黒=完熟は、セルロース(糖質)が少ないが、菌体由来のタンパク質(アミノ酸他)が多い。 薄茶=浅い発酵になるほど、タンパク質は少ないがセルロース(糖質)は多い。 幼虫の成育段階で要求が違うので、基本は混ぜて使う。
例:1令〜2令/完熟 2令後期〜3令中後期/未熟割合を多く(特に3令中期) 3令後期/完熟
単体だと、幼虫の成長はにぶる。最大体重も低い。 しかし、成虫になると、胸角が発達し、胴が小さいバランスの良い個体が多くなった。 1令や、蛹前は単体使用で問題なし。
ものにより再発酵で扱いにくいが、幼虫の体重アップには効果的。 特に3令成長期には、効果が高い。 反面、未完塾系を使いすぎると、羽化不全や蛹死亡・羽パカが多くなった。 また、3令後期まで使うと、胴体部が大きい成虫になってしまった。 成虫の体長は伸びるが、角の発達にはどうか?と言ったところ。
これらのことから、市販マットは混合して使うとよい。
左の方が完熟な!
握って水が染み出すくらいだと水分超多過ぎ, 湿った感じの音(ニチャ、とか)がするくらいだと水分多過ぎ きっちり団子になるくらいだと水分やや多目, 多少パサついて、触ると崩れるくらいが最適
発酵が浅いマットや添加剤が多いマットをを、急激に酸素、水分、高温(25度〜)の 環境にすると、再発酵(急激な熱や有害なガスを発生)して、虫の死亡の原因になる。 防止するためには、袋から開けたマットを衣装ケースなどの大きな容器にあけて 飼育温度の環境で撹拌しながら1〜7日ぐらい空気に触れさせることで、 再発酵の原因となる嫌気性細菌の活動を落ち着かせることで防止する。 しかし、落ち着かせてからセットした後でも再発酵の可能性は残るので、常に注意は必要。 再発酵しにくいマットでも、開封直後は1日程度空気に触れさせたほうがよい。
1令の終わりから3令初期までは、3令中期をピークとして徐々に変化させる 1令や3令後期だけなら、完熟してて安定してるマットなら単体でOK
1令 完熟のみで水分は多め。 粒子は細かい方がいいが、発酵が進んでいるのなら気にしなくてもいい 完熟で芯のない再発酵がないものがいい 水分は酸欠にならない程度にかなり多め
2令 完熟+未熟を少し、水分は多め。 1令用のマットプラス、未熟マットも少しだけ混ぜていく この時に肝心なのは、3令用でメインに使うマットを少しづつ多くしていくこと
3令成長期 未熟をメインにしていく。水分はやや多め。 未熟マット主体だが、完熟も少しはあった方がいい 粒子は大きめの物が持ちがいいので有利 添加剤も序所に強くしていくが、限度を知ってないと拒食になるので注意 この時期までは、水分は多めの方が吸収がよくなる←これ肝心 反面で持ちが悪くなるので、その対策として荒めや生っぽいマットなど加える
3令後期 完熟メインに戻していく。水分も序所に切り、蛹化前は最小 3令の爆発的な食いが終わってきたら、序所に1令用のマットに近い調合にしていく 蛹化前は、完全に完熟した添加剤が残っていない物がいい 蛹化前までに水分をだんだんと少なくしていくのがコツ
室内で飼うならコバエ処理で冷凍はした方がいいかも 最も、ケースのフタがコバエが出入りできる物なら入ってきちゃうから無意味 コバエシャッターとか、セパレートケースとか、フタとの間に新聞紙くらい挟むとか
ある方のHPによると、1匹あたり成虫になるまでに3リットル位食べるとのこと