来生たかお大百科/コンサート
解説 †
常陽銀行が運営する常陽文化センターが、地域の芸術や文化に関する普及啓蒙活動を旨に主催する「友の会ふれあい催事」として開催されたコンサート。
同年度に多くのアーティスト(下記「全日程(2019年度年)」参照)のステージが企画されたが、単独アーティストで1日2回4公演を行ったのは来生のみだった。
各アーティスト毎に募集月、案内地区(茨木県内の市町村)が指定されており、常陽文化センターの「友の会」会員は、機関誌『常陽藝文』に同封された申込葉書で、観覧希望の1公演のみを選択し、応募する形だった。個人会員は2名まで、法人会員は6名まで観覧出来た。また、会員の申し込みが締め切られた後、観覧席に余裕があれば、非会員も電話にて応募が可能だったが、残席は発生しなかった。但し、非会員でも事前に「友の会」に入会し、年会費の4700円を納めていれば観覧は可能で、チケット代は実質、無料だった。
当日は、予め送付された入場券を会場の受付で整理券付きプログラムと交換した後、再集合時間には整理番号順に待機、入場するシステムだった。
開演直後、常陽銀行の支店長による挨拶や、来生に関する簡単な紹介があった。
美術 †
吊り物等、同年のコンサートツアー『来生たかお Stand Alone 2019 Acoustic Tracks』に準じたものだったが、照明効果に力が入れられた。
楽曲 †
「浅い夢」のイントロは、同年の『来生たかお Stand Alone 2019 Acoustic Tracks』とは異なるアレンジだった。同じく、「シルエット・ロマンス」のアレンジも上記コンサートツアーとは異なり、企画アルバム『Visitor』収録ヴァージョンを基調にしたものだった。
「疑問符」「セカンド・ラブ」の編曲は、提供歌手のヴァージョンを基調としたものだった。
「君のスープを」「真冬の帰り道」「いいじゃないの幸せならば」「雨に咲く花」は、眼鏡を外し、プロンプターで歌詞を確認しながらスタンドマイクで歌った。
「いいのかな…」「マイ・ラグジュアリー・ナイト」では、ウッドベースが使用された。
本ツアーを挟んで開催された『来生たかお Exclusive Live Memories of Showa』から昭和歌謡が6曲加えられた。それに合わせ、ギターはセミアコースティック(エレクトリック)1本だった。
コンサートの後半、楽曲によってはRYUMEIと藤谷一郎はスタンディングで演奏した。
その他 †
衣装は、裾出しスタイルのシャツにネクタイ、グレー系のジャケット姿だった。
各公演 †
- 1日目
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1st Stage
開場前、主催者側から観客に向け、リハーサルが長引いている旨の案内があった。事前の案内では、コンサートの所要時間は100分間だったが、実際は約120分だった。
「Goodbye Day」の冒頭にて、サポートメンバーと演奏のタイミングが合わず、来生が高笑いをし、やり直す場面があった。「夢の途中」では、観客から自然と手拍子が起きた。
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| | 主なMC
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「藝文友の会」に呼んで貰えて嬉しい/当会場でのコンサートは1989年以来で、近隣の小川町では1996年に開催した/明るい歌も好きだが音楽の底流には哀愁があり、今回はそんな昭和歌謡も歌う/12月12日は小津安二郎の誕生日であり命日でもある/来年70歳になるのが信じられない/人生100年時代と言われているが、ほとんどの人は社会生活が困難になる/野坂昭如の言葉(安楽死は最大の福祉)と山田風太郎の言葉(或る日突然、若者が死に絶えたら世界は破滅的になるが、老人が死に絶えても余り影響はない)/自分は惜しまれずに人知れず死にたい/この先の世界情勢や棋士の藤井聡太が名人になれるかどうか等を見届けたい気持ちがある一方、老犬や妻との別れの喪失感を想像するとやはり先に死にたい/年を取って良いと思えるのは、曲作りに熱中した若い頃やザ・ビートルズの日本武道館公演、ギルバート・オサリヴァンとの共演、仕事の予定で真っ黒だったピーク時のスケジュール帳等、色んな思い出が出来る事/「さよならのめまい」はスマッシュヒットだったが好きな楽曲/『来生たかお Exclusive Live Memories of Showa』/「君のスープを」は名曲とは言い難いが、姉の友達が弾き語りで歌うのを聴き、作曲のきっかけになった/「真冬の帰り道」は汚れのない青春時代が甦って胸がキューンとし、その作曲者である喜多嶋修は内藤洋子と結婚した/「いいじゃないの幸せならば」は刹那的、退廃的な歌詞にさり気ないメロディーで仕上がっている/小学3年生の夏休みの頃に流行っていた「雨に咲く花」は、センチメンタルなメロディーが子供心にシビれたが、もう井上ひろしの歌声が聴けないのは残念/「今日でお別れ」はバラードの鉄板だが、歌詞に描かれた女性像は遠慮したい/「異邦人」は1970年代の秀逸の1曲で、サビで急にメジャー調になる所が面白く、ヨーロッパ風のメロディーに中近東風の編曲をした萩田光雄は素晴らしい/永六輔に作詞を依頼した「いいのかな…」と歌手デビュー25周年記念アルバム『Dear my company』
2nd Stage
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- 2日目
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1st Stage
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| | 主なMC
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「飲む」「打つ」「買う」の2つは余りしないが、自分にとって「打つ」は、今も月に一度程度やっている麻雀と、息抜き程度で時々やるパチンコで、競馬にも興味がある
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2nd Stage
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| | 主なMC
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「藝文友の会」に呼んで貰えて嬉しい/当会場でのコンサートは1989年以来で、近隣の小川町では1996年に開催した/明るい歌も好きだが音楽の底流には哀愁があり、今回はそんな昭和歌謡も歌う/「何が起きてもおかしくない」年齢になったと思っていたら、山田太一のエッセイ集『月日の残像』収録のエピソードのような出来事(自宅に持ち帰った筈のファイルが紛失し、思いがけず別の鞄から出て来た)が起きた/「さよならのめまい」はスマッシュヒットだったが好きな楽曲/『来生たかお Exclusive Live Memories of Showa』/「君のスープを」は名曲とは言い難いが、姉の友達が弾き語りで歌うのを聴き、作曲のきっかけになった/「真冬の帰り道」は汚れのない青春時代が甦って胸がキューンとし、その作曲者である喜多嶋修は内藤洋子と結婚した/「いいじゃないの幸せならば」は刹那的、退廃的な歌詞にさり気ないメロディーで仕上がっている/小学3年生の夏休みの頃に流行っていた「雨に咲く花」は、センチメンタルなメロディーが子供心にシビれたが、もう井上ひろしの歌声が聴けないのは残念/「今日でお別れ」はバラードの鉄板だが、歌詞に描かれた女性像は遠慮したい/「異邦人」は1970年代の秀逸の1曲/永六輔に作詞を依頼した「いいのかな…」と歌手デビュー25周年記念アルバム『Dear my company』
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主催:公益財団法人常陽文化センター
全日程(2019年度年) †
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- 05/15(茨城県・結城市民文化センター):八神純子
- 05/23(茨城県・日立市市民会館):上妻宏光
- 06/18(茨城県・ひたちなか市文化会館):山下洋輔 & 三舩優子
- 07/17(茨城県・いわき芸術文化交流館):加羽沢美濃 & 山田姉妹
- 07/24(茨城県・常陸太田市民交流センター):渡辺真知子
- 09/11,12(茨城県・つくば市立ノバホール):太田裕美 & 細坪基佳 & 三浦和人
- 10/09(茨城県・牛久市中央生涯学習センター):春風亭小朝
- 11/19(茨城県・神栖市文化センター):因幡晃
- 12/12,13(茨城県・茨城県立県民文化センター):来生たかお
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スケジュール †
日付 | 会場 | 開場/開演 | 料金/席種 | 備考 |
---|
2019.12.12(木) | 茨城県・茨城県立県民文化センター(ザ・ヒロサワ・シティ会館) | 14:30/15:00 | 無料/自由席 | 入場者数:4600名*1 |
18:30/19:00 |
2019.12.13(金) | 茨城県・茨城県立県民文化センター(ザ・ヒロサワ・シティ会館) | 13:30/14:00 | 無料/自由席 |
17:30/18:00 |
出演 †
- Vocal, Piano:来生たかお/Keyboards:山崎教昌/Electric Guitar, Chorus:RYUMEI/Electric Bass, Wood Base:藤谷一郎/Drums:桜井正宏
セットリスト †
開演前BGM=小津安二郎の映画作品より「サセレシア」他
- 君の選択
MC
- はぐれそうな天使
- P.S.メモリー
- 浅い夢
MC
- シルエット・ロマンス
- 疑問符
- セカンド・ラブ
- さよならのめまい
MC
- 君のスープを
- 真冬の帰り道
- いいじゃないの幸せならば
- 雨に咲く花
MC
- 今日でお別れ
- 異邦人
MC〜メンバー紹介
- スローモーション
- 夢の途中
- Goodbye Day
MC
- いいのかな…
- マイ・ラグジュアリー・ナイト
MC
- あなたに還る日
※19,20:アンコール
※1〜4,15〜18,20:Piano
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