クロップすべき範囲を自動検出し、標準出力*1にお奨めの数値を表示。
<limit>
デフォルト:24
閾値。範囲はなにもしない (0) 〜全部(255)
<round>
デフォルト:16
幅と高さを丸める際に使う公約数。オフセットは自動的に映像のセンターに固定される。
縦横を偶数にしたいだけなら 2を使う (4:2:2 videoの為に必要)。
エンコードするなら16が大半のビデオコデックでベスト。
原文
Calculates necessary cropping parameters and prints the recommended parameters to stdout.
<limit>
Threshold, which can be optionally speci- fied from nothing (0) to everything (255) (default: 24).
<round>
Value which the width/height should be di- visible by (default: 16). The offset is automatically adjusted to center the video. Use 2 to get only even dimensions (needed for 4:2:2 video). 16 is best when encoding to most video codecs.
再生と併行してターミナルに数字が流れてゆく。
真っ黒い場面ではメチャクチャな値が出るので、再生される映像を見て適切な(画面のはじっこまで黒以外の色で埋まってる)シーンまで待ち、そこの値を使う。
待たずに→キーやpageUp/downで移動してもいい。
デフォルトのlimit値は過信せず、試視聴したほうが良い。
$ mplayer /てきとう/てきとう.mpeg -vf cropdetect 〜中略〜 crop area: X: 0..714 Y: 59..420 (-vf crop=704:352:6:64) 1.8% 2 0
$ mplayer /てきとう/てきとう.mpeg -vf cropdetect=24:2 〜中略〜 crop area: X: 0..718 Y: 59..420 (-vf crop=718:360:0:60)??,?% 0 0round=2は見た感じもうちょっとcropしてよという印象もあった。
cropフィルタと同じだが、より早い。
mixed hard and soft telecineされた素材でも、yが4の倍数でなくても動作する。
彩度プレーンでx または yが分数ピクセルのクロップを必要とした場合、クロップ範囲は拡大される。通常、これはxとyは偶数でなければならない事を意味する。
これを読むとroundは2の倍数でも良さそうだが、まぁ面倒なので深く突っ込まない。
たしかMPEG-2のマクロブロックが16x16固定だったかと。
MPEG4-ASP規格の最小マクロブロックはよく知らない。DivaのCropは8の倍数になってないと怒るので、たぶん8x8なのだろう。
MPEG4-AVC/H.264規格のマクロブロックは規格上は最小4x4までとなっているが、コデックが出揃っていない現状ではど素人にはリスキーに思える。プロファイルによっても対応範囲が違うだろう。
はなはだいい加減で恐縮だが、そのうち加筆修正って事でひとつ。