Shift, Ctrl, Alt, WindowsといったModifer Keysから指を離しても、 そのことを認識し損なって、押されっぱなしの状態(Stuck)に陥ることがあるそうです (もちろん StickyKey 機能ではなく誤認識されての話)。
通常これらのキーは左右に1個ずつあるので、 両方を押せばStuck状態から抜け出せるそうですが、 Contoured Keyboardの設定によっては、 問題のキーが1個しかないという場合もありえます。
こうした場合、反対側のキーがEmbeddedLayerに用意されているので、 Keypadキーを押して、問題のキーを押せばよいわけです。
当方のところでは非常に高い頻度で Modifer Keyのスタックが起きました。(Mac で使用) キーボードに慣れて入力が速くなるのに従って増えていき、1ヶ月半くらい使用した頃は 1時間に1度くらいスタックしていました。 (あと、1週間に1度くらい、キーボードの接続が切れました。(USBケーブルを接続し直すと復帰する。) ) ModiferKey がスタックしているときは普通の文字キーを押すだけで各種のショートカット操作が実行されるので、 意図しない操作が行われることもあり、キーボードを信用できず、かなり使いづらかったです。 購入した正規代理店のエジクン技研は、非常に悪質なサポートだったので、消費者センターを通して返品しました。 なお、キネシス本社にもメールを送り、数週間後、返品した後でしたが返信が来ました。 「2011年度中くらいにスタックしない新しいキーボードを出したい」とのことでした。 キーボードを頻繁に使用する人向けのキーボードだと思いますが、 これだけ品質が悪い、またはサポートが悪い(特にエジクン技研) とは残念でした。
スタックは、キーボード固有の問題ではなく、その機種全体の問題です。接続されたコンピュータとの相性で頻度が決まります。USBの入出力信号のタイミングが微妙にズレるために起こります。キネシス社が「スタックしない新しいキーボードを出したい」と言ったのもそのためで、新しいキーボードというのは多分Advantage2のことです。
1時間に1度あるかないか、という現象をとらえて、それを修正する、というのはかなり難しいでしょうね。USBアナライザでずっと解析したとしても、ほとんど無理でしょう。ミリ秒単位で通信していますから。単なる代理店のエジクン技研に、そこまでサポートさせるのは酷だったのでは。 1週間に1度では問題外です。何かトリガーがあるなら別ですけど、多分そんなものはないよなあ。
1ヶ月半も使ったキーボードを返品しちゃったんですよね。なんか代理店がかわいそう。。。
裏ぶたを開けてみればおわかりになると思いますが、当時のキーボードAdvantageは、内部でPS2信号をUSBに変換しています。 今はAdvantage2になって、内蔵マイコンがUSB信号を出すようになっています。当時のような問題はもう起こらないんじゃないかな。
あと、Advantage2は日本語配列モデルが出たようです。エジクン技研のサイトに出てますよ。キネシス社とエジクン技研が共同開発したそうです。欧米のキーボードでは出力は1バイトに収まるけど、日本語は2バイトになるから、日本人が協力しないと開発は無理だと思う。多分、そんな役割を果たしたのでしょう。