各国の平均収入


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世界各国の平均年収(月収)

世界各国の平均年収(月収) 世界の平均年収を調べている最中に、世界各国の主要都市における平均月収のデータを見つけたので紹介しておきます。(出典:プレジデント07年12月号)

実質月収は、月収から税金や社会保障費を引いた金額で、日本で言う所の「手取り金額」です。この数値は、上記出典にはグラフで掛かれていたものを読み取った推定の数値になります。単位は全て日本円換算(為替レート不明)。

国名 都市名 平均月収(額面) 実質月収(手取り) 日本 東京 314600円 240000円 アメリカ ニューヨーク 403500 280000 アメリカ ロサンゼルス 348400 270000 イギリス ロンドン 360800 270000 フランス パリ 277300 190000 ドイツ フランクフルト 353700 240000 イタリア ローマ 190200 140000 デンマーク コペンハーゲン 478200 270000 スイス チューリッヒ 465700 340000 ルクセンブルグ ルクセンブルグ 339500 280000 ハンガリー ブダペスト 80000 55000 ウクライナ キエフ 39100 35000 オーストラリア シドニー 302200 220000 ロシア モスクワ 80000 75000 ブラジル リオデジャネイロ 74600 60000 メキシコ メキシコシティ 44400 40000 UAE ドバイ 163500 160000 シンガポール シンガポール 129700 110000 タイ バンコク 32000 30000 韓国 ソウル 179500 140000 中国 香港 110200 95000 中国 北京 35500 30000 中国 上海 46200 40000 インド ムンバイ 28400 25000

出典の範囲内では、平均月収(額面金額)が世界一?なのはデンマークの首都コペンハーゲンで、478200円ということです。しかしデンマークなどの北欧諸国は、高福祉を維持する為に税金が非常に高く、手取り金額で見るとニューヨーク(アメリカ)やロンドン(イギリス)などと同程度になります。

一人あたりのGDPが世界一であるルクセンブルグも、ニューヨークやロンドンと同程度で、平均手取り給与は約28万円です。 ⇒世界の国のGDP

手取り給与ベースで世界一?なのは、スイスのチューリッヒで約34万円と、日本の東京都の額面金額よりも多いです。但しこれは、あくまで月額給与で見た場合の話で、ボーナスは含まれていません。日本は諸外国に比べてボーナスは多いらしいので、年収ベースで見れば差は縮まると思います。

その他で特徴的な国を見てみると、中東の産油大国・UAEのドバイは、税金や社会保障費がほとんど引かれないことに驚きます。ドバイは原油価格の高騰の恩恵で経済成長著しいですが、国土の大半が砂漠で産業も皆無です。そこでタックスヘイブン政策(税金がほとんど掛からない)を行うことで、世界中の大企業を誘致して、ドバイを世界の一大金融都市にしようと目論んでいるようです。 ⇒タックスヘイブンとは

中国も香港や上海などの大都市では、近年給与が急激に伸びてきていますが、貧富の差は非常に激しいです。儲かっている人は先進国と変わらないレベルの給与を貰っているようですが、一方で平均賃金以下の貧しい人の割合は先進国よりもはるかに多いようです。

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