文献データベース


青年における意味ある他者の研究 : とくに, 異性の友人(恋人)の意味を中心として

  • 著者名 : 安達,喜美子
  • 雑誌名 : 青年心理学研究(ISSN 09153349)
  • 出版事項 : 巻号 (6) / ページ 19-28 / 出版年 19941225

現代若者のコミュニケーションスタイルに関する考察 : メディアツール・コミュニケーションと友達/恋人関係の現在

  • 著者名 : 紅林,伸幸; 井上,剛男; 小出,淳子[他]
  • 雑誌名 : 滋賀大学教育学部紀要. II, 人文科学・社会科学(ISSN 13429264)
  • 出版事項 : 巻号 48 / ページ 107-121 / 出版年 19980000

恋愛関係における統制感について

  • 著者名 : 今野,裕之
  • 雑誌名 : 筑波大学心理学研究(ISSN 09158952)
  • 出版事項 : 巻号 21 / ページ 149-154 / 出版年 19990300

女子大学生の恋愛対象年齢と性格との関連について

  • 著者名 : 小森,愛子; 西野,泰広; 山岡,淳; 松田,浩平
  • 雑誌名 : 日本性格心理学会大会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (8) / ページ 98-99 / 出版年 20000300

日韓の帰属過程の比較文化心理学的研究 : 大学生の入試・恋愛・就職の成功・失敗について

  • 著者名 : 齋藤,勇; 遠藤,みゆき
  • 雑誌名 : 日本性格心理学会大会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (8) / ページ 72-73 / 出版年 20000300

大学生の現実的課題の成功・失敗の帰属傾向 : 大学入試・恋愛・就職の原因帰属

  • 著者名 : 齊藤,勇; 遠藤,みゆき; 荻野,七重
  • 雑誌名 : 立正大学文学部研究紀要(ISSN 09114378)
  • 出版事項 : 巻号 16 / ページ 22_a-1_a / 出版年 20000325

歌謡曲のキーシンボルに見るタイ人の恋愛観及び男女関係における意識 -その伝統と変化の一考察-

  • 著者名 : 宮本, マラシー
  • 雑誌名 : 大阪外国語大学論集(ISSN 09166637)
  • 出版事項 : 巻号 22 / ページ 55-85 / 出版年 20000331

青年期の恋愛関係における不安についての事例 : 関係の親密化に伴う不安体験の質的変化と、自己認識の動揺に焦点を当てて (4-2「自己認識と他者」)

  • 著者名 : 冨重,健一
  • 雑誌名 : 日本青年心理学会大会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (8) / ページ 46-47 / 出版年 20000923
  • 著者キーワード : 青年期 / 恋愛 / 自我同一性 / アイデンティティのための恋愛

青年の自己愛傾向と異性関係 : 異性に対する態度,恋愛関係,恋愛経験に着目し て

  • 著者名 : 小塩, 真司
  • 雑誌名 : 名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要. 心理発達科学(ISSN 13461729)
  • 出版事項 : 巻号 47 / ページ 103-116 / 出版年 20001200
  • 著者キーワード : narcissism / attitude to the opposite sex / heterosexual relationship / past disappoints in love / adolescence

青年期のアイデンティティと恋愛

  • 著者名 : 大野,久; 三好(森本),昭子; 内島,香絵; 若原,まどか
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (43) / ページ 58 / 出版年 20010720

恋愛の性差

  • 著者名 : 飯塚,久哲
  • 雑誌名 : 日本行動計量学会大会発表論文抄録集
  • 出版事項 : 巻号 (29) / ページ 158-159 / 出版年 20010800

著者名 : 中村,雅彦; 藤本,真未 論文名 : 恋人との別れが恋愛観とその後の恋愛行動に及ぼす影響 雑誌名 : 愛媛大学教育学部紀要. 第I部, 教育科学(ISSN 03898539) 出版事項 : 巻号 48(1) / ページ 19-34 / 出版年 20010900

青年期における恋愛関係崩壊後の心理的反応とその有効性について

  • 著者名 :宮下、敏恵; 斉藤、淳子
  • 雑誌名 : 上越教育大学研究紀要(ISSN 09158162)
  • 出版事項 : 巻号 22(1) / ページ 231-245 / 出版年 20020000

恋愛における告白の状況と個人差(シャイネス・社会的スキル)に関する研究

  • 著者名 : 栗林,克匡
  • 雑誌名 : 北星学園大学社会福祉学部北星論集(ISSN 13426958)
  • 出版事項 : 巻号 39 / ページ 11-19 / 出版年 20020300

出会い系サイトの流行と現代の恋愛・結婚事情

  • 著者名 : 井上 善友
  • 雑誌名 : 情報通信学会年報(ISSN 02898713)
  • 出版事項 : 巻号 2001 / ページ 35-50 / 出版年 20020325

若者の対人環境管理に関する社会心理学的研究(3) : 恋愛観におよぼす対異性-有能性と対異性-不安の影響

  • 著者名 : 諸井,克英
  • 雑誌名 : 総合文化研究所紀要(ISSN 09100105)
  • 出版事項 : 巻号 19 / ページ 77-92 / 出版年 20020331

恋愛感情と性格特性 : 中学生・高校生・大学生の比較検討から

  • 著者名 : 大前,泰彦
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (44) / ページ 236 / 出版年 20020809
  • 著者キーワード : 対人魅力 / 恋愛感情 / 性格特性

父娘関係と女性の恋愛・性への態度との関連

  • 著者名 : 春日,由美
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (44) / ページ 10 / 出版年 20020809

恋愛相互作用がカップルの関係関与性に及ぼす影響 : 投資モデルの再検討

  • 著者名 : 中村,雅彦; 中田,文
  • 雑誌名 : 愛媛大学教育学部紀要. 第I部, 教育科学(ISSN 03898539)
  • 出版事項 : 巻号 49(1) / ページ 103-117 / 出版年 20020920

日本人大学生の恋愛関係における暴力経験, いじめ・いじめられ経験,家庭内での暴力経験

  • 著者名 : 杉原, 洋子; 桂田, 恵美子; 柴田, 佐世; 照井, のり子
  • 雑誌名 : 秋田大学教育文化学部教育実践研究紀要(ISSN 13449214)
  • 出版事項 : 巻号 25 / ページ 83-87 / 出版年 20030300

恋愛・友人関係観の性差に関する研究

  • 著者名 : 水野,邦夫
  • 雑誌名 : 聖泉論叢(ISSN 13434365)
  • 出版事項 : 巻号 10 / ページ 81-92 / 出版年 20030308

雇用、恋愛システムの変容と男性のゆくえ(課題研究II 業績主義と男らしさのゆらぎ : マスキュリニティ研究の最前線)

  • 著者名 : 山田,昌弘
  • 雑誌名 : 日本教育社会学会大会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (55) / ページ 360-361 / 出版年 20030920

キャンパスライフの研究 : サークル、恋愛、アルバイトを中心に(II-2 学生文化)

  • 著者名 : 大島,真夫; 浜島,幸司; 岩田,弘三; 武内,清
  • 雑誌名 : 日本教育社会学会大会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (55) / ページ 102-107 / 出版年 20030920

戦前期の『主婦の友』にみる「愛」と<国家社会> : 日本型近代家族における「恋愛」「愛」の固有性とその変容

著者名 : 大塚,明子 雑誌名 : 人間科学研究(ISSN 03882152) 出版事項 : 巻号 25 / ページ 33-41 / 出版年 20031200

恋愛関係が青年に及ぼす影響についての探索的研究 :対人関係観に着目して

  • 著者名 : 多川,則子
  • 雑誌名 : 名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要. 心理発達科学(ISSN 13461729)
  • 出版事項 : 巻号 50 / ページ 251-267 / 出版年 200312

SCTによる女子学生の意識の分析 : 家族関係,恋愛,結婚,男性・女性観

  • 著者名 : 武内,信子
  • 雑誌名 : ノートルダム清心女子大学紀要. 生活経営学・児童学・食品・栄養学編(ISSN 03861236)
  • 出版事項 : 巻号 10(1) / ページ 1-10 / 出版年 19860000

恋愛市場のコンピュータ・シミュレーション

  • 著者名 : 高木英至
  • 雑誌名 : 埼玉大学紀要
  • 出版事項 : 巻号 28 / ページ 55-74 / 出版年 1992

大学生および専門学校生の恋愛観 : SCTに表現された恋愛観の分析

  • 著者名 : 佐方,哲彦
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (35) / ページ 321 / 出版年 19930820

アイデンティティのための恋愛に関する質的データからの接近

  • 著者名 : 大野,久
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (35) / ページ 208 / 出版年 19930820

大学生の恋愛とセルフ・モニタリング能力の関連性

  • 著者名 : 水野,邦夫; 橋本,宰
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (35) / ページ 135 / 出版年 19930820

大学生の性に対する態度 : 性行動と恋愛について

  • 著者名 : 和田, 実
  • 雑誌名 : 東京学芸大学紀要. 第1部門, 教育科学(ISSN 03878910)
  • 出版事項 : 巻号 45 / ページ 155-165 / 出版年 19940300

「恋愛」観の多様性について : 桃山学院大生へのアンケート調査から (学院創立110周年記念号)

  • 著者名 : 木下,栄ニ
  • 雑誌名 : 桃山学院大学社会学論集(ISSN 02876647)
  • 出版事項 : 巻号 28(1) / ページ 63-86 / 出版年 19940700

ニューミュージックに見る恋愛風景

  • 著者名 : 久保,正敏
  • 雑誌名 : 情報処理学会研究報告. 人文科学とコンピュータ研究会報告(ISSN 09196072)
  • 出版事項 : 巻号 95(14) / ページ 49-57 / 出版年 19950127

中学生の恋愛意識 (3)

  • 著者名 : 鈴木,信子; 松井,豊; 井上,果子; 宮武,朗子
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (37) / ページ 467 / 出版年 19950831

中学生の恋愛意識 (2)

  • 著者名 : 宮武,朗子; 鈴木,信子; 松井,豊; 井上,果子
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (37) / ページ 466 / 出版年 19950831

中学生の恋愛意識 (1)

  • 著者名 : 松井,豊; 井上,果子; 宮武,朗子; 鈴木,信子
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (37) / ページ 465 / 出版年 19950831

女子学生の恋愛意識と被服行動との関係 : Lee の恋愛類型論に基づく検討(B. 生活科学)

  • 著者名 : 泉,加代子
  • 雑誌名 : 京都府立大学学術報告. 理学・生活科学(ISSN 0075739X)
  • 出版事項 : 巻号 46 / ページ 29-35 / 出版年 19951130

青年における恋愛観と親子関係

  • 著者名 : 宮下、一博; 村山、真澄
  • 雑誌名 : 千葉大学教育学部研究紀要. I, 教育科学編(ISSN 13427407)
  • 出版事項 : 巻号 44 / ページ 13-17 / 出版年 19960229

漫画におけるジェンダーについての考察 : 少女漫画の恋愛至上主義

  • 著者名 : 雲野、加代子
  • 雑誌名 : 大阪明浄女子短期大学紀要(ISSN 09138366)
  • 出版事項 : 巻号 10 / ページ 187-196 / 出版年 19960310

青年期の恋愛 : 青年期の恋愛がめざすものを中心として

  • 著者名 : 返田,健
  • 雑誌名 : 日本青年心理学会大会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (4) / ページ 19-20 / 出版年 19961005

青年の異性関係(恋愛)と心の成長

  • 著者名 : 宮下,一博
  • 雑誌名 : 日本青年心理学会大会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (4) / ページ 17-18 / 出版年 19961005

中学生の恋愛意識と行動

  • 著者名 : 宮武,朗子; 鈴木,信子; 松井,豊; 井上,果子
  • 雑誌名 : 横浜国立大学教育紀要(ISSN 05135656)
  • 出版事項 : 巻号 36 / ページ 173-196 / 出版年 19961000

恋愛研究に関する社会心理研究者からのお願い

  • 著者名 : 松井,豊
  • 雑誌名 : 日本青年心理学会大会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (4) / ページ 15-16 / 出版年 19961005

中学生の恋愛意識(5)

  • 著者名 : 鈴木,信子; 松井,豊; 井上,果子; 宮武,朗子
  • 雑誌名 : 日本教育心理学会総会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 39() / ページ 143 / 出版年 19970924

青年期の恋愛

  • 著者名 : 五味,義夫
  • 雑誌名 : 青年心理学研究(ISSN 09153349)
  • 出版事項 : 巻号 (9) / ページ 72-75 / 出版年 19971224

現代的恋愛の諸相 : 雑誌の言説における社会的物語

  • 著者名 : 谷本奈穂
  • 雑誌名 : 社会学評論(ISSN 00215414)
  • 出版事項 : 巻号 49(2) / ページ 286-301 / 出版年 19980000

女性誌にみる高度経済成長期以降 恋愛とライフスタイル

  • 著者名 :正保正惠
  • 雑誌名 : 日本教育社会学会大会発表論文集
  • 出版事項 : 巻号 (50) / ページ 67-68 / 出版年 19981030

論文名:恋愛至上主義のアクセプタビリティへの一考察 : 大正期における恋愛結婚説とその変容

  • 著者名:ノッター,デビット
  • 雑誌名:ソシオロジ(ISSN 05841380)
  • 出版事項:巻号 45(3) / ページ 53-68,151 / 出版年 20010000

恋愛の心理-データは恋愛をどこまで解明したか- 現代のエスプリ 368

  • 編集者:松井豊
  • 出版社:至文堂
  • 出版年:1998年
  • 価格:\1190+税

「恋愛の発達」、「恋愛の進展」、「恋愛中の感情や態度」、「恋愛をめぐる諸理論」というおおきな部の中で、異性への関心、異性交際の始まり、親密化過程、コミュニケーションスキル、性差、愛の崩壊、嫉妬感情、排他性、恋愛に対する態度、交換理論から見た恋愛、アタッチメント理論から見た恋愛、マスメディアにおける恋愛の扱い、恋愛中の精神的健康といったトピックについての研究が紹介されています。

The Handbook of Sexuality in Close Relationships

  • John H. Harvey (著)
  • Amy Wenzel (著)
  • Susan Sprecher (著)
  • Publisher Lawrence Erlbaum Assoc Inc
  • Publish Date April 2004
  • Price $125.00

...Review Obviously, sexuality is a central aspect of close romantic relationships, yet according to Harvey (U. of Iowa), Wenzel (U. of North Dakota), and Sprecher (Illinois State U.), there has been little work attempting to comprehensively examine the intersection of research on interrelated aspects of close relationships and sexuality. They present 25 contributions in an effort to fill the lacuna, organized into sections exploring the role of sexuality in the formation and maintenance of close relationships, the "dark side" of sex (jealousy, unrequited lust, etc.), sexuality in special types of couples and contexts, and applications and clinical aspects. Annotation ?2004 Book News, Inc., Portland, OR (booknews.com)

愛一語の辞典

  • 著者:柳父 章
  • 出版社: 三省堂
  • 出版年月:2001年4月
  • ISBN:4385422036

愛という概念の歴史的な変遷を詳細に述べています。愛という言葉は,どのような意味で用いられているのか,日本に輸入される際にどのような意味のずれが生じたのか,等を分かりやすく書いてあります。

Close Relationships (Key Readings in Social Psychology)

  • 作者:Harry T. Reis
  • 作者:Caryl E. Rusbalt
  • 出版社:Taylor & Francis
  • 価格:¥ 4,380
  • 発売日:12/2003
  • ISBN:0863775969

...Each chapter in this reader is written by leading scholars in the area of relationships. Together, they reflect the diversity of the field and include both contemporary and key historical papers to give comprehensive coverage of social psychological research into the processes that govern the many relationships that are so central to our lives....(Amazon.co.jp の Book Description より転載)

恋愛学がわかる。 アエラムック (51)

  • 出版社:朝日新聞社
  • ISBN: 4022741015
  • 出版年月:1999年7月

アエラムックのシリーズです。 買ったときはじっくり読んでいなかったんですが,今見ると恋愛系の研究で著名な人が何人も書いています。松井先生の他,赤川学,小谷野敦,山田昌弘など。 各学問分野で恋愛がどのように扱われているかをざっと知ることができそうです。 恋愛関係の本の紹介もあります。今度もう一度読み直してみようと思いました。

セクシュアリティの歴史社会学

  • 著者:赤川学
  • 出版社: 勁草書房
  • ISBN:4326601264
  • 出版年月:1999年4月

未読なので,詳しくはわかりませんが,「近代日本におけるセクシャリティ言説の形成と変容」というテーマについて,とりわけ「オナニー」に関する言説から掘り下げているようです。 セクシャリティ研究において,さまざまなところで引用されています。かなり分厚い本で,読むのは大変そうです。

結婚とパートナー関係-問い直される夫婦(シリーズ家族はいま(1))

  • 編者:善積 京子
  • 出版社: ミネルヴァ書房
  • ISBN: 4623031233
  • 出版年月:2000年6月

家族社会学の論考集です。少し専門的ですが,最近の家族社会学の研究を押さえておくにはいいと思います。恋愛ではなく,結婚が主なテーマですが,恋愛についても扱われています。---wayo

家族と結婚の歴史

  • 著者:関口裕子, 長島淳子, 浅野富美枝, 服藤早苗,早川紀代
  • 出版社: 森話社
  • ISBN: 4916087186
  • 出版年月:2000年11月

古代から現代までの結婚や家族の状況を概説しています。近世以前の性や恋愛の事情については,全く知らなかったので,勉強になりました。歴史的にみることで,現代の特徴が浮かび上がってきます。---wayo

もてない男-恋愛論を超えて(ちくま新書)

  • 著者:小谷野 敦(こやの あつし)
  • 出版社: 筑摩書房
  • ISBN: 4480057862
  • 出版年月:1999年1月

恋愛の超克

  • 著者:小谷野 敦(こやの あつし)
  • 出版社: 角川書店
  • ISBN: 4048836439
  • 出版年月:2000年12月

現代社会は恋愛至上主義であり,恋愛は誰にでもできるという考え方が広まっているということを,さまざまな言説(特に文学的な言説)の分析から明らかにしている。 この人の守備範囲は広く,さまざまな分野をレビューしています。---wayo

「非婚」のすすめ(講談社現代新書)

  • 著者:森永 卓郎
  • 出版社:講談社
  • 出版年月:1997年1月
  • ISBN:4061493388

最近だと『年収300万円時代を生き抜く経済学』で有名なエコノミストの森永卓郎です。 ニュースステーションにもでていますね。 経済学者が書いた本なんて,と思いつつ読んだら意外に面白いです。 今の日本が「恋愛至上主義」社会であり,「生涯恋愛社会」であることを的確にとらえています。 小谷野敦よりも先に「もはや恋愛至上主義は,ほとんど宗教と化しているといったら言い過ぎであろうか」ということを述べているのは注目に値します。 『年収300万円・・・』もそうですが,なかなか目のつけ所がいい人のようです。 また,社会学の知見もある程度押さえているようなので,初学者が読むにはいいと思います。

翻訳語成立事情(岩波新書 黄版 189)

  • 著者:柳父 章(やなぶ あきら)
  • 出版社:岩波書店
  • 出版年:1982年1月
  • ISBN:4004201896

一見,恋愛幻想とは関係なさそうですが,重要な文献です。 この本は,翻訳語がつくられた背景を,資料分析から明らかにしているものです。 注目すべきは「恋愛」概念の成立に関しての章です。 明治期にloveの訳語として「恋愛」という語が創られた訳ですが,その際に既存の語を当てはまるのではなく,新たな翻訳語を導入しています。その理由として,それまでに日本にあった「恋」や「色」の概念が,loveの概念と異なっていたことを明らかにしています。

恋愛と性愛(シリーズ比較家族第2期)

  • 編著者:服藤早苗,吉野晃,山田昌弘
  • 出版社:早稲田大学出版部
  • 出版年月:2002年11月
  • ISBN4657029231

家族社会学のシリーズ本の1つです。社会学の立場から,恋愛について論じています。 どの章もおもしろく,非常に勉強になります。

オススメなのは,以下の章です。

  • 「フランスの恋愛思想-階層関係の歴史と現代の心性」(棚沢直子)
    • フランスの恋愛の歴史について概説してあります。後半には,フランスの結婚事情が概説してあります。私はこのあたりの事情に疎かったので,勉強になりま した(天野くんはよく知っているでしょうが)。
  • 恋愛という文化/性欲という文化(赤川学)
    • 「セクシャリティの歴史社会学」の著者で有名な赤川学が書いています。明治以降の日本における,性や愛の概念の変遷を論説しています。
    • 「性欲/恋愛の二元論」から「親密性パラダイム」への変遷はなるほどと思わせるところがあります。この「親密性パラダイム」は,恋愛幻想の発想と関連が あるので,参考になります。
  • 近代的恋愛の不安定性-恋愛現象の社会学的考察(山田昌弘)
    • パラサイトシングルの山田昌弘です。この人の文章はどれを読んでも同じことを言っているし,語り口も論理展開もほとんど同じで,分かりやすい人です。前置きの部分では社会学の(一派の)方法論の一端を分かりやすく説明してあります。本論では,近代の恋愛が,欲求充足的行動であると同時に,価値追求行動であることを主張しています。
    • 心理学者の目から見るとちょっとどうかなという点もありますが,論理展開があざやかで納得させられます。

目次を載せときます。

  • 第1部 恋愛・性愛の歴史と社会
    • 『源氏物語』における恋愛・性愛
    • フランスの恋愛思想-階層関係の歴史と現代の心性
    • 韓国における性と政治
    • 家庭の「性生活」の創出-『性生活の知恵』をめぐって
    • 「過剰なる性」の誤解-ポリネシア・クック諸島の恋愛・性愛をめぐる小察
  • 第2部 恋愛・性愛のいま
    • 恋愛という文化/性欲という文化
    • 近代的恋愛の不安定性-恋愛現象の社会学的考察
  • 第3部 シンポジウムから
    • 恋愛・性愛研究のいま-前近代日本史研究分野の成果と課題を中心として

日本の童貞(文春新書316)

  • 著者:渋谷知美
  • 出版社:文芸春秋
  • 出版年:2003年5月
  • ISBN:4166603167

社会構築主義の立場から,童貞についての言説分析を行ったもの。修士論文が単著として出版されているのがスゴイ。それはともかく,内容は非常に面白い。 1920年代から現在まで童貞がどのように語られてきたかを,雑誌等の資料分析から明らかにしている。 とりわけ,戦後に生み出された童貞言説の分類は興味深い。具体的には,次のようなものです。

  1. 性風俗での童貞喪失をおとしめる「シロウト童貞」言説
  2. 童貞喪失年齢を規範化する「やらはた」言説
  3. 童貞をマザー・コンプレックス,包茎,インポテンツなどと結びつける病理化言説
  4. 「童貞は見てわかる」とする童貞の可視化言説

恋愛にも同様の言説があるように思います。特に,(2)(3)に関しては,恋愛幻想研究のなかで問題にしているところと重なると思います。つまり,恋人 がいてあたり前の年齢の規範化,恋人がいない人は「何か問題がある」とすること。う〜ん,おもしろい。

また,アマゾンの読者レビューで,恋愛について言及している人がいて,なかなかおもしろいです。---wayo

原理論 シリーズ性を問う 1

  • 著者: 大庭健, 長谷川真理子, 山崎勉, 鐘ケ江晴彦
  • 編者: 山崎カヲル
  • 年度: 1997
  • 出版社: 専修大学出版局
  • ISBN: 4881250914

進化心理系でなじみのある長谷川真理子も書いていますが,お勧めは第 5 章「愛と性の二段階革命−恋愛と結婚の近代」(瀬地山角)です。恋愛と結婚と性の結びつきの変化を歴史的に見たものです。社会学の領域で,恋愛と結婚と性がどのようにとらえられているかが分かり勉強になります。--- wayo

「恋愛学」講義

心理学における恋愛研究で有名なヘンドリックの著書の和訳です。心理学における恋愛研究を概観するにはよい本だと思います。個人的な感想としては,心理 学における恋愛研究がいかにつまらないかがよくわかる本だと思いました。読んでいて眠くなります。---wayo

大都市高校生の性をめぐる意識と行動ーその実態と生活環境・心理的特徴等との関連

  • 出版元:東京都青少年問題調査報告書
  • 作成者:東京都生活文化局婦人青少年部企画課
  • 年月1982年9月

東京都が実施した高校生の性に関する調査です。有効回答1026名,ランダムサンプリングの大規模調査です。 性体験に関する事柄だけでなく,恋人がいる人の割合やその推測,メディアへの接触頻度などなど,我々の研究に関連するものが多く含まれています。非常に 有益な資料だと思います。約20年前の調査で少し古いですが,当時の様子がわかり,参考になります。 ※この資料はおいてあるところが少なく手に入りにくいです。私は持っていますので,必要なら言ってください。--- wayo

「若者の性」白書 第5回 青少年の性行動全国調査報告

  • 編者:日本性教育協会
  • 出版社:小学館
  • 発行年:2001年4月
  • ISBN: 4098370468

こちらは若者の性行動に焦点化した調査です。学校での集団調査なので,郵送調査を行っている他の調査と回答傾向に違いが生じている可能性があります。た だし,5492名の大規模調査なので,資料的価値は非常に高いです。 この調査は,1974年(私が生まれた年)から,5年ごとに行われているようです。この報告書は1999年に行われた第5回調査についてのものです。性 行動をどの程度経験しているのか,性に対するイメージ,異性とのつき合い,性情報源,性教育の経験,性的被害,など性に関する事柄をかなり網羅していま す。 ※この資料は私が持っていますので,もし手に入らない時は言ってください。--- wayo

出生動向基本調査(出産力調査) 国立社会保障・人口問題研究所(厚生省人口問題研究所)

この調査は、1940年から行われています。ただ、独身者調査は、1982年の第8次から導入されており、それ以前には、夫婦調査のみのため「恋人がいる人の割合」が調査項目に含まれていません。 出生率(合計特殊出生率)が低下しはじめた時代背景のなかで、その原因として、晩婚化や、若い世代の結婚や出産に対する意識の変化があると考えたものと思われます。

第12回(2002),および第11回(1997)は以下のURLからDLできます。 http://www.ipss.go.jp/index_japanese/population.html

第10回以前の調査は,Web上のデータベースにはありません。 報告書として出版されていたようです。 同研究所が出版している『人口問題研究 』(http://www1.ipss.go.jp/bunken/index-bj.htm)には,報告論文が記載されていたようです。 バックナンバーがPDF化されて,Web上からDLできます。

第7回以前も上記のWebサイトにあります。ただ,独身者調査がないため,この研究とは直接関係ないとおもいますので,割愛します。もし必要な時は, バックナンバーをあたれば見つかると思います。---wayo

データブック NHK日本人の性行動・性意識

  • 編者:NHK「日本人の性」プロジェクト
  • 出版社:日本放送協会出版会
  • 発行年月:2002年3月
  • ISBN:4140092947

未成年の性行動については,性教育関係でいくつかの調査がありますが,成人に関しては信頼できる調査がない,ということで行われた調査。10代から60 代まで,合計2103名の有効なサンプルの大規模調査の結果。社会学系の文献で引用されているのをみたことがあります。成人の性に関心があれば,非常に 有益な一冊。 ※アマゾン在庫切れですね。これも私が持っていますので,必要なら貸します。---wayo

恋ごころの科学(セレクション社会心理学12)

  • 著者:松井 豊
  • 出版社:サイエンス社
  • 発行年月:1993年8月

松井先生が書いている恋愛研究の概論書。読みやすくて,だいたいの研究の流れがわかるので,良いです。---wayo

児童・生徒の性-東京都幼・小・中・高・心障学級・養護学校の性意識・性行動に関する調査報告 (2002年調査)  

  • 編著者:東京都幼稚園・小・中・高・心障性教育研究会
  • 出版社:学校図書
  • 発行年月:2002年8月

小学生から高校生までに加えて,心障学級,養護学級まで網羅した大規模調査。これも非常に参考になります。我々の関心からすると,特定の異性との交際の 有無(恋人とは限らない)について,中1から高3までの結果が出ているのが興味深いところです。 特定の異性との交際のについての結果一覧は次のような感じです。カッコ内は,その相手が「恋人または結婚したい相手」である人の割合(高校生について は,99年調査の値)です。

  • 男子
    • 中1 8.0(68.0)
    • 中2 12.6(71.0)
    • 中3 9.9(78.4)
    • 高1 17.2(85.3)
    • 高2 20.1(87.7)
    • 高3 25.7(87.3)
  • 女子
    • 中1 9.2(59.3)
    • 中2 13.6(74.7)
    • 中3 17.2(74.1)
    • 高1 23.2(89.9)
    • 高2 29.0(87.7)
    • 高3 34.9(92.5)

高3の値は,社人研の調査(18〜34才の未婚者)と近い値を示していますので,それに至るまでの変化がとらえられていて,参考になります。恋愛の発達 過程に関するデータとして,いろいろ使えそうです。---wayo