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ポール牧さんが飛び降り自殺、仕事減り苦に?自宅で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050422-00000202-yom-soci&kz=soci

 22日午前4時50分ごろ、東京都新宿区西新宿6のマンション1階の敷地内で大きな音がした後、男性が血を流して倒れているのを通り掛かりのタクシー運転手が見つけ、110番通報した。

 男性は近くの病院に搬送されたが全身打撲で間もなく死亡した。警視庁新宿署によると、亡くなったのはタレントのポール牧さん(63)=本名・榛沢(はんざわ)一道=で、同マンション9階の自室から飛び降り自殺を図ったとみられる。

 調べによると、ポールさんは1人暮らしで、自室ベランダの手すり(高さ約1・3メートル)を乗り越え、飛び降りたとみられる。遺書は見つかっていないが、マネジャーは「最近、仕事が少なくて落ち込んでいた」と話しているという。

 ポールさんは前日の21日午後9時ごろ、マネジャーに送られて帰宅していた。

 ポールさんは1941年、北海道の禅寺に生まれ、10歳で得度した。58年に喜劇役者を目指して上京し、68年に関武志さんと「ラッキー7」を結成。全身でリズムを取りながら指を鳴らす“指パッチン”などで人気を集めた。79年にはポール牧劇団「東京新喜劇」を結成し、84年に相方の関さんが亡くなった後は単独で活動した。

 96年に再度、頭を丸めて仏道に進み、僧侶としても活動。「今日ただ今の命」というユニークな説法書も出した。 (読売新聞) - 4月22日