2006年に始まった、タイトルに「Stand Alone」「Christmas Color」を冠したクリスマス公演。
新型コロナウィルス感染対策として、観客には、手指の消毒やサーモグラフィーによる検温、連絡先の記入、マスクの着用、咳エチケット、ソーシャルディスタンスの確保、私語の自粛、アーティストの入り待ちや出待ち及びプレゼントの禁止、客席番号毎の退場等々、協力が求められた。
なお、『来生たかお Stand Alone 2019 Christmas Color』の神戸公演において、翌年のクリスマス公演は既に決定している旨が語られていた*1。
表面に凹凸があしらわれた大き目の白い角柱が4つと、中盤には白い帯状の吊り物4枚が使用された。
「とめどなく」の1番は、冒頭からサビ前までア・カペラで歌われた。
1曲目から5曲目、「星のくちびる」「Made In X'mas」は、スタンドマイクで披露された。それに合わせ、RYUMEI、藤谷の演奏もスタンディングで行われた(来生がピアノに向かう「夢の途中」でも2人はスタンディングで演奏した)。
「あしたの風」「赤毛の隣人」では、オリジナル版の裏声の部分が再現された。
「愛する時間に」は、元々はタイトルの「時間」を「とき」と読ませていたが、MCでは「じかん」と紹介した。また、RYUMEIがオリジナル版の女性コーラスを再現した。
「赤毛の隣人」「セカンド・ラブ」「浅い夢」ではウッドベースが使用され、「思い出の時差」ではそれに加え、ドラムにワイヤーブラシも使用された。
「セカンド・ラブ」「すべて霧の中」「試練」「楽園のDoor」「Goodbye Day」「浅い夢」「夢の途中」「二人だけ」は、同年の『来生たかお Stand Alone 2020 Acoustic Tracks』での編曲を基調に、ドラム、エレクトリックベースを加えたアレンジだった。「学生時代」は、『来生たかお Exclusive Live Memories of Showa』でのアレンジを基調にしたものだった。
「星のくちびる」のアウトロにおいて、翌年の再会を約す挨拶をし、一旦、袖に捌けた。
「Made In X'mas」では、ステージ中空にクリスマスリースが提げられた。また、歌い終わりにはハミングが付けられた。
ギターは、主にセミアコースティックギターが使用された。
クリスマス公演では開演前のBGMにクリスマスソングが使用されるのが常だったが、前年の同公演と同じく、通常のステージと同じく小津安二郎の映画作品の劇中曲が流された。
会場内にビデオカメラが設置されていたが、配信の告知はなかった。
衣装は、赤いカーディガンに黒系のパンツスタイルで、スタンドマイクで歌う際は眼鏡を外した。RYUMEIと藤谷は、ハットを着用していた。
翌2021年2月16日、経済産業省・令和2年度コンテンツグローバル需要創出促進事業費補助金(J-LOD)事業対象作品として、動画投稿サイト「You Tube」内の「株式会社エニー」で本コンサートツアーのダイジェスト動画が配信された。
本公演を挟む形で開催されたコンサートツアー『来生たかお Stand Alone 2020 Acoustic Tracks』の神奈川公演は急遽、本公演を基調とした内容になり、「あしたの風」は「流れる…」に、「Made In X'mas」「学生時代」は「いいじゃないの幸せならば」に差し替えられた。
グッズ等 |
主なMC |
主催:ANY(J:COMグループ)/企画制作:テン・イヤーズ
日付 | 会場 | 開場/開演 | 料金/席種 | 備考 |
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2020.12.23(水) | 東京都・Bunkamura オーチャードホール | 18:00/19:00 | 8000円/指定席 | You Tubeで動画公開 |
開演前BGM=小津安二郎の映画作品より「サセレシア」他
※17〜20:アンコール
※11〜15,20:Piano