来生たかお Stand Alone 2023 Christmas Color

来生たかお大百科／コンサート

解説 †

2006年に始まった、タイトルに「Stand Alone」「Christmas Color」を冠したクリスマス公演。

来生自身による事前のメッセージにおいて、本公演はMCを控え目にする代わりに曲目を増やす事、初めて歌う楽曲や久し振りに謳う楽曲を加える旨が明言された*1。

美術 †

開演及び終演時は、緞帳が昇降された。

舞台左右に格子戸状のオブジェが設置され、楽曲によっては同年の『来生たかお Stand Alone 2023 Acoustic Tracks』同様、ステージの左右からパースが付けられた、4つずつスリットが入った吊り物が配された。また、照明は通常のサスペンションライトや転がしの他、舞台後方に8台、左右オブジェの間に2台のスポットライトが設置された。

同年の『来生たかお Stand Alone 2023 Acoustic Tracks』で使用されていたアンティーク調のスタンドライトは、MC用のサイドテーブルに置かれなかった。

「Made In X'mas」では、ステージ中空にクリスマスリースが提げられた。

楽曲 †

「そっとMIDNIGHT」は緞帳が開くのと同時に演奏が始まり、来生はイントロの最中に袖から登場した。また、演奏終了と同時に間髪を入れず挨拶が行われた。

「そっとMIDNIGHT」「愛という角度」「風のエピローグ」「夢紡ぐ日」「Made In X'mas」「WE WILL」「頬杖の幸福」はスタンドマイクで、「シルエット・ロマンス」はステージを左右に移動しながらハンドマイクで歌われた。

「ためいき春秋」「浅い夢」「あなたに還る日」「ありがとうソング」は、同年の『来生たかお Stand Alone 2023 Acoustic Tracks』に準じたアレンジで披露された。

「シルエット」は、企画アルバム『LABYRINTH II』収録ヴァージョンとは異なるアレンジがなされた。

「あなたでなければ」が初めてカヴァーされ、美空ひばりが歌ったヴァージョンとは異なり、ジャージーにアレンジされた。

「いつか月夜で」「あなたでなければ」「浅い夢」「夢紡ぐ日」「ありがとうソング」ではウッドベースが使用された。

RYUMEI、藤谷は多くの楽曲でスタンディングで演奏し、「WE WILL」では観客に手拍子を促した*2。

ギターは、エレキトリックギターに加え、セミアコースティックギターが使用された。

その他 †

衣装は、濃いグレーのカーディガンに薄いグレーのパンツだった。

RYUMEI、藤谷はハットを着用した。

全会場のPAブース付近にビデオカメラが設置された。

ロビーには、作詞家の前田たかひろからの花が飾られた。

各公演 †

• 1日目

  +

  ...

  主催：神戸国際会館／企画・制作：テン・イヤーズ／協力：サウンドクリエーター 「シルエット・ロマンス」の間奏で、客席から拍手が起きた。 +   主なMC 先月で73歳になったが、自分が70代なのが信じられない／自分にも10代、20代の頃があった／男性の平均寿命81歳まで8年しかない／60代の頃はまだ先があると思ったが、70代になったて衰えを感じた／今年はオフィシャルサイトで月1のコメントを書けた／今年は高橋幸宏、坂本龍一、もんたよしのり、谷村新司と70代のミュージシャンが多く亡くなった／大橋純子の死去はショックだった／病気から復帰した時の大橋の歌声は素晴らしかった／「シルエット・ロマンス」の歌う順番の変更を考えたが、泣きそうに思ってそのままにした／筒美京平作品の中でも「たそがれマイラブ」は秀逸／KAN、鮎川誠、犬塚弘、ダークダックスの遠山一談、Eテレ『猫のしっぽ カエルの手』のべニシア、山田太一も亡くなった／山田風太郎の言葉「死は推理小説のラストのようにその人にとって意外な形でやって来る」／人間はいつ死ぬか分からないが、逆に分かっても困る／人生はペーソス／諸々やりたい事があるのでまだ死にたくはない／この年齢になると明るい事がなく、いつものように暗い話になった／Yout ubeには記憶にない提供曲が沢山ある

• 2日目

  +

  ...

  主催：ANY（J:COMグループ）／企画制作：テン・イヤーズ 「Made In X'mas」のアウトロの最中、ステージにプレゼントを置きに来る観客が居り、係員が即座に回収した。 +   主なMC 先月で73歳になったが、自分が70代なのが信じられない／自分にも10代、20代の頃があった／男性の平均寿命81歳まで8年しかない／60代の頃はまだ先があると思ったが、70代になったて衰えを感じた／今年はオフィシャルサイトで月1のコメントを書けた／今年は高橋幸宏、坂本龍一、もんたよしのり、谷村新司と70代のミュージシャンが多く亡くなった／大橋純子の死去はショックだった／病気から復帰した時の大橋の歌声は素晴らしかった／「シルエット・ロマンス」の歌う順番の変更を考えたが、泣きそうに思ってそのままにした／「たそがれマイラブ」は歌い出しのB7、サビ頭のDm7、その後のCM7等*3、筒美京平作品の中でも秀逸／KAN、鮎川誠、犬塚弘、ダークダックスの遠山一談、Eテレ『猫のしっぽ カエルの手』のべニシア、山田太一も亡くなった／山田風太郎の言葉「死は推理小説のラストのようにその人にとって意外な形でやって来る」／人間はいつ死ぬか分からないが、逆に分かっても困る／人生はペーソス／諸々やりたい事があるのでまだ死にたくはない／この年齢になると明るい事がなく、いつものように暗い話になった／メンバー中一番若い40代の佐藤由は、自分のデビュー時にはまだ生まれていなかった／茗荷谷在住の藤谷一郎は、ドラマーの桜井正宏の紹介で参加するようになった／30代でメンバーになったRYUMEIも今はもう50代で、一緒にサウンド作りをするが、You TubeでFannyという女性バンドを知って共に気に入った／山崎教昌は最も古いメンバーでソロキャンプや家庭菜園が趣味／Yout ubeには記憶にない提供曲が沢山ある

スケジュール †

出演 †

Vocal, Piano：来生たかお／Keyboards：山崎教昌／Acoustic Guitar, Electric Guitar, Chorus：RYUMEI／Electric Bass, Wood Bass：藤谷一郎／Drums：佐藤由

セットリスト †

開演前BGM＝Jingle Bells／We Wish You A Merry Christmas／Santa Claus Is Comin To Town 他

1. そっとMIDNIGHT
   MC
2. 愛という角度
3. 風のエピローグ
4. シルエット・ロマンス
   MC〜たそがれマイ・ラブ*4
5. まどろみミステリー
6. いつか月夜で
7. ためいき春秋
8. あなたでなければ
   MC
9. はぐれそうな天使
10. 待ち人来たらず
11. 浅い夢
12. Goodbye Day
    MC〜メンバー紹介
13. シルエット
14. 心のゆくえ
15. あなたに還る日
16. 夢の途中
17. さよならのプロフィール
    MC
18. 夢紡ぐ日
19. Made In X'mas
20. WE WILL
21. 頬杖の幸福
22. ありがとうソング

※19〜22：アンコール
※9〜17,22:Piano