便宜上このページは中学で学習するにもかかわらず難易度的には小学レベルでも差し支えない程度の逆詐称の漢字について扱う。
それぞれ☆Xは小学X年レベルとして扱うことにする。
☆1 †
難易度 | 漢字 | 属性 | コメント |
弱 | 又 | | 画数が2画のうえ、「乙」と比べて難易度も低い。 |
了 | | 「子」から一本減らすだけの超簡単なお仕事。 |
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中 | | | |
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強 | 炎 | | 火が二つ重なった漢字で、意味も火が二つ重なったイメージとそう変わらない。「森林」を小1で習うなら、「火炎」も小1で習っていいはずである。 |
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個人差 | | | |
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☆2 †
難易度 | 漢字 | 属性 | コメント |
弱 | 爪 | | 体シリーズの一つであることからの使用頻度の多さ、そして画数が非常に少ないことから小学校2年で覚えていてもおかしくはない漢字である。形もとても良心的なものである。 |
汗 | | 意外にも、中学校で習う漢字。「干」を小6で初めて習うことを差し置いても、「岸」「幹」などこの字を構成要素に持つ教育漢字は多くあり、それらと比較して「汗」という字はトップクラスに難易度が低い。字義も「あせ」とサルでも理解できるレベルには単純なので、小学校2年で既に覚えていておかしくない漢字である。 |
甘 | | 味覚シリーズの一角。おおかたの小学生はお菓子が大好きであり、小3で習う「苦い」よりもより身近な味覚である。字形も単純なことから、早いうちから覚えていてもいい漢字の一つだろう。 |
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中 | 匹 | | 匹敵、といった使い方はあるが、ほぼ全員が生き物を数える単位として初めて聞くことになるだろう。小学校においても「ひき」を使う時期は非常に早く、問題は「四」との混同のしやすさがネックであることぐらいか。 |
凶 | | おみくじでおなじみの「凶」。意味も読みも書きも見た通りで、特に意外性を持たない。小3で習う「区」と混同する可能性があることが、唯一の懸念点か。 |
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強 | 吉 | | おみくじでおなじみの「吉」。意味も読みも書きも見た通りなのだが、熟語になるとしょっちゅう促音化することが怖いところ。「不吉」は「ふきち」ではなく、「ふきつ」と読むことにも注意。 |
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個人差 | 乙 | | 画数はたったの1画なのだが、「とめ、はね」に一癖ある動きを要求されるため、☆1には収まらなかった。ネットスラングの「乙」のために知名度だけはやたら高いが、一般的には「乙女」の「乙」や、十干の二番目として使われる字である。 ここで厄介なのが、十干自体「甲、乙(、丙、丁)」以降馴染みが薄く、あまり深入りすると☆6でも収まるか怪しくなってくることである(というか、十干や十二支は、一部を除いて漢検準一級の領分である)。 使用頻度の割に意味が複雑なため、小学校で習わないのはある意味正しい方針なのかもしれない。 |
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☆3 †
難易度 | 漢字 | 属性 | コメント |
弱 | 床 | | 構成そのものも「木」とマ垂れという2つのみであり非常にシンプルである。床下、床屋、起床などよく使われる熟語にも含まれるので、早いうちから習得しておいて損はない。 |
与 | | 小3で習う「写」の下部分の漢字であり、「あたえる」という非常にわかりやすい意味をもった字。はっきり言って、書き、読みともに「写」以下の難易度であり、この字が教育漢字にすら入っていないのは一体どういうことなのか、理解に苦しむ。 一応「あずかる」「くみする」という難読訓読みはあるが、どちらも常用範囲外である。 |
伸 | | 小3で習う「神」という漢字は、「しめすへん」か「ころもへん」かで悩むトラップが存在する。一方、この「伸」という漢字には、そういったトラップは一切存在しない。欠伸が出る。 |
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中 | 互 | | 現行の指導要領では、英語の「with」は中学生に入ってほぼ初っ端のタイミングで学ぶが、どういうわけか日本語の「互」も、同じぐらいのタイミングで習うようだ。一癖ある形をしてはいるが、字義の「おたがい」から考えれば、割とイメージ通りの漢字。 |
芋 | | いも。下は跳ねるので、「干し芋」とか書くときには注意。 |
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強 | | | |
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個人差 | 郎 | | おおざとが三年生にはほとんどなじみがないものであるが、名前としては大多数が持つ字であり覚えやすさを考慮すると三年生のうちからも習得は可能であろう。ただし名前にでもなければわざわざ覚える機会がなかなか無く、名前にあるかどうかによって個人差が発生する。。 |
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☆4 †
難易度 | 漢字 | 属性 | コメント |
弱 | | | |
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中 | 恋 | | 小4で「愛」は知るくせに、「恋」を学ばないために、小学校のうちは「恋愛」という熟語が書けない。由々しき問題である。「変」という漢字をこの年に習うため、難易度的にも問題は無い。 |
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強 | 玄 | | 「玄人」のイメージが強すぎるが、どっちかというと「玄関」とか「玄米」の「げん」。このようにやたらバリエーション豊かな用法が存在するために、字義が覚えづらいのがネック。「原」や「源」など、「ゲン」に該当する漢字が他にも色々とあることには、気をつけなければならない。 |
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個人差 | 巨 | | 小4で習う「臣」の下位互換に見えて、スカスカなのが逆に不安になる漢字。縦棒を書き足したくなるが、ぐっと我慢しよう。 |
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☆5 †
難易度 | 漢字 | 属性 | コメント |
弱 | 菓 | | 「お菓子」の「菓」。小4で習う「巣」と、読み方を混同しないように注意。 |
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中 | 盾 | | 防具の中では一番馴染み深いであろう道具。「じゅん」という音読みには戸惑うだろうが、後述の「矛」という字を知っていればおなじみ「矛盾」という熟語ができる。 |
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強 | | | |
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個人差 | 矛 | | 小5で習う「務」の一部にもなっている字(「務」の部首は「力」なので注意)。「ほこ」という武器を知っているかによって読みに対する理解は変わるが、書き取りでは完全に「務」の下位互換である。 |
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☆6 †
難易度 | 漢字 | 属性 | コメント |
弱 | | | |
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中 | | | |
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強 | 亜 | | 女の子の名前に多く使われる漢字とだけあって、それなりに有名な漢字。だが字形のバランスが取りづらいことも考慮すると小6レベルが妥当かと思われる。 |
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個人差 | | | |
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