《ニトロ・ランサー》

《ニトロ・ランサー/Nitro Lancer》 †

シンクロ・効果モンスター
星６/闇属性/戦士族/攻2500/守1300
「ニトロ・シンクロン」＋チューナー以外のモンスター１体以上
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
各ターンのバトルフェズ時に１度、自分の手札または墓地の魔法カード１枚を
ゲームから除外することでモンスターの破壊を無効する。
このカードが攻撃を行ったモンスターをダメージステップ終了時に表示形式を変更し、
もう一度続けてそのモンスターに攻撃できる。

「ディメストシリーズ」で登場した闇属性・戦士族のシンクロモンスター。
貫通効果ダメージを与える永続効果とモンスターの破壊を無効にする誘発即時効果、条件付で連続攻撃する誘発効果を持つ。

３つの効果がそれぞれ強力なシナジーを形成している。 まず、相手モンスターへ攻撃して２つ目の効果でそのモンスターの破壊を無効にする。
次に３つ目の効果で表示形式を変更して連続攻撃、
さらに１つ目の効果で貫通ダメージを狙う。
上記のコンボをこのカード単体で可能であり、しかもかなりの戦闘ダメージを相手に与える事が出来る。

しかし《ニトロ・ウォリアー》同様、確実に攻撃を通さなければこのカードの真価は発揮できない。
幸い２つ目の効果のコストにする魔法カードは墓地からでも良い為、《ニトロ・ウォリアー》同様《ハリケーン》等を絡めれば大ダメージを狙える。
また、あちらと違い、このカードをフィールドに出す前に魔法カードを使っても良い為、シンクロ召喚等を妨害されにくい。
逆にこのカードの攻撃力は一般的な上級モンスターよりは高いが最上級モンスターと比べると低い為、肝心なところで逆転出来ないといった場合が多い。

• 「ニトロ」と名の付くシンクロモンスターである為、《ニトロ・シンクロン》の効果を生かす事が出来る。
  《ゴブリンドバーグ》で《ニトロ・シンクロン》を特殊召喚すれば、手札消費１枚でこのカードをシンクロ召喚できる。
  また、同じ「ニトロ」である《ニトロ・ウォリアー》との相性もそこそこ良い。

• ２つ目の破壊を無効にする効果はバトルフェイズ中であれば、自分相手のどちらのモンスターでも効果対象に入り、更に破壊の種類も問わない為、戦闘破壊以外に《聖なるバリア−ミラーフォース》や《炸裂装甲》にも強い。
  ただし、１ターンに１度しか使えない上《次元幽閉》はしっかり効く為、過信は禁物。
  

• 《ニトロ・ウォリアー》同様、連続攻撃は通常の攻撃と効果による攻撃の１回まで。

• 《ニトロ・ウォリアー》同様、シンクロ素材の《ニトロ・シンクロン》とは全く似てないらしい。

• 登場作品において―
  「マッチキルモンスターの脅威」第１８話の「シンマ対ソウヤ」において、ソウヤが使用。
  《ニトロ・シンクロン》と《スターター・ウォリアー》《クラウチング・ウォリアー》をシンクロ素材にシンクロ召喚された。
  《LS−スノウ・マジシャン》を攻撃しようとしたが《緊急脱出装置》によって回避され、返しのターンに《ディメンショナル・ワイズマン》?に戦闘破壊された。
  「ソウヤ対ルオ」でも使用。《ボルト・ヘッジホッグ》《ドッペル・ウォリアー》《ニトロ・シンクロン》を素材に召喚された。
  先攻１ターン目にシンクロ召喚されるも、返しのターンに《ガーディアン・シール》と《彗星の弩弓−シール》のコンボによって破壊された。
  その後、《貪欲な壺》によって回収され、《チューニング・サポーター》３体と《ニトロ・シンクロン》を素材にシンクロ召喚される。
  ２つ目の効果で戦闘破壊を防ぎつつ、３つ目の効果で《ガーディアン・ロンギヌス》を戦闘破壊した。
  
  攻撃名は「ダイナミック・ワイパー」、自身の効果による２回目の攻撃名は「ディストピア・ランシーズ」
  召喚台詞は「集いし志は勝機を示す槍となる。光さす道となれ！シンクロ召喚。なぎ払え、ニトロ・ランサー！」
  
  • 初登場時には２つ目の効果の回数制限が無かった。
    
    
    

登場作品 †

ディメストシリーズ

このカードを使用する代表的なデッキ †

• シンクロン

関連カード †

• 《ニトロ・ウォリアー》
• 《ニトロ・コマンダー》
• 《ニトロ・シンクロン》
  • 名称関連
    • 《Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ》(英語名の「ユートピア（utopia＝理想的な社会という意味）」は攻撃名の「ディストピア（非人間的な管理社会）」の対義語。)
    • ヴァイロン（デュエルターミナルのストーリーにおいて「理想郷」と書いて「ディストピア」と表記されていた。）

関連リンク †

• ディメストシリーズ