林部智史

来生たかお大百科 ＞ 楽曲提供＆カヴァーアーティスト

シルエット・ロマンス †

ライヴヴァージョン（ライヴのみ） †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 『デビュー1周年 アニバーサリーコンサート 林部智史 あいたい』（2017.02.20／東京都・東京オペラシティ コンサートホール）より
• 大橋純子の提供曲のカヴァー

恋衣 †

2017年の秋、来生は、普段は寡黙な音楽プロデューサーの安部潤から、抜群の歌唱力を持ったシンガーが居るとの電話を受け、きっと只者ではないと思いつつ、送られて来た音資料を聴いた所、それが確信となり、林部の高音が美しい、透明感のある、切なくて絶妙な声を活かすよう、作曲をしたと述べている*1。

また、向田邦子が文壇に登場した際、山本達彦が、突然現れた時に既に名人だったと称賛したエピソードを引き*2、自身のコンサートにおいても、林部のデビュー曲「あいたい」を口遊み、その歌唱力を絶賛すると共に、本曲の良さを自負している*3。因みに、林部と同じく山形県出身である夫人からは「同郷の好で良い曲を書いてあげて」と言われたという*4。

林部は、大ヒットメーカーの阿木、来生による書き下ろし曲にプレッシャーを感じつつ、自分で色を染めずに歌う事を心掛け*5、歌詞の主人公は男性だが、中性的な声質の方が良いと思い、来生のデモテープよりも1オクターブ近くキーを上げたという*6。また、艶感と色気のある渋い男心の美しいメロディーは、特にサビの部分が強く頭に刷り込まれ、女性が思われたい男性を男性目線で描かれた繊細な歌詞が加わる事で、男心、女心を凌駕する色気が出て化学反応を起こしていると評している*7。

作詞を担当した阿木は、メロディーの後半に同じリフレインが何回もあった為、歌詞を付けるのが大変かと思ったが、林部の透明感のある声に導かれ、思いの外、すんなりと言葉が乗ったと語っている*8。また、恋をしない若い男性が増えているのは何とも勿体なく感じ、来生の美しいメロディーと、林部の透明感のある湖の底まで透けて見えそうな声ならば、狂おしい情念さえもパステルの虹色になると信じ、全ての男女が命の華である恋に胸を時めかせて生きて欲しいという想いを込めたという*9。因みに、当初は林部自ら、女性が主人公のラヴソングとして歌詞を書いてみたが、今一だったと述べている*10。

オリジナルヴァージョン †

• 作詞：阿木燿子
• 作曲：来生たかお
• 編曲：安部潤
• 5:30

ライヴヴァージョン †

• 作詞：阿木燿子
• 作曲：来生たかお
• 6:00
• 『林部智史 3rd Anniversary Concert』（2019.03.04／東京都・サントリーホール）より

ライヴヴァージョン2 †

• 作詞：阿木燿子
• 作曲：来生たかお
• 編曲：横山淳
• 6:07
• 『林部智史 4th Anniversary Concert』（2021.02.21／大阪府・フェスティバルホール）より

ライヴヴァージョン3 †

• 作詞：阿木燿子
• 作曲：来生たかお
• 編曲：横山淳
• 『林部智史 4th Anniversary Concert』（2021.02.21／大阪府・:フェスティバルホール）より

カヴァーアーティスト †

• Enye
• CANDY BAND
• Sara
• 西脇睦宏
• Melanie Joanne
• Mobile Melody Series

やさしい眺め †

『林部智史の希望音楽祭』（2019.08.24／山形県・希望ホール）において披露された後*11、レコーディング版がリリースされた。

• 作詞：来生えつこ／林部智史
• 作曲：来生たかお
• 編曲：出川和平