《輝鳥-ルシス・セリヌンティウス》


輝鳥(シャイニングバード)-ルシス・セリヌンティウス/Shining Bird - Lucis Serinus》

儀式・効果モンスター
星10/光属性/鳥獣族/攻3000/守2500
「輝鳥現界」により降臨。
このカードを手札から儀式魔法により降臨させるとき、
自分フィールド上に存在する「輝鳥」と名のつく
儀式モンスターを生贄に捧げなければならない。
このカードが儀式召喚に成功した時、
自分のデッキの魔法カードを1枚選択して発動する。
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える時、
ダメージを与える代わりに相手のライフポイントを0にする。

 光は鼓動するクロスオーバーパック−アルバート編−で登場した光属性・鳥獣族の儀式モンスター。
 輝鳥の一体で、デッキの魔法カードを発動する誘発効果を持つ。
 この誘発効果は自身が儀式召喚に成功した時に強制発動する。
 また、相手に戦闘ダメージを与える代わりにライフを0にする誘発効果を持つ。

 《輝鳥-ルシス・ポイニクス》に準拠した召喚方法であり、
 手札からの儀式召喚のとき、場の輝鳥を生け贄に使うことを要求する。
 《星の供物》による墓地からの儀式召喚であれば、この制約を無視できる。
 前者はフィールドを整える必要があり、後者は多大な墓地リソースを要求するため、
 どちらにしても儀式召喚をするのはそれなりの準備を要求する。

 しかし、その決定的な効果は苦労に見合ったものであろう。
 デッキから魔法を発動する効果と、戦闘ダメージを与えればゲームエンドの効果、
 これら2つの効果のシナジーがとにかく強力なカードである。
 《大嵐》などの全体除去で伏せカードを除去して、そのまま攻撃が通れば勝ちが確定する。
 必然的に【輝鳥】デッキに投入することになるため、
 デッキから《星の供物》を発動して、《輝鳥-アエル・アクイラ》
 《輝鳥-アクア・キグナス》の儀式召喚でカード除去も狙える。

 伏せカードで攻撃力を上昇させ、迎撃しただけでも相手のライフは即ゼロになる。
 また、光属性であるため、《オネスト》にも対応している。
 このため、容易に戦闘をしかけられないモンスターであると言えよう。

 効果自体は強力であるものの、それ以外の耐性は存在しない。
 儀式は《奈落の落とし穴》や《神の警告》などの召喚への対策だけでなく、
 《ダスト・シュート》等のピーピングや、魔法へのカウンターでも防がれやすい。
 しかし、それ以上に決定的にゲームを左右する効果を持ち合わせているため、
 綿密にサポートしつつ召喚を狙う価値は十二分にあるカードであると言えよう。

  • 本編において―
    『正義の悪!』第48話の雨宮VSアルバート戦において、アルバートが儀式召喚。
    また、直後の第49話の回想ではアルバートの兄であるエルンストが使用している。
    エルンストはカナリア・ウェイブスの象徴として、失踪の直前にこのカードを遺し、
    後に成長したアルバートがこのカードを引き継ぐことで、彼の物語が始まる。

    本格的な活躍は第49話となる。儀式召喚時の魔法発動による即時強化からの速攻、
    ダメージを与えれば即ライフを0にする究極能力を有する“ゼロモンスター”として、
    アルバートの用いた輝鳥の中でも圧倒的な存在感を誇った。
    切り札として何度も強化され、雨宮透の《グランドクロス・ドラグーン》と熱戦を繰り広げた。

  • 効果名は『ルーラー・オブ・ザ・ワールド』。金色が世界を変える魔法を導く。
    攻撃名は『シャイニング・ゼロストーム』。金色の光を纏う旋風が全てを絶命させる。

  • 「Lucis Serinus」はラテン語で「光輝の金糸雀(カナリア)」を意味する。
    (〜ヌンティウスとあるが、ラテン語系の名前語尾を付加し、固有名詞風にしている)
    カナリアはヨーロッパでは古くから愛玩鳥として親しまれていた鳥である。
    日本では毒物に敏感なことから、炭鉱での毒ガス検知のために用いられていた。

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