ミニゲームについて


目次

ミニゲームについて

1.はじめに

ここでは、ミニゲームについてつらつらと書きます。

唐突ですが、プログラム作成の初心者は、まずミニゲームを作ることをオススメします。

なぜミニゲームかというと、
作るのが簡単。
だからです。

ゲーム作成は、基本的にとても時間がかかります。
その間に挫折してしまうことがよくあります。
挫折してしまうと、どうしてもそこで
ゲームを作るなんて無理だったんだ…
ということになり、そこで終わってしまいます。

ミニゲームであれば、「完成したー」といえるものができる可能性が高いです。
完成すれば、完成したという充実感が得られます。
また、それをホームページに公開したら、「面白かったよ〜」というレスが得られるかもしれません。
そうすれば、「また、次のゲームを作りたいな〜」という意欲もわいてきます。

また、「最近作りたいゲームがないんだよな〜」
という人の参考になれば、とも思います。


2.ミニゲーム


ミニゲームの定義

まずミニゲームとは何かを定義してみます。
たぶん、一般的には以下のようなものといえるのではないでしょうか。

  • プレイ時間が3〜10分
  • 操作がシンプル
  • ルールがシンプル
  • ソースコードが1000行以内
    とにかく、シンプルということですね。。。
    4番目は目安ですね。

ミニゲーム作成のメリットとデメリット~

ミニゲームは簡単に作れる、ということは「はじめに」でも書きましたが、
ここで、おさらいと言うか、補足をします。

メリットデメリット
簡単にできる飽きられやすい
説明が簡単差別化が難しい
プレイしてもらいやすい


メリットから見ていきます。

  • 簡単にできる 完成の達成感が容易に得られる、ということです。
  • 説明が簡単 ゲームではヘルプを作る場合、説明書みたいに別ファイルで用意するよりも、
    ゲーム内に組み込むほうが体裁が良くなります。
    そうした場合、説明が簡単であれば、組み込みの手間が少なくて済みます。
  • プレイしてもらいやすい アドベンチャーゲームやRPG、シミュレーションゲームであると、時間がかかる/操作が難しい、という印象があります。
    それに比べてミニゲームであれば、「簡単に楽しめそうだな」という印象があるため、プレイしてもらいやすいといえます。

    デメリットを見ましょう。
  • 飽きられやすい シンプルなことの裏返しといえますが、
    例えば、一般的なアドベンチャーやRPGであれば、長く楽しんでもらえます。
    ミニゲームだと、スコアアタックなどを開催すれば、プレイヤー同士で競ってもらうこともできますが、
    相当なプレイヤーがいない限り、それほど期待できないでしょう。
    管理も結構大変です。
  • 差別化が難しい ありがちなゲームになりがちです。

    デメリットで色々と書きましたが、アイデアしだいでなんとかなる部分が多いです。
    正直、デメリットはほとんどない、と考えてもいいと思います。



ミニゲームの種類

ミニゲームをタイプごとに表にしてみました。
難易度とは、作成の難しさの目安です。

タイプ難易度説明
じゃんけんグー/チョキ/パーを使う、誰もが知っているゲームです。
連打ひたすら連打するゲームです。連打が速いほど、有利になります。どうしても単調になるため、次の目押しと組み合わせることが多いようです。
目押し連打は力技であったのに対し、こちらはタイミング勝負のゲームとなります。例えば、ゴルフゲームのあのメーターもこのタイプといえると思います。
記憶プレイヤーの記憶力に挑戦するゲームです。例えば、信号が点滅した順番を答える、など。神経衰弱もこのタイプにあたりますね。
コマンド入力指定されたコマンドを正確に入力するゲームです。記憶タイプの延長ともいえますが…例は、格闘ゲームの必殺技ですね。
タイピング表示された文字を正確に入力するゲームです。コマンド入力タイプの延長ともいえます。
計算足し算/引き算などを連続で答えさせるゲームです。直接数字を入力するタイプだと、たぶん、テンキーがないとプレイしてもらえないでしょうねぇ…
もぐらたたき☆☆次々と現れるターゲット(もぐらなど)を選択(叩く)ゲームです。キーボードより、マウスでプレイできた方が面白くなると思います。
キャッチ☆☆上から落ちてくる、物体をキャッチするゲームです。よく、アクションゲームのボーナスステージにあったりしますね。
ドットイート☆☆画面に散らばるアイテムなどを回収させるゲームです。例は、パックマンですね。
陣地取り☆☆画面を線で囲って、ある一定以上囲えばクリア、というゲームです。例は、クイックスでしょうか。
トランプ☆☆ブラックジャックであれば簡単です。ポーカー/セブンブリッジ/ページワンになると、ルールが複雑になるので難しくなります。また、コンピュータの思考ルーチンを考えなければならないです。このタイプの延長が、麻雀ですね。
ブロック崩し☆☆☆プレイヤーはバーを動かし、ボールを跳ね返してブロックを破壊するゲームです。ブロックとボールの衝突判定を行うのが難しいです。衝突判定は、アクションやシューティングを作る基本となるので、抑えておきたいですね。
テトリス☆☆☆上から降ってくるブロックを動かし、横一列に埋まった状態になると、ブロックが消えるゲームです。操作性にこだわると、結構難しくなります。
一画面シューティング☆☆☆スクロールや、ステージ構成などが一切ない、シューティングです。例は、スペースインベーダーですね。
ジャンプアクション☆☆☆強制スクロールで、穴に落ちないように、タイミングよくジャンプするようなゲームです。
オセロ☆☆☆同じ色ではさむとその色になるゲームです。オセロは簡単なので、ミニゲームとして入れておきました。ただ、この延長である将棋/囲碁/チェスとなると、かなり難しくなります


※難易度について
難易度が低いほど、プログラムに必要な手間が少ないことになります。
例えば、じゃんけんであれば、
乱数/キー入力/条件分岐
という3つの要素が理解できていれば、作成することができます。
ブロック崩しとなると、上記の3つの要素に加えて、
反復処理/配列/物体の移動、衝突判定
といった要素の理解が必要となります。

※実際にはこのタイプのいずれかのみでゲームが作られることはないと思います。
例えば、連打と目押しを組み合わせたりします。


3.まとめ

ミニゲームは簡単に作れるのに、あなどれないと思います。
ジャンルの複合が容易であるため、
あるタイプのミニゲームに別の要素を加えるだけで、面白いゲームに化ける可能性があります。

また、規模が小さいため、どういったゲームになるかが想定できます。
そのため、作ってみたが面白くなかった、ということが少ないと思います。

さらには、ゲームの本質に近い部分をデザインすることができるので、
作る側としても面白いといえます。

キャラもののRPGのように、固定ファンがついてくれることを期待することはできませんが、
作る側としては、リスクが少ないので安心して作ることができます。

最近、ゲーム作る気がおきないんだよなー、という人は、
ぜひともミニゲームを作ってみてください。

以上、.1064でした。


4.オススメミニゲーム

オススメのミニゲームの紹介です。

タイトル説明
クタークターのキャラと絶妙な演出がマッチした、ミニゲームの最高峰です。
アンディーメンテ奇抜な発想のミニゲームが多数あります。