《満月の女神王 エルザェム》


《満月の女神王 エルザェム/Full-moon Goddess Elzaim》

儀式・効果モンスター
星9/光属性/天使族/攻3000/守2600
「満ちる月の秘法」により降臨。
相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスターを選択して発動する。
選択したモンスターのコントロールを得る。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。 
このカードのカード名は、フィールド上または墓地に存在する限り
「月の女神 エルザェム」として扱う。    

 BRIGHT SKYRULER -輝かしき天空の支配者-で登場した光属性・天使族の儀式モンスター。
 同じ月のエルザェムの1体で、相手の裏守備モンスターのコントロールを得る起動効果を持つ。

 同じ月のエルザェムのボスとも言うべき存在で、いささかオーバーキル気味の効果。
 しかし、召喚は儀式を要するため、それなりに困難が伴う。
 特にこのモンスターはレベル9のため、1枚のカードの生け贄で補い切れない場合も多い。
 《高等儀式術》でもレベル4モンスター2体で呼び出せず、召喚しづらいところがある。
 生け贄に《月夜の舞姫》を絡めるなど、損失を少なくする工夫をしよう。

 しかし、効果自体は非常に強力。裏守備限定の永続《心変わり》である。
 奪った後は即座に反転召喚することもでき、リバース効果利用も攻撃参加も自在。
 攻撃力も高めであるため維持し続けることができれば、相手が動きにくいことは間違いない。
 しかし、役割自体は実は《半月の天女 エルザェム》とそこまで変わらない。
 エルザェムは豊富なサポートで支える必要があり、デッキスペースを圧迫されやすい。
 このカードが重くて負担に感じるのであれば、無理に採用しないのも選択肢だろう。

  • 本編において、エルが使用したカード。
    エルのデッキの終盤のエンドカードとして、最後の追い込みを狙う。
    同じ月のエル編では《高等儀式術》により召喚される。
    同時に墓地の《満ちる月の秘法》の効果で相手の裏守備を狙うが……。

    また、翼VSウロボロスのラストバトルでも、エルから託されて使用。
    決闘の重要な局面で用いられ、大きな転機をもたらした。
    このときの活躍では、ラスボスの主力のコントロールを主人公が奪うという、
    滅多に見られない構図となっている(普通は敵側が奪うはずが……)。

    効果名は『狂い輝く満月(フルムーン・スフィア)』。
    月の魔力を最大限に込めて魔水晶を生み出し、敵の自由を完全掌握する。
    「フルムーン(満月)」はワーウルフ(人狼)の狼化のきっかけになるように、
    古来より狂気の象徴として畏怖されてきた。満月は血を昇らせ、動物を興奮させる。
    (科学的には潮の満ち引きに代表されるように、満ち欠けは引力の変化を意味する)。
    英語の「Lunatic」は「Lunar(月光)に影響された」という原意であるが、
    狂気や精神障害者そのものを指す言葉として用いられている。

関連カード

  • 《心変わり》
  • 《大邪神 レシェフ》

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