来生たかお大百科/コンサート
解説 †
2015年から恒例になった、タイトルに「Stand Alone」「Acoustic Tracks」を冠したコンサートツアー。
2022年3月14日、ドラマーの桜井正宏が本ツアー初日の1週間前(リハーサルの前日)に急逝した事で開催が危ぶまれたが、企画アルバム『追憶』の収録曲を桜井のレコーディング音源とシンクロさせる等の演出を用い、宮崎公演、栃木公演はトリオ編成で行われた*1。その後、東京(八王子)公演からは野呂尚史がドラムを担当し、セットリストの差し替えや曲順の入れ替えも行われた(下記「セットリスト」参照)。
美術 †
前年末の『来生たかお Stand Alone 2021 Christmas Color』と同様、白黒チェック模様のパンチカーペットが使用された他は概ねシンプルだった(東京〈日本橋〉、埼玉、福岡、札幌公演は、ステージ規模等の関係上、使用されなかった)が、愛知、千葉公演では加えて上記公演でも使用されたステージの左右にパースが付けられたタイル状の吊り物も配された。
東京(日本橋)公演以降は、MC用のサイドテーブルにアンティーク調のスタンドライトが置かれ、適宜、点灯されたが、広島公演は設置されなかった。
「涼しい影」のアウトロで後引幕が開帳される演出が、多くの会場で行われた。
楽曲 †
前年にリリースされた企画アルバム『追憶』から5曲が披露された。
「シルエット・ロマンス」は、企画アルバム『Visitor』収録ヴァージョンを基にアレンジされ、来生はそのイントロと共に登場した。
「ひと月ののち」は、ウッドベース(打ち込み)や、ドラム演奏にブラシが使用される等、ジャージーにアレンジされた。
「シルエット・ロマンス」「セカンド・ラブ」「マイ・ラグジュアリー・ナイト」はハンドマイクで、「ひと月ののち」「あなたのポートレート」「夏の迷宮」「永遠…」「まなざしの彼方」はスタンドマイクで歌われた。なお、「恋人の領分」は東京(八王子)公演からスタンドマイクでの披露に変わった。
「トワイライト〜夕暮れ便り〜」のサビでは、右手にマイクを持ち、左手は『来生たかお 45th Anniversary Concert Tour 2021 Acoustic Tracks』と同様に、胸の前で動かすアクションが取り入れられたが、次第に控え目になって行った。「悲しいくらいほんとの話」は、1番、2番共に最後にスキャット(Nh〜)が付けられた。
「時を輝かせて」ではカホンが、「風の忘れもの」「君の選択」「浅い夢」では鍵盤ハーモニカが使用された。
「風の忘れもの」「涼しい影」は来生の弾き語りで始まり、前者はサビから、後者は間奏からバンドメンバーが加わった。
宮崎公演と栃木公演のみ、セミアコースティックギターに加え、アコースティックギターも使用された。
パーカッションは、カホン、タンバリン、ウインドチャイム、スレイベル、クラベス等で構成された。また、ドラムはシンバルが8枚設置され、チャイナシンバルも使用された。
その他 †
衣装は、裾出しスタイルのシャツにグレー系ジャケットと黒いパンツから始まり、東京(八王子、日本橋)公演は厚手の白いカーディガン姿、埼玉公演以降は薄手のグレー系ジャケット姿に変わった。また、山崎教昌は神奈川公演から広島公演までハットを着用した。
各公演 †
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- 1日目(宮崎県)
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主催:宮崎市清武文化会館(指定管理者:トールツリーグループ)/企画・制作:テン・イヤーズ/制作協力:エニー、ビルバイン・ネクスト/協力:旭プロモーション
会場である宮崎市清武文化会館のオフィシャルサイトでは、27年振り(『宮崎市制70周年記念 よみがえれ大淀川!コンサート』以来)の公演である事も告知された。
会場では客席数が間引かれ、手指の消毒や検温、連絡先の記入、マスクの着用、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められた。
「恋人の領分」が桑江知子への提供曲である旨を、代表曲「私のハートはストップモーション」を挙げながら説明した所、客席から今披露した歌の事と勘違いするような声が上がった為、来生が苦笑いで本来の曲名を告げる場面があった。
企画アルバム『追憶』の収録5曲を歌い終わった際に「桜井君、お疲れ様」と言い添え、メンバー紹介の際にも桜井の名前を挙げた。その際、観客から一際大きな拍手が捧げられた。また、RYUMEI、山崎は、それぞれの名前が紹介される際、互いの楽器を奏でて色を添えた。
「夢の途中」は、RYUMEIのカウントダウンで始まった。
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| | 主なMC
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宮崎県は1980年代や1990年代によくコンサートを開催したが、久し振りにまた来られて嬉しい/未だコロナ禍だが粛々と歌って行く/企画アルバム『追憶』/リハーサルの前日3月14日に桜井正宏が52歳で逝去したショックと悲しみ、本ツアーの開催にも悩んだ/桜井の人柄(最も長く携わったドラマーで、繊細、優秀、練習熱心で、LINEの「準備万端です」と言う返ほ信にいつも安堵した事)/自分の年齢が信じられず、若い頃よりも寂寥感や孤独感の度合いが深く、未だに愛犬の面影が残っているが、年齢的にもう犬を飼えない/『NHK紅白歌合戦』の歌がほとんど解らなくなった一方で『年忘れにっぽんの歌』に感服したのは、個人的に若者の音楽に付いて行けなくなったからではなく、昭和歌謡が終焉したからだと感じる/それでもやりたい事を坦々とやって過ごしたい
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- 2日目(栃木県)
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主催:とちぎ岩下の新生姜ホール(栃木文化会館)/企画・制作:テン・イヤーズ/制作協力:エニー、ビルバイン・ネクスト
会場では客席数が間引かれ、手指の消毒や検温、連絡先の記入、マスクの着用、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められた。
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| | 主なMC
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栃木県は1980年代や1990年代によくコンサートを開催したが、久し振りにまた来られて嬉しい/未だコロナ禍で、地震や電力逼迫、ミサイル発射や戦争等が起きているが粛々と歌って行/企画アルバム『追憶』/リハーサルの前日3月14日に桜井正宏が52歳で逝去したショックと悲しみ、本ツアーの開催にも悩んだ/桜井の人柄(最も長く携わったドラマーで、繊細、優秀、練習熱心で、LINEの「準備万端です」と言う返信にいつも安堵した)/自分の年齢が信じられず、若い頃よりも寂寥感や孤独感の度合いが深く、未だに愛犬の面影が残っているが、年齢的にもう犬を飼えない/山田太一のエッセイ*2に共感しつつも、ペシミスチックな性格にもう少し器量や度量があった方が良いと思う/波風を立たせずに過ごしたい/
企画アルバム『追憶』の収録5曲を歌い終わった際に「桜井君、お疲れ様」と言い添え、メンバー紹介の際にも桜井の名前を挙げた。その際、観客から一際大きな拍手が捧げられた。また、RYUMEI、山崎は、それぞれの名前が紹介される際、互いの楽器を奏でて色を添えた。
「夢の途中」は、RYUMEIのカウントダウンで始まった。
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- 3日目(東京都)
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主催:KMミュージック/共催:(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団/後援:ニッポン放送、日本音声保存/企画制作:テン・イヤーズ
会場では手指の消毒や検温、マスクの着用、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められたが、客席数の間引きや連絡先の記入は割愛された。
「君の選択」では歌詞の一部に失念があった。
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| | 主なMC
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漸く新型コロナウイルス感染症が減少して来たが、今夜も粛々と歌って行く/「ひと月ののち」のサビの歌詞を聞くと愛犬“ミミ”の闘病を思い出し、死後も獣医科病院へ向かう道で号泣してしまい、獣医と会話が出来ず、今でもその道を通れない/「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/企画アルバム『追憶』/自分が70代なのが信じられず、心身共に変化して来るが、特に前者は寂寥感や喪失感等の度合いが強い/20歳前後の頃、マッチ箱程度の爆弾で富士山が吹き飛んでしまうという記事やアメリカ映画『On the Beach/岬にて』を観て白けた気分になった/ロシアのウクライナ侵攻が思惑通りに行かず核兵器の使用を匂わす発言をした事に懸念を覚え、輸入頼りの日本の今後を考えてしまう/9.11、3.11、新型コロナウイルス感染症、ウクライナ情勢等、今世紀の出来事を思うと憂鬱になる/ギルバート・オサリヴァンの来日公演を観覧した/高齢のオサリヴァンや小田和正の活動に刺激を受ける/「Clair」の奇抜な楽曲構成(奇数小節、間奏で転調して元の調に戻りつつAメロとは別のフレーズが出て来る)/中学時代に美空ひばりの「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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- 4日目(東京都)
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主催:ANY(J:COMグループ)/企画制作:テン・イヤーズ
会場では手指の消毒や検温、マスクの着用、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められたが、客席数の間引きや連絡先の記入は割愛された。
「君の選択」では歌詞の一部に失念があった。
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| | 主なMC
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今でも愛犬“ミミ”の闘病を思い出し、死後も獣医科病院へ向かう道で号泣してしまい、獣医と会話が出来ず、今でもその道を通れない/「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/通常は自分の歌を聴き返さないが企画アルバム『余韻』のカヴァー曲は上手く歌えたと思う/自分が70代なのが信じられず、次の年男を迎えられるかどうか分からない/コロナ禍のストレスやワクチンの副反応(倦怠感、腹痛、下痢等)や今後を見据えて人間ドックを受診した所、概ね異常がなかったので、もう暫く音楽活動が出来そう/65歳以上では飼い主になれないがまた犬を飼いたい気持ちはある/ロシアでマクドナルドもどきが繁盛している一方、ウクライナの街は悲惨な状態で、戦争の終息が見えない/既にクリスマス公演が決まっている/ギルバート・オサリヴァンの来日公演を観覧/「Clair」の奇抜な楽曲構成(奇数小節、間奏で転調して元の調に戻りつつAメロとは別のフレーズが出て来る)/中学時代に美空ひばりの「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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- 5日目(埼玉県)
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主催:ANY(J:COMグループ)/共催:(公財)川口総合文化センター/企画制作:テン・イヤーズ
会場では手指の消毒や検温、マスクの着用、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められたが、客席数の間引きや連絡先の記入は割愛された。
「夢より遠くへ」や「浅い夢」で演奏のタイミングがずれそうになったが、事なきを得た。また、「君の選択」では歌詞の一部に失念があった。
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「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/企画アルバム『余韻』/子供の頃は7月の下旬から9月の上旬まで夏休みで、7月も8月も31日まであって嬉しかったが、今の年齢になると夏は辛いだけ/自分が70代なのが信じられず、次の年男を迎えられるかどうか分からない/コロナ禍のストレスやワクチンの副反応や今後を見据えて人間ドックを受診したら概ね異常がなかったのでまた犬を飼いたい/55、6年も喫煙をしているが肺に異常がなかったのは不思議だった/煙草は纏め買いをしないので月に幾ら掛かっているのか知らなかったが、計算をしてみたら約7万5千円だった/人間ドックの検査表に記載された身長を見たら前回よりも3センチ縮んでいてショックだった/編曲のペンネームに矢倉銀と付けるくらい将棋が好きで、最近は妻が寝た後にEテレ『将棋フォーカス』の録画をじっくり観るのが楽しみ/セブンスターが600円する等、色んな物が値上がりしている/本を読むのが億劫になった/意外な展開のサスペンス映画や何気ない日常を描いた小津映画等が好き/志賀直哉の「小僧の神様」を彷彿とさせる阿川弘之の短編小説『鮨』*3は、是枝裕和が映画化したら良さそう/「恋人の領分」は向田邦子作品に出て来そうな雰囲気で好き/最も影響されたギルバート・オサリヴァンから自分のキャリアが始まったと感じる/子供の頃に母親と王子の映画館で美空ひばりの主演映画を観て、中学時代に「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
「悲しいくらいほんとの話」の演奏が始まった際、来生からストップの合図があり、一旦袖に捌けた後、歌詞カードを手に再登場した。直前のMCにおいて煙草の話があった為、来生の不在中、RYUMEIから「煙草を吸いに行った?」とのフォローがあった。
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- 6日目(神奈川県)
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主催:神奈川新聞社/後援:ニッポン放送、日本音声保存/企画・制作:テン・イヤーズ
会場では手指の消毒や検温、マスクの着用、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められたが、客席数の間引きや連絡先の記入は割愛された。
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最近また新型コロナ感染症の再拡大が心配だが万全の対策を講じて粛々と歌って行く/「ひと月ののち」のサビの歌詞を聞くと、一周忌になる愛犬“ミミ”との20年の歳月を思い出して寂しい/「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/通常は自分の歌を聴き返さないが企画アルバム『余韻』のカヴァー曲は上手く歌えたと思う/安倍晋三銃撃事件について、2発目の弾を咄嗟に避けられなかったかと思ってしまうと共に、人の死について考えてしまった/「朝に紅顔ありて夕べに白骨となる」の言葉通りこの世は無情だが、いつ何処で何故死ぬか分らない/人間ドックを受診した理由(年齢的に病気になりたくなく、まだ死にたくないから、ロシアのウクライナ侵攻の結末やコロナ禍の収束、藤井聡太棋士が名人になれるかどうかを知りたいから、また犬を飼いたいから、良い楽曲を作りたいから)/ジャン=ポール・サルトルの言う、パリ行きの列車が事故を起こして着かない事があるように、死期を知っている死刑囚がスペイン風邪で死んだりするように「死は偶然の事実性」で、安倍元首相も演説後に色々と予定があっただろうにと思ってしまった/人間はいつか死ぬ哀しい存在だからこそ優しさが大事/最も影響されたギルバート・オサリヴァンから自分のキャリアが始まったと感じる/子供の頃に母親と王子の映画館で美空ひばりの主演映画を観て、中学時代に「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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- 7日目(福岡県)
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主催:TNCテレビ西日本、FM FUKUOKA、BEA/共催:電気ビル みらいホール/企画制作:テン・イヤーズ
会場では、手指の消毒やサーモグラフィーによる検温、連絡先の記入、マスクの着用、咳エチケット、ソーシャルディスタンスの確保、私語の自粛、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められた。また、会場内にビデオカメラが設置されていたが、配信の告知はなかった。
照明は、通常のサスペンションライトに加え、舞台中央奥に転がしが設置された。
「風の忘れもの」の序盤、山崎用のモニタースピーカーに来生の声が届かない不具合があり、袖に待機するスタッフにジェスチャーで伝える場面があった。
「風の忘れもの」「君の選択」では、歌詞の一部に失念があった。
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最近また新型コロナ感染症の再拡大が心配だが万全の対策を講じて粛々と歌って行く/強運の「五黄の寅」生まれで年男だが、自分が70代である事に驚く/以前は当日に自宅から1時間半掛けて羽田空港に行き、会場でリハーサルをして本番に臨んでいたが、今は前乗りする/「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/企画アルバム『余韻』のカヴァー曲の解説/通常は自分の歌を聴き返さないが『余韻』のカヴァー曲は上手く歌えた/WOWOWで観たイギリス映画『The Courier/クーリエ:最高機密の運び屋』の解説/専門家でも分からないと言うロシアとウクライナの戦争がどう決着するのか、悲観的な自分は西側諸国が後押しをするウクライナに対し、劣勢になったプーチンが核を使用して全面核戦争になるのではないかと考えてしまう/9.11や3.11、コロナ禍が実際に起きた以上、アメリカ映画『On The Beach/渚にて』やイギリス映画『Dr.Strangelove/博士の異常な愛情』のような事も起きるかも知れない/最も影響されたギルバート・オサリヴァンから自分のキャリアが始まったと感じる/子供の頃に母親と映画館で美空ひばりの主演映画を観て、中学時代に「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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- 8日目(熊本県)
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主催:KAB熊本朝日放送、FMK エフエム熊本、BEA/共催:くまもと森都心プラザ管理運営共同企業体/企画制作:テン・イヤーズ
会場では、手指の消毒やサーモグラフィーによる検温、連絡先の記入、マスクの着用、咳エチケット、ソーシャルディスタンスの確保、私語の自粛、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められた。また、会場内にビデオカメラが設置されていたが、配信の告知はなかった。
照明は、通常のサスペンションライトに加え、舞台中央奥に設置された*4。
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最近また新型コロナ感染症の再拡大が心配だが万全の対策を講じて粛々と歌って行く/「ひと月ののち」のサビの歌詞を聞くと、一周忌になる愛犬“ミミ”との20年の歳月を思い出し、犬の散歩をしている人を見ると羨ましくなる/「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/企画アルバム『余韻』のカヴァー曲の解説/通常は自分の歌を聴き返さないが『余韻』のカヴァー曲は上手く歌えた/先週4回目のワクチン接種をしたが、1回目の倦怠感、2回目の腹痛から躊躇したら案の定、倦怠感、37度の発熱、腹痛が起きて後悔した/ワクチン接種の申込書に書いた年齢「71」を見て、改めて若くない事を認識した/矢沢永吉がCMで「年を取るって事は魂が老ける事じゃない」と如何にも彼らしい事を言っているが、「じゃあ、年を取るって何なのか」と問い掛けたくなる/山田太一が70歳になった頃のエッセイ(20代のつもりで歩いている自分に気付く事があるが、鏡に映った肉体に老いを思い知らされる)/例えばスポーツや山登りを続けたくても出来なくなるのは気持ちよりも肉体の方が現実だからで、その事は1つ年上の矢沢も実感しているだろうが、天下の矢沢は弱音を吐けない/同じ年代のアーティストの訃報や引退は寂しいが、やがて来るその時は勝海舟のように「コレデオシマイ」で良い/最も影響されたギルバート・オサリヴァンから自分のキャリアが始まったと感じる/子供の頃に母親と映画館で美空ひばりの主演映画を観て、中学時代に「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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- 9日目(北海道)
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主催:道新スポーツ、道新文化事業社/特別協力:エフエム北海道、HBC北海道放送、STVラジオ/後援:日本音声保存/企画制作:テン・イヤーズ
会場では、最前列や後方席の間引き、手指の消毒やサーモグラフィーによる検温、連絡先の記入、マスクの着用、咳エチケット、ソーシャルディスタンスの確保、私語の自粛、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止等々への協力が求められたが、規制退場は行われなかった。また、会場内にビデオカメラが設置されていたが、配信の告知はなかった。
照明は、通常のサスペンションライトの他、舞台斜め後方の両サイドにスポットライトが2台ずつ設置された。
「Goodbye Day」の間奏で、客席から拍手が起きた。また、エンディングで来生は演奏のタイミングを逸する場面があった。また、「まなざしの彼方」を歌う前のMCにおいて、スタンドから外れたマイクが、ホルダー部分からコードを引き摺りながらゆっくりと垂れ下がり、来生が「歌の最中だったら大変だった」と苦笑しながら直すアクシデントがあった。
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最近また新型コロナ感染症の再拡大が心配だが万全の対策を講じて粛々と歌って行く/昨晩に旭川市に来て、公演当日に40年以上前から足を運んでいるラーメン屋「みづの」にまた行けて嬉しかった/生姜ラーメンが人気の同店だが、自分はシンプルな醤油ラーメンが好き/スパはナポリタン、ケーキはショート、蕎麦は海苔のない盛り、煙草はセブンスターのソフト/煙草は千円で2箱買えなくなった/市川染五郎は「野バラ咲く路」等で自作自演していた/「ひと月ののち」のサビの歌詞を聞くと、一周忌になる愛犬“ミミ”との20年の歳月を思い出して寂しくなる/「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/通常は自分の歌を聴き返さないが『余韻』のカヴァー曲は上手く歌えた/今年の11月で72歳になる自分に驚く/最近は目も衰え、特に文字の小さい昔の本は読むのが億劫/何でもない日常を描く向田邦子、山田太一、山口瞳等が好き/志賀直哉の「小僧の神様」を彷彿とさせる阿川弘之の短編小説『鮨』*5は、是枝裕和が映画化したら良さそう/最も影響されたギルバート・オサリヴァンから自分のキャリアが始まったと感じる/子供の頃に母親と映画館で美空ひばりの主演映画を観て、中学時代に「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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- 10日目(北海道)
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主催:道新スポーツ、道新文化事業社/特別協力:エフエム北海道、HBC北海道放送、STVラジオ/後援:日本音声保存/企画制作:テン・イヤーズ
会場では、手指の消毒やサーモグラフィーによる検温、連絡先の記入、マスクの着用、咳エチケット、ソーシャルディスタンスの確保、私語の自粛、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められた。また、会場内にビデオカメラが設置されていたが、配信の告知はなかった。
照明は、通常のサスペンションライトの他、舞台斜め後方の両サイドにスポットライトが2台ずつ設置された。また、MC中にスタッフが譜面台の角度調整に当たった。
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最近また新型コロナ感染症の再拡大が心配だが万全の対策を講じて粛々と歌って行く/「ひと月ののち」のサビの歌詞を聞くと、一周忌になる愛犬“ミミ”との20年の歳月を思い出して寂しくなる/「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/通常は自分の歌を聴き返さないが『余韻』のカヴァー曲は上手く歌えた/今年の11月で72歳になる自分に驚く/最近は目も衰え、特に文字の小さい昔の本は読むのが億劫/何でもない日常を描く向田邦子、山田太一、山口瞳等が好き/志賀直哉の「小僧の神様」を彷彿とさせる阿川弘之の短編小説『鮨』*6は、是枝裕和が映画化したら良さそう/これまでに数え切れないくらい飛行機に乗って来たが、今でも苦手な2つの理由(自宅から羽田空港までが遠い上に搭乗手続きが面倒臭く、もしかしたら墜落するのではと思ってしまうから)/機内では平常心で居られない/唯でさえ重い機体に大勢の人間や荷物を載せて飛べるのが不思議/加速して飛び立った後、重さに耐え兼ねて落ちそうな気がする/41年前の8月、向田邦子が飛行機事故で亡くなった/素晴らしい文章を書く向田邦子がもし作曲家だったら、ユニークな楽曲を生み出しそう/飛行機に乗る時は部屋を片付けないとエッセイ*7に書いた向田だが、その3箇月後、事故に遭った際は片付けをしていた/黒柳徹子が向田の書いた台本の「禍福は糾える縄の如し」の意味を訊ねた際、人生は幸せと不幸せとを編んだようなもので、両方共、幸せな縄はないと即座に答えたのは凄い/映画『ドライブ・マイ・カー』の不幸な主人公達のように、人生は幸せの方が少ない気がする/年男且つ「五黄の寅」なので、この後の飛行機で無事に帰れると思う/最も影響されたギルバート・オサリヴァンから自分のキャリアが始まったと感じる/子供の頃に母親と映画館で美空ひばりの主演映画を観て、中学時代に「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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- 11日目(愛知県)
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主催:中京テレビ放送、ANY、ミックスゾーン/企画制作:テン・イヤーズ、エニー
会場では、手指の消毒やサーモグラフィーによる検温、マスクの着用、咳エチケット、ソーシャルディスタンスの確保、私語の自粛、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止等々への協力が求められたが、規制退場は行われなかった。また、会場内にビデオカメラが設置されていたが、配信の告知はなかった。
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最近また新型コロナ感染症の再拡大が心配だが万全の対策を講じて粛々と歌って行く/「ひと月ののち」のサビの歌詞を聞くと、一周忌になる愛犬“ミミ”との20年の歳月を思い出して寂しい/Aメロやサビの部分から「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/企画アルバム『余韻』/先月4回目のワクチン接種をしたが、1回目の倦怠感、2回目、3回目の腹痛等から躊躇したら案の定、倦怠感、37度の発熱、腹痛が起きて後悔した/ワクチン接種の申込書に書いた年齢「71」を見て、改めて若くない事を認識した/矢沢永吉がCMで「年を取るって事は魂が老ける事じゃない」と如何にも彼らしい事を言っているが、「じゃあ、年を取るって何なのか」と問い掛けたくなる/山田太一が70歳になった頃のエッセイ(20代のつもりで歩いている自分に気付く事があるが、鏡に映った肉体に老いを思い知らされる)/気持ちよりも肉体の方が現実で、その事は1つ年上の矢沢も実感しているだろうが、天下の矢沢は弱音を吐けない/安倍晋三銃撃事件で改めて死について考え、「朝に紅顔ありて夕べに白骨となる」の言葉通りこの世は無情だが、いつ何処で何故死ぬか分らない/人間ドックを受診した理由(ロシアのウクライナ侵攻の結末やコロナ禍の収束、藤井聡太棋士が名人になれるかどうかを知りたいから、ゆっくり旅行をしたい、また犬を飼いたいから、良い楽曲を作りたいから、まだ死にたくないから)/年齢的に悔恨が押し寄せて来る/今一番、悔恨の念を抱いているのは、国葬の決定が早過ぎたと感じているだろう岸田総理/今の人生観を20代の時に持っていたら、多少は増しになれる/人間は楽しい事を見付けて生きようと思うが、最後は死ぬ哀しい存在/いつか死ぬからこそ、優しさが大事/同じ年代の訃報(古谷一行)や引退は寂しいが、矢沢にも自分にもやがてその時が来る/最も影響されたギルバート・オサリヴァンから自分のキャリアが始まったと感じる/子供の頃に母親と映画館で美空ひばりの主演映画を観て、中学時代に「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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- 12日目(広島県)
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主催:広島ホームテレビ、ANY、ミックスゾーン/共催:(公財)廿日市市芸術文化振興事業団/企画制作:テン・イヤーズ
会場では、手指の消毒やサーモグラフィーによる検温、マスクの着用、咳エチケット、ソーシャルディスタンスの確保、私語の自粛、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止等々への協力が求められたが、連絡先の記入、規制退場は行われなかった。また、会場内にビデオカメラが設置されていたが、配信の告知はなかった。
「夢の途中」では、観客から自然と手拍子が起きた。
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今回の会場でのコンサートは3年振り/最近、新型コロナ感染症の拡大が収まって来たが、第8波が来ない事を願いながら粛々と歌って行く/「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/通常は自分の歌を聴き返さないが『余韻』のカヴァー曲は上手く歌えた/企画アルバム『追憶』/自分がもう70代なのが信じられず、先人の70代の時のエピソードに興味が湧く/山田太一のエッセイ集『月日の残像』収録のエピソード(友人との待ち合わせの約束をしたと錯誤した話)に関する考察(山田は自身の錯誤と解釈しているが、実際は友人の方が失念したのではないか、この友人と今も交流があるのかどうかが気になる)/自分もよく知っている人の名前を思い出せない、2階に上がったがその目的が思い出せない事があるし、妻も台所に来た理由が思い出せない時がある/朝起きて妻に「あんた、誰?」と言われたらショックだろうとつい考えてしまう/子供の頃に母親と映画館で美空ひばりの主演映画を観て、中学時代に「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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- 13日目(千葉県)
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主催:bay fm、KMミュージック/共催:公益財団法人千葉市文化振興財団/企画制作:テン・イヤーズ/後援:日本音声保存
会場では、手指の消毒やサーモグラフィーによる検温、マスクの着用、咳エチケット、ソーシャルディスタンスの確保、私語の自粛、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々への協力が求められた。また、会場内にビデオカメラが設置されていたが、配信の告知はなかった。また、会場ロビーにはbay fmからの花が飾られていた。
アンコールで「浅い夢」を歌う際、MC用テーブルに眼鏡を取りに行く場面があった。
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| | 主なMC
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今年3月に始まったツアーの千秋楽/最近、新型コロナ感染症の拡大が収まって来たが、第8波が来ない事を願いながら粛々と歌って行く/「スローモーション」よりも気に入っていた「あなたのポートレート」を中森明菜のデビュー曲にして欲しかった/通常は自分の歌を聴き返さないが『余韻』のカヴァー曲は上手く歌えた/企画アルバム『追憶』/今の年齢になると追憶に耽るばかり/昔の歌は心に沁みるが、最近の歌は解らない/昨日43回目の結婚記念日を迎えたが、静かに過ごした/20年生きた愛犬との歳月の重みと喪失感、寂寥感/若い頃は忙しかったが今は在宅が多く、いつも夫婦一緒に行動する/NHK『NHKニュース7』、BS-TBS『報道1930』、BSフジ『BSフジLIVE プライムニュース』、テレビ朝日『報道ステーション』、TBS系『News23』やスポーツニュースを観るのが日課/最近は嫌なニュース(ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮のミサイル、岸田政権)ばかり/MCでは曲紹介や近況、時事ネタや映画の話等をするが、同じ内容は飽きる/夫婦で『2022女子バレーボール世界選手権』を観ていて、解説の荒木(絵里香)と選手の林(琴奈)が登場した際、てんぷくトリオのギャグ「荒木又ずれ(荒木又右衛門のもじり)」と南利明のフレーズ「ハヤシもあるでヨ」が口を衝いて出て大笑いした後、こんな話は今の若者に「わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ」とまた笑った/子供の頃に母親と映画館で美空ひばりの主演映画を観て、中学時代に「Stardust/スターダスト」に感激し、1983年には楽曲提供が叶った
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スケジュール †
出演 †
- Vocal, Piano:来生たかお/Keyboards:山崎教昌/Electric Guitar, Chorus:RYUMEI/Drums, Percussions:桜井正宏*8、野呂尚史
セットリスト †
2022.03.21(月)/2022.03.26(土) †
2022.06.04(土)/2022.06.18(土) †
2022.07.01(金)/2022.07.18(月)/2022.08.27(土)/2022.08.28(日)/2022.09.03(土) †
2022.08.20(土)/2022.08.21(日) †
2022.09.23(金)/2022.10.10(月) †
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