与謝野政調会長の回答


与謝野政調会長の回答

平成17年6月2日 11:15 自民党の与謝野馨政調会長は、「真の人権擁護を考える懇談会」の平沼赳夫会長、古屋圭司座長を呼び、懇談会が5月30日に与謝野政調会長に提出した提言(人権擁護法案についての問題点摘要とそれを踏まえた問題解決のための提言)に対する、法務省の回答を伝えました。

回答の趣旨を一言で言えば、ゼロ回答です。法案の重要な欠陥である、人権侵害の定義の曖昧性と権限の強大性についての指摘には、一切聞く耳をもたない、一部の字句の修正は応じてもいいが、その表現については十分な相談を要する、という対応です。

この回答は、30日に行われた、古賀誠議員が座長をつとめる、与党人権問題等懇話会の方針(法案は今国会提出、国籍条項は国会審議の中で必要があれば修正する)に添うものです。

今後、懇談会としては、法案の取り扱い方や、法務部会での審議のあり方などについて対策を検討し、全力を挙げて「人権弾圧法案」に立ち向かう覚悟を固めた模様です。