来生たかお大百科／コンサート
解説 †
歌手デビュー40周年記念のセルフカヴァーベストアルバム『夢のあとさき』をタイトルに冠し、オーケストラとの共演で開催された二部構成のコンサートツアー。
オーケストラの殆どが60歳を定年としており、来生は本ツアーの出演者の中で自分が一番年上である事に言及している*1。
同年に先んじて開催された『来生たかお Stand Alone 2015 Acoustic Tracks』のMCにおいて、12月から翌年の春に掛けて本コンサートツアーを開催する事を発表した。「夢の途中」「シルエット・ロマンス」「セカンド・ラブ」は、演奏予定曲として事前にチラシ等で発表されていた。
第一部の「シルエット・ロマンス」、第二部の「マイ・ラグジュアリー・ナイト」の前には、オーケストラによるチューニングが行われた。後者の際は、来生から「チューニングをお聞き下さい」と紹介された。
途中で15分の休憩が入れられた後、第二部はMCから始まり、その際は紺野紗衣のピアノをBGM（「Moon River」「Love Theme From Sunflower／ひまわり（愛のテーマ）」「Plein Soleil／太陽がいっぱい」）にして語った。紺野は、大ホールの真ん中で来生のMCを聴きながらの演奏は、自宅のリビングでテレビを観ている時のように自然体でリラックス出来たという*2。
美術 †
各会場のロビーには、『夢のあとさき』のジャケット写真を使った大型パネルが設置された。
楽曲 †
「風のニュアンス」「明日物語」は、CDに収録されたレコーディングヴァージョンとは異なり、オーケストラヴァージョンで披露された。埼玉、神奈川公演では、「明日物語」の最後にディレイが掛けられた。
「挿話（エピソード）」は、1976年10月12日に行われたデビューコンサート『PROUDLY PRESENTS TAKAO KISUGI MAKING HIS FIRST APPEARANCE』の1曲目に歌った楽曲として披露された。
「浅い夢」は、紺野のピアノと、オーケストラのコンサートマスター（またはコンサートミストレス）とセカンドトップのヴァイオリンの伴奏で歌われ、埼玉公演のみTSUKEMENのTAIRIKUとKENTAがスタンディングでヴァイオリンを演奏した。また、演奏を開始する際は、紺野がヴァイオリンの指揮を取った。
各公演のMC内では、思い出の1曲として「雨に咲く花」「古城」「あいつ」、多賀英典に認められるきっかけになった「終止符」が、紺野のピアノ伴奏で披露された。
紺野は2台のピアノを行き来し、オーケストラとの共演時は下手奥に置かれたものを、MCと「浅い夢」の演奏時には、来生も使用したステージ中央のものを用いた。
その他 †
各会場で披露されたMCでの内容の一部は、FM COCOLO『THE MUSIC OF NOTE 来生たかお ノスタルジーへの誘い』においても語られた。
紺野は、小椋佳のコンサートのリハーサルにて、星勝に「夢の途中」の編曲が素晴らしくて大好きという話をしたその翌日、渡辺から本コンサートツアーへの誘いがあったという*3。
オーケストラとの共演で歌われた楽曲は、渡辺俊幸が編曲を担当した。
来生の衣装は第一部、第二部で異なり、前者はグレー系のジャケット、後者は茶系のジャケットだった。
2016年2月15日、動画投稿サイト「You Tube」にて、「夢のあとさき ANY 日本音声保存」名義で本ツアー及びセルフカヴァーアルバム『夢のあとさき』のリリースを告知する『来生たかお Special Movie 「夢の途中（セーラー服と機関銃）」 篇 』『来生たかお Special Interview 「夢のあとさき」 』と題された動画が公開された。
2017年12月15日、本ツアーの東京公演及び神奈川公演の模様を音源と映像で収録した『来生たかお 40th Anniversary Symphonic Concert 2015-2016 〜夢のあとさき〜』が、「TEN YEARS ONLINE SHOP」にて先行販売された（一般店頭販売は2018年1月17日から）。
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会場ロビーにおいて、『夢のあとさき』を購入した者にはポストカードが進呈されたが、兵庫公演は「来生たかおポストカード係」に葉書で請求する旨が記載された用紙が配布された。
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各公演 †
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- 1日目（兵庫県）
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主催：神戸国際会館／企画制作：テンイヤーズ、エニー／後援：日本音声保存／協力：サウンドクリエーター
前日の18日にリハーサルが行われた*4。紺野は、神戸国際会館こくさいホールのピアノ「スタインウェイ・アンド・サンズ 」は大好きなピアノの１つで、当日はオーバーホールの直後とは思えない程よく鳴って爽快だったという*5。また、当日は井上陽水から楽屋見舞いとして花が贈られている*6。
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| | 主なMC
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第一部：先月に65歳になって最近は薄ぼんやりして来た／健康ではないが病気はしない／「あとさき」の「さき」は「前途」だが、この先を考えると忌々しくてぞっとする／街角やスーパーで偶に「先生」と呼ばれ、恐らく作曲家のイメージがあるのだと思うが、自分はそんな人間ではない／渡辺俊幸に趣味を訊いたら「音楽」と答えられ、「先生」の呼び名に相応しいと感じた／「Moon River」のように誰でも作れそうな楽曲こそ究極／音楽は感性だけで成り立つ素晴らしいもの
また、感性だけで音楽をやって来たという来生に対し、渡辺が「才能のある選ばれた人」とフォローをする場面があった。
第二部：自動販売機で釣り銭や缶コーヒーを取り忘れた／100円で販売されている自販機に硬貨を入れたらお釣りが400円も出て来て、100円と500円を間違えて投入していたのに気付き、自分はボケて来たと思ったが、赤瀬川原平の著作に同じようなエピソードがあった／夕暮れ時が嫌いな赤瀬川が同じ思いを歌った洋楽を見付けた／久世光彦の著作に向田邦子がよく「雨に咲く花」を口遊んでいた話があり、�盒郷人�子がカヴァーをしていて嬉しい／井上ひろしが早世したのでもう「雨に咲く花」は聴けないが、テレビで特集番組を作って欲しい／美空ひばり邸を訪ねた際、美空がすっぴんで現れた／マイ・ラグジュアリー・ナイトのヒット秘話／小津映画に出ていた原節子が亡くなった／付かず離れずの井上陽水から「シルエット・ロマンス」に関する電話があった／久し振りに井上がコンサートで歌っている姿を見て感慨深かった／「牛に引かれて善光寺（参り）」でスタッフや家族、姉やファン、一期一会で出会った人達等のお蔭でやって来た／ニューアルバム『夢のあとさき』
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- 2日目（東京都）
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主催：テレビ朝日／企画制作：テンイヤーズ、エニー／後援：日本音声保存
事前のチラシには『来生たかお デビュー40周年オーケストレーションコンサート』と記載されていた。
前々日にリハーサルが行われた*7。
当日は、井上陽水、ORANGE RANGE、小堺一機、さくらももこ、�盒郷人�子、May J.、前田たかひろ（作詞家）、薬師丸ひろ子、BS日テレ『地球劇場 100年後の君に聴かせたい歌』等から楽屋見舞いの花が贈られた*8。
観客には、天辰保文、今井翼*9、清水圭・香坂みゆき夫妻*10、高杉瑞穂*11、谷村新司*12、普天間かおり*13、星勝*14、南野陽子*15、山崎教昌、RYUMEI、BS日テレ『地球劇場 100年後の君に聴かせたい歌』のディレクター*16、来生えつこや来生の家族等の姿もあった。
谷村は、BS日テレ『地球劇場』以来の再会で、美しいシンフォニーの生音と来生の深い声の響きのハーモニーが心地好く、心も身体も癒され、遥かな別世界へ旅をしているような贅沢なコンサートに、観客は満足しているようだったと述べている*17。来生の真面目でストレートなトークがツボに入り、その哀愁のある美しい歌の世界との不思議な落差に「これこそが来生さんのキャリアの魅力なんだ」と改めて実感したという*18。終演後に対面した際は、思い切り照れている来生がとてもチャーミングで、来生の家族の温かな雰囲気から、家庭での姿が想像出来たと語っている*19。なお、楽屋では星勝や南野陽子とも相対したという*20。
また、高杉は楽屋で来生に握手をして貰い、母親は大橋純子、自身は来生のヴァージョンで「シルエット・ロマンス」を歌う事を伝えたという*21。
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| | 主なMC
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第一部：先月に65歳になって最近は薄ぼんやりして来た／オーチャードホールでのコンサートが1993年の『来生たかお Special 2days Concert Acoustic Tracks』以来22年振り／街角やスーパーで偶に「先生」と呼ばれるのは、恐らく作曲家のイメージがあるのだと思うが、自分はそんな人間ではない／渡辺俊幸に趣味を訊いたら「音楽」と答えられ、麻雀の方が楽しい自分とは違って「先生」の呼び名に相応しいと感じた／「Moon River」のように誰でも作れそうな楽曲こそ究極／音楽は感性だけで成り立つ素晴らしい
また、感性だけで音楽をやって来たという来生に対し、渡辺が「才能のある選ばれた人」とフォローをする場面があった。
第二部：先んじて出演したBS日テレ『地球劇場 100年後の君に聴かせたい歌』で自分のコメント（「叡智はゆっくりやって来る」）が大幅にカットされていたが、ネガティヴな内容だった故にカットされて良かった／余り社会と関わりたくない自分はテレビに出ない方が良いと思った／久世光彦の著作に向田邦子がよく「雨に咲く花」を口遊んでいた話があり、�盒郷人�子がカヴァーをしていて嬉しい／井上ひろしが早世したのでもう「雨に咲く花」は聴けないが、テレビで特集番組を作って欲しい／中学生の頃に美空ひばりの「Stardust」を聴いて感動した／還暦を迎えた渡辺の感想「自分が思っていた程年を取っていない」、これまでの人生で何を一番して来たかを考えると、今でも日に40本も喫煙する自分にとっては喫煙だが、渡辺は音符を書いた数だと思った／マイ・ラグジュアリー・ナイトのヒット秘話／小津映画に出ていた原節子が亡くなって「散る桜 残る桜も散る桜」と感じた／付かず離れずの井上陽水から「シルエット・ロマンス」に関する電話があった／久し振りに井上がコンサートで歌っている姿を見て感慨深かった／「牛に引かれて善光寺（参り）」でスタッフや家族、姉やファン、一期一会で出会った人達等のお蔭でやって来た／ニューアルバム『夢のあとさき』／ファンからの手紙に対する謝辞
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- 3日目（福岡県）
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主催：TNCテレビ西日本、BEA／企画制作：テンイヤーズ／後援：日本音声保存
本ツアーを通じて、MC用の譜面台を使用する毎に使い易い位置に移動させていたが、本公演では失念していた来生が「いとしい あした」のイントロが流れる最中、片付けに戻る場面が見られた。
来生がハンドマイクで歌う楽曲のみピアノを担当し、それ以外の場面では舞台から捌けていた紺野は、本公演の舞台の袖で聴いた「Goodbye Day」が忘れられないと語っている*22。
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| | 主なMC
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第一部：前乗りした福岡もまだ意外と寒い／同月の初めに風邪を引いて40度近い熱が出てしまった／65歳は微妙な年齢で、もし今死んだら「まだ若いのに」と言われそう／精神的には若いつもりでも、鏡を見ればやっぱり爺／某作家の「人生で本当に生きていて良かったと思うのは2日か3日である」という言葉に敵う日になれば嬉しい／井上陽水と出会った頃／付かず離れずの井上から「シルエット・ロマンス」に関する電話があった／久し振りに井上がコンサートで歌っている姿を見て感慨深かった／「牛に引かれて善光寺（参り）」でやって来た／本ツアーや『夢のあとさき』
第二部：自動販売機で釣り銭や缶コーヒーを取り忘れた／100円で販売されている自販機に硬貨を入れたらお釣りが400円も出て来て、100円と500円を間違えて投入していたのに気付き、ボケて来たと思ったが、赤瀬川原平の著作に同じようなエピソードがあった／夕暮れ時が嫌いな赤瀬川が同じ思いを歌った洋楽を見付けた／久世光彦の著作に向田邦子がよく「雨に咲く花」を口遊んでいた話があり、�盒郷人�子がカヴァーをしていて嬉しい／中学生の頃に美空ひばりの「Stardust」を聴いて感動した／「趣味は音楽」という渡辺俊幸は、麻雀の方が楽しいと思っている自分とは違って凄い／これまでの人生で何を一番して来たかを考えると、今でも日に40本も煙草を吸う自分にとっては喫煙で、渡辺は音符を書いた数だと思うが、互いに60代なので「明日出来る事は今日するな」という座右の銘でやって行くのが良い／ニューアルバム『夢のあとさき』の内容／豊かだった1960年代や1970年代の流行歌／「隠居発言」の真相等について語られた。
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- 4日目（北海道）
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主催：道新スポーツ、道新文化事業社／企画制作：テンイヤーズ、エニー／後援：日本音声保存／特別協力：テレビ北海道、HBC北海道放送
「浅い夢」でピアノを弾いた紺野は、演奏後に起立する際にバランスを崩し、両手を回転させて体勢を立て直す仕草をした為、会場から軽く笑いが起きた。
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| | 主なMC
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第一部：同月の初めに風邪を引いて40度近い熱が出てしまった／65歳は微妙な年齢で、もし今死んだら「まだ若いのに」と言われそう／精神的には若いつもりでも、鏡を見ればやっぱり爺／某作家の「人生で本当に生きていて良かったと思うのは2日か3日である」という言葉に敵う日になれば嬉しい／米長邦雄が語る「運」の話が自分の音楽活動の心掛けになっており、多くの人の力添えで40年やって来られた／本ツアーやニューアルバム『夢のあとさき』
第二部：音楽に興味を持ったきっかけ／影響を受けたアーティスト／幼少時から好きな歌謡曲／井上ひろしが早世したのでもう「雨に咲く花」を聴けなくて残念／井上のビブラートと喉仏、久世光彦の著作に向田邦子がよく「雨に咲く花」を口遊んでいた話があり、�盒郷人�子がカヴァーをしていて嬉しい／美空ひばりに念願の楽曲提供が出来た／アメリカ映画『Whiplash／セッション』の中に喫煙シーンがなかったのは不自然／これまでの人生で何を一番して来たかを考えると、今でも日に40本も煙草を吸う自分にとっては喫煙で、渡辺は音符を書いた数だと思う／『夢のあとさき』の内容／豊かだった1960年代や1970年代の流行歌／小津映画に出ていた原節子が亡くなって「散る桜 残る桜も散る桜」と感じた／「隠居発言」の真相
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- 5日目（愛知県）
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主催：中京テレビ放送／企画制作：テンイヤーズ／後援：日本音声保存
紺野の衣装は黒一色のワンピースだったが、本公演のみトップスに白い飾りをあしらったものだった。
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| | 主なMC
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第一部：某作家の「人生で本当に生きていて良かったと思うのは2日か3日である」という言葉に敵う日になれば嬉しい／東京公演にBS日テレ『地球劇場 100年後の君に聴かせたい歌』のディレクターが観覧に来ている事を知らずに自身のコメントがカットされた件を明かした所、公演後、総集編の回で放送する旨を約束された／ネガティヴな内容がカットされて良かったと話したが、約束通り放送された
第二部：音楽に興味を持ったきっかけ／影響を受けたアーティスト／幼少時から好きな歌謡曲／井上ひろしが早世したのでもう「雨に咲く花」を聴けなくて残念／井上のビブラートと喉仏、久世光彦の著作に向田邦子がよく「雨に咲く花」を口遊んでいた話があり、�盒郷人�子がカヴァーをしていて嬉しい／美空ひばりに楽曲提供が出来た／「隠居発言」の真相／山口瞳／もうエネルギーがないから、特に良い事も悪い事もしない／スタッフや家族、姉やファン、一期一会で出会った人達等のお蔭でやって来られた
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- 6日目（埼玉県）
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主催：テレビ朝日／企画制作：テンイヤーズ、エニー／後援：（公財）埼玉県産業文化センター、日本音声保存
予定曲目として、チラシでは予め「夢の途中」「シルエット・ロマンス」「セカンド・ラブ」が告知されていた。
「浅い夢」は、長らく手紙を書いてくれた亡きファンに捧げる1曲として紹介されたが、その途中で涙ぐむ場面があった。胸を打たれた紺野は、危うくステージで号泣しそうになり、「来生さんは本当に優しい人です」と語っている*23。
第二部でステージに再登場した際、眼鏡を掛け忘れており、MCが終わった段階でスタッフが来生の許に届けた。
かつて『Passage』『Another Story』等の制作に携わった音楽プロデューサーの末崎正展が来場していた*24。また、BS日テレ『地球劇場』から贈られた花がロビーに飾られた。
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| | 主なMC
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第一部：冒頭に前々日に発生した熊本地震に対するお見舞い／沢山の人々のお蔭で40年やって来られた／本ツアーの事／毎回MCの内容に悩むが、今回は会場が和むように山口瞳の話（人となりと生き方、長嶋茂雄との対談、エッセイ「ハヤシライス」）をする
第二部：埼玉県の北本市で曲作りに夢中になっていた頃、大宮から北本まで駅の数が少ないので近いかと思ったら、区間が長かった／デビューまでの経緯とその後の顛末に関して「種を蒔いて芽が出て枝が茂って花が咲く」という過程を経たのが良かった／平岡精二、中学生の頃に美空ひばりの「Stardust」を聴いて感動し、念願が叶って楽曲提供をした／編曲家の重要性／ニューアルバム『夢のあとさき』の内容／豊かだった1960年代や1970年代の流行歌／TSUKEMENのプロフィール
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- 7日目（神奈川県）
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主催：テレビ朝日、神奈川新聞社、FMヨコハマ／企画制作：テンイヤーズ、エニー／後援：日本音声保存
「流れる…」の後のMC中、渡辺が舞台から一旦捌け、その後、スタッフにより指揮者用のモニタースピーカーが交換される場面があった。公演を重ねる度により良き音楽を目指した渡辺は、千秋楽に相応しく充実感に溢れる演奏が出来たと述べている*25。また、全公演が終了した事は名残惜しく、歌手デビュー45周年記念でもオーケストラでコンサートを演りたい旨を来生に伝えたという*26。
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| | 主なMC
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第一部：熊本地震に対するお見舞い／沢山の人々のお蔭で40年やって来られた／本ツアーの事／米長邦雄の「運」の話が音楽活動の心掛けになっており、多くの人の力添えで40年やって来られた／吉本隆明の「素質」の話（どんな物事も10年やれば一角の人間になれる）
第二部：井上陽水と出会った頃／デビューまでの経緯とその後の顛末に関して「種を蒔いて芽が出て枝が茂って花が咲く」という過程を経たのが良かった／平岡精二／編曲家の重要性／ニューアルバム『夢のあとさき』の内容／豊かだった1960年代や1970年代の流行歌／「隠居発言」の真相／次のコンサートツアー（『来生たかお 40th Anniversary Acoustic Tracks 2016 夢のあとさき』）
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スケジュール †
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| No. | 日付 | 会場 | 開場／開演 | 料金／席種 | 備考 |
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| 1 | 2015.12.19（土） | 兵庫県・神戸国際会館 こくさいホール | 16:00／17:00 | S席8500円／指定席 | 民間社会福祉事業職員互助会会員：A席6800円 | | A席7500円／指定席 | | B席6500円／指定席 | | 2 | 2015.12.27（日） | 東京都・Bunkamura オーチャードホール | 16:15／17:00 | ペアS席16000円／指定席 | ペアS席はちけっとぽーと、会館のみの取り扱い
京王パスポート会員、チケットセディナオンライン会員：S席8200円
コープネット会員生協組合員：SS席9700円、S席8200円 | | SS席10000円／指定席 | | S席8500円／指定席 | | A席7500円／指定席 | | B席6500円／指定席 | | 3 | 2016.03.13（日） | 福岡県・アクロス福岡 福岡シンフォニーホール | 16:30／17:00 | S席8500円／指定席 | | | A席7500円／指定席 | | 4 | 2016.03.19（土） | 北海道・札幌コンサートホール Kitara | 16:15／17:00 | S席8500円／指定席 | ほくせんカード会員、JAF会員：A席4500円
ニッセンレンエスコート会員：A席4500円 | | A席7500円／指定席 | | B席6500円／指定席 | | 5 | 2016.04.09（土） | 愛知県・愛知県芸術劇場 コンサートホール | 16:15／17:00 | S席8500円／指定席 | 中津川・恵那地域勤労者福祉サービスセンター、愛知県労働者福祉基金協会会員、マルエイ友の会会員：S席8000円
知多地区勤労者福祉サービスセンター会員：S席7000円
豊田市勤労者サービスセンター会員：S席6800円 | | A席7500円／指定席 | | B席6500円／指定席 | | 6 | 2016.04.16（土） | 埼玉県・大宮ソニックシティ | 16:15／17:00 | ペアS席16000円／指定席 | コープデリeフレンズ会員：S席8200円
J:COM加入者はS席8200円
入場者数：1235名*27 | | S席8500円／指定席 | | A席7500円／指定席 | | B席6500円／指定席 | | 7 | 2016.04.24（日） | 神奈川県・神奈川県民ホール | 16:30／17:00 | ペアS席16000円／指定席 | J:COM加入者はS席8200円 | | S席8500円／指定席 | | A席7500円／指定席 |
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出演 †
- 2015.12.19（土）
- Vocal, Piano：来生たかお
- Conductor：渡辺俊幸／Orchestra：大阪交響楽団／Piano：紺野紗衣
- 2015.12.27（日）
- Vocal, Piano：来生たかお
- Conductor：渡辺俊幸／Orchestra：東京フィルハーモニー交響楽団／Piano：紺野紗衣
- 2016.03.13（日）
- Vocal, Piano：来生たかお
- Conductor：渡辺俊幸／Orchestra：九州交響楽団／Piano：紺野紗衣
- 2016.03.19（土）
- Vocal, Piano：来生たかお
- Conductor：渡辺俊幸／Orchestra：札幌交響楽団／Piano：紺野紗衣
- 2016.04.09（土）
- Vocal, Piano：来生たかお
- Conductor：渡辺俊幸／Orchestra：名古屋フィルハーモニー交響楽団／Piano：紺野紗衣
- 2016.04.16（土）
- Vocal, Piano：来生たかお
- Conductor：渡辺俊幸／Orchestra：東京フィルハーモニー交響楽団／Piano：紺野紗衣／Violin：TAIRIKU（TSUKEMEN）、KENTA（TSUKEMEN）
- 2016.04.24（日）
- Vocal, Piano：来生たかお
- Conductor：渡辺俊幸／Orchestra：東京フィルハーモニー交響楽団／Piano：紺野紗衣
セットリスト †
2015.12.19（土）／2015.12.27（日）／2016.03.13（日） †
2016.03.19（土）／2016.04.09（土） †
2016.04.16（土） †
2016.04.24（日） †
関連アルバム †
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