《海竜‐デウカリオン》

《海竜(リバイアドラゴン)−デウカリオン/Levia-dragon - Deukalion》 †

効果モンスター
星５/水属性/海竜族/攻2300/守1100
このカードが召喚に成功した時、
エンドフェイズまで元々の攻撃力は「2800」となる。

　「ディメストシリーズ」で登場した水属性・海竜族の上級モンスター。 　召喚に成功した時、エンドフェイズまで元々の攻撃力を２８００にする永続効果を持つ。

　攻撃力が最上級モンスターの基準点に達するのは評価できるが、エンドフェイズまでである。
　わざわざこのカードをアドバンス召喚してまでこの効果を使う必要があるかと聞かれれば微妙な所。
　しかも、効果が切れれば攻撃力は２３００と上級モンスターの基準点に達しないので使い辛い。

　この効果を活用するなら《伝説の都アトランティス》とのコンボが前提となる。
　だが、【伝説の都アトランティス】には既に《ギガガガギゴ》が存在するのでやはり微妙。
　しかし、１ターンのみだが《伝説の都アトランティス》の状況下ではリリースなしで攻撃力３０００という破格のアタッカーとなるので、《ギガガガギゴ》でも対処できない最上級モンスターとの戦闘では活躍するだろう。
　一応、効果が切れた後も攻撃力２５００なので並みの上級モンスターやデメリットアタッカーに殴り負けることは無い。

• 登場作品において―
  「DIMENSIONAL STORY マッチキルモンスターの脅威」の「シンマＶＳ大門寺」において大門寺が使用。
  《伝説の都アトランティス》の状況下で召喚され、効果で攻撃力３０００となったが《威嚇する咆哮》で防がれ、返しのターンに《月の書》で裏側守備表示となり、戦闘破壊されてしまった。
  
  
• 神話・伝承において〜
  デウカリオン（デウカリオーン、デュカリオンとも訳される）とはギリシア神話の登場人物であり「デウカリオーンの洪水」で知られている。
  『ゼウスは人間に嫌気がさし、絶滅させてしまおうと、地上に大洪水を起こしたが、デウカリオーンは父プロメーテウスから警告を受けていたので、いち早く方舟を作って食料を積み込み、妻ピュラーとともに乗り込んでいた。
  9日間水上を漂い、ようやく水が引くと、ゼウスはヘルメースを遣わし、デウカリオーンが人間を新しく蘇らせ給えと願うと、「おまえたちの顔を布で包み、母親の骨を後ろに投げるがよい」とお告げがあった。デウカリオーンは「母親」とは大地母神のことで「骨」とは河岸の石のことだと解釈し、二人は石を拾って背後に投げた。デウカリオーンが投げた石から人間の男が誕生し、ピュラーが投げた石からは人間の女が誕生した。こうして再び地上には人間があふれるようになった。』
  という内容でノアの箱舟同様、洪水神話である。
  
  しかし、このカードは大洪水と言うには少々地味な効果であり、劇中でもアッサリと戦闘破壊されてしまった。
  

登場作品 †

• DIMENSIONAL STORY マッチキルモンスターの脅威

このカードを使用する代表的なデッキ †

• 【伝説の都アトランティス】

関連カード †

• 《ギガガガギゴ》
• 《海竜−ダイダロス》
• 《奇跡の箱舟》
• 《箱舟の選別》

関連リンク †

• ディメストシリーズ