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バイオインフォマティクス業界

日本 IBM

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エントリー (2006/03/09 02:20 提出)

自分とは異なるバックグラウンドをもった人とコラボレーションし、成果を出した経験について、具体例をあげて説明してください。（500文字以内）: 私は、大学時代のサークル活動として、演劇をやっておりました。演劇は脚本と役者だけで成り立つものではなく、舞台美術・照明・音響・衣裳・宣伝なども重要な役割を担っております。これらのセクションはそれぞれ異なった役割を持っており、それぞれある程度専門的なバックグランドを必要とします。私は役者以外では舞台美術というセクションで役割を担うことが多く、そのセクションのチーフとして3公演の舞台をデザインし、作成しました。いずれの舞台も、舞台美術単体の作品として推敲するだけでなく、他セクションとの関わりを重視し、公演全体における舞台の役割を果たすことに尽力しました。その結果、サークルの内外から、高い評価を得ることができました。以上の経験から、異なるバックグランドの人たちとコラボレーションする際には、①共通の目的を共有すること、②目的達成のためにそれぞれが担っている役割についてコンセンサスを得ること、③自分の役割に誇りを持って遂行すること、④自分の仕事だけに視野を狭めずに常に全体からの視点を持っておくこと、が大切であることを学びました。

IBMで実現したい「イノベーション」について教えてください。（500文字以内）: 私は、大学・大学院で研究していたバイオインフォマティクスの分野においてイノベーションを起こしたいと思っております。バイオインフォマティクスは現在急成長分野であり、特許庁は、「我が国のバイオインフォマティクスの市場規模は 2000年で100億円であるが、これが2010年には9800億円、2020年には3兆4000億円にまで成長する」と予測しています。しかしながら、現在の売上げ先のほとんどが研究機関であり、このことは、バイオインフォマティクスは実験プロジェクトをサポートする役割に留まっていることを示唆しています。そこで、蓄積されたデータを解析することで医療・製薬分野へ適用可能な知見を抽出し、それらの分野において実用的なアプリケーションを提供してゆきたいと考えております。具体的には、SNPs 情報を用いた個々人ごとの薬剤効用の予測アプリケーションや、タンパク質－小分子結合を予測し薬剤候補を列挙するアプリケーションの開発が考えられます。これらのアプリケーションを開発することは、バイオインフォマティクス分野の持つ役割を変革してゆくことに繋がると考えております。

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