来生たかお Stand Alone 2019 Christmas Color

来生たかお大百科／コンサート

解説 †

2006年に始まった、タイトルに「Stand Alone」「Christmas Color」を冠したクリスマス公演。

リハーサル †

公演を遡る事10日程前に5日間で行われたが*1、同月12日、13日に開催された『2019年度藝文友の会会員ふれあい催事 来生たかおコンサート』の内容と同時進行だった為、2通りの異なる曲目が合計30数曲になった*2。

美術 †

吊り物等、同年のコンサートツアー『来生たかお Stand Alone 2019 Acoustic Tracks』に準じたものだったが、照明効果に力が入れられた。

「Made In X'mas」では、ステージ中空にクリスマスリースが提げられた。

楽曲 †

オープニングは、オーバーチャー（序曲）として「Sonatine」のインストゥルメンタルが流れた後に、緞帳が上げられる演出がなされた（※MCにて「Sonatine」が「1曲目」として紹介された為、下記セットリストでも準拠）。

「あなたの色彩」「余韻」「Good luck my girl」「頬杖の幸福」「Rainy rainy」「Made In X'mas」は、眼鏡を外し、プロンプターで歌詞を確認しながらスタンドマイクで歌った。

「余韻」のAメロでは、レコーディング版のようにディレイが掛けられた。

「With」のアレンジは、小堺一機版のオリジナルヴォージョンを基調にしたものだった。

「浅い夢」のイントロは、同年の『来生たかお Stand Alone 2019 Acoustic Tracks』とは異なるアレンジだった。同じく、「シルエット・ロマンス」のアレンジも上記コンサートツアーとは異なり、企画アルバム『Visitor』収録ヴァージョンを基調にしたものだった。

「幸福」は、1番、2番共に最初のAメロ部分が来生自身のピアノのみで歌われた。

「グレイ」では、リズム楽器やアコースティックギターの打ち込み音源と共に演奏された。

「余白の街」「夢の途中」は、間を置かずに演奏された。

「Rainy rainy」は、レコーディング版のように各楽器の即興的な演奏から始まり、最後のコーラスはRYUMEIだけでなく藤谷一郎も加わった。

ギターは、セミアコースティック（エレクトリック）1本のみだった。

その他 †

1曲目、6曲目から12曲目以外の楽曲では、RYUMEIと藤谷はスタンディングで演奏した。

山崎教昌は「ピアノ、キーボード」担当として紹介された。また、RYUMEIはハットを着用し、「ギターとコーラス」担当として紹介された。

クリスマス公演では開演前のBGMにクリスマスソングが使用されるのが常だったが、この年は通常のステージと同じく小津安二郎の映画作品の劇中曲が流された。

衣装は、裾出しスタイルのシャツにネクタイ、グレー系のジャケット姿だった。

各公演 †

• 1日目（兵庫県）

  +

  ...

  主催：神戸国際会館／企画制作：テンイヤーズ／協力：サウンドクリエーター 神戸国際会館のスタッフには来生のファンが多い事から、2017年末には既に本コンサートの開催は決まっていた*3。 +   主なMC 年齢的にまたクリスマス公演が出来るかどうか不安になるが、今年も開催出来て嬉しい／「頬杖の幸福」がテーマ曲になったTBS系ドラマ『柴門ふみスペシャル 新・同棲時代』には自分だけでなくマネージャーの小松裕二も出演している事*4／40年振りに歌う「Good luck my girl」*5の制作秘話／「With」の制作秘話／小堺一機と日本テレビ系『NTV紅白歌のベストテン』で出会った／「海沿いの町で」の編曲者は矢倉銀ではなく山崎教昌／「何が起きてもおかしくない」年齢になったと思っていたら、山田太一のエッセイ集『月日の残像』収録のエピソードのような出来事（自宅に持ち帰った筈のファイルが紛失し、思いがけず別の鞄から出て来た）が起きた／来年のクリスマス公演はもう決定している

• 2日目（東京都）

  +

  ...

  主催：ANY（J：COMグループ）／企画制作：テン・イヤーズ 客席には、来生家の面々や畑山亜梨紗の姿があった。 +   主なMC 年齢的にまたクリスマス公演が出来るかどうか不安になるが、今年も開催出来て嬉しい／「頬杖の幸福」がテーマ曲になったTBS系ドラマ『柴門ふみスペシャル 新・同棲時代』には自分だけでなくマネージャーの小松裕二も出演している*6／40年振りに歌う「Good luck my girl」*7の制作秘話／「With」の制作秘話／小堺一機と日本テレビ系『NTV紅白歌のベストテン』で出会った／「海沿いの町で」の編曲者は矢倉銀ではなく山崎教昌／年を取って良いと思えるのは、曲作りに熱中した若い頃やザ・ビートルズの日本武道館公演、ギルバート・オサリヴァンとの共演、井上陽水と小椋佳と多賀英典とで麻雀をした時の高額レート、仕事の予定で真っ黒だったピーク時のスケジュール帳等、色んな思い出が出来るから／今年の8月から始めた断捨離が肉体的に大変で何とか半分くらい片付いたので来年も続けたい／競馬に関して、色川武大が「ギャンブルは幾ら研究しても解るのは50%」と、山口瞳が「競馬の必勝法は馬券を買わない事」と言ったように、競馬は勝てないように出来ていて、当たる事はあっても儲からない／11頭立てのレースをワイドボックスで買った時にも見事に外れたが、それでも騎手との相性等の色んな要素を勘案して偶には当たる／健気に走る馬に哀愁を感じる／井崎脩五郎のようにセコい買い方やエアー馬券（予想だけ）をしている／来年のクリスマス公演はもう決定している

スケジュール †

出演 †

• Vocal, Piano：来生たかお／Keyboards：山崎教昌／Electric Guitar, Chorus：RYUMEI／Electric Bass, Chorus：藤谷一郎／Drums：桜井正宏

セットリスト †

開演前BGM＝小津安二郎の映画作品より「サセレシア」他

1. Sonatine
2. あなたの色彩
   MC
3. 余韻
4. Good luck my girl
5. 頬杖の幸福
   MC
6. With
7. 海沿いの町で
8. もうすぐ、たそがれ
9. おだやかな構図
10. シルエット・ロマンス
    MC
11. 浅い夢
12. 幸福
13. グレイ
14. 余白の街
15. 夢の途中
    MC〜メンバー紹介
16. あなたに還る日
17. Rainy rainy
18. Made In X'mas
    MC
19. Goodbye Day

※17〜19：アンコール
※11〜16,19:Piano