実際に資金が移動するIPOなんかで株を買う行為が投資・・・別に、企業にお金が入らなくても、当初の出資者やIPOで買った人の地位を、株式を買う人は承継するわけで、あまり区別する意味がないように思うんですよね。 -- Makky?
- >CAPM的な ETF 買って得られる分が投資、残りは全て投機(山崎氏の分類)・・・まぁ、単純明快だとは思うのですが、これだと、投資が持つ本来の語感からはかけ離れますよね。これについては、どういう風にお考えなのでしょうか? -- Makky?
- 山崎氏の定義について:効率的とかは無関係なのでは?単に市場に流れこむトータルのリスクマネーの増加分を期待する行為だけが投資だと言っているだけですから。 -- Chiro?
- 私はそんなに本来の意味から離れていないと思いますけどね。会社を所有して価値を上げて後から引きつけるリスクマネーの増分が収益ってそんなに変かな?まぁ会社が時価総額加重平均されてるのでイメージしづらいかもしれないですが。 -- Chiro?
- >山崎氏の定義について:効率的とかは無関係なのでは?・・・そうなんですか。私には、両者の区別がつきづらかったので。もうちょっと、山崎氏のコメントを読み込んでみようと思います。 -- Makky?
- >会社を所有して価値を上げて後から引きつけるリスクマネーの増分が収益ってそんなに変かな?・・・普通の人は、その説明を読んで、すぐに理解できるかなぁ・・・。 -- Makky?