来生たかお大百科／コンサート
解説 †
2015年から恒例になった、タイトルに「Stand Alone」「Acoustic Tracks」を冠したコンサートツアー。
東京公演からアンコールに「無口な夜」が追加された。また、同公演から「風と共に去りぬ」は、全メンバーがアンコールに応えて再登場し、来生のピアノによる弾き語りの最後にアウトロで皆が参加する構成になった。
さくらももこの訃報を受け、ツアー9日目の神奈川公演から急遽、アンコールは「無口な夜」に代わって「金曜日の夢 〜朝か夜かの物語〜」が加えられた。
美術 †
舞台に高さの異なる角柱が設置され、それぞれの内部や上部に取り付けられた球体の照明がステージを効果的に演出した。なお、角柱はステージの広さに合わせて設置され、北海道公演、神奈川（鎌倉）公演、石川公演、山形公演、愛知公演は6本、他の公演は4本だった。
楽曲 †
「明日物語」は、終盤の「ずっと」の部分がオリジナル版よりも長く伸ばして歌われた（同アレンジは、以降のステージでも見られる）。また、ツアー初日の北海道公演では「明日物語」「つれない夕暮」の順で披露されたが、以降は逆に配置された。
「疑問符」「セカンド・ラブ」の編曲は提供歌手のヴァージョンを基調としたもので、「さよならのめまい」を含め、前年の『来生たかお Stand Alone 2017 Christmas Color』に引き続き、カヴァーされた。
「冷たくても夢中」は、前年の『来生たかお Stand Alone 2017 Christmas Color』と同じく、リフレインの一部がオリジナル版とは異なり、「あなたに危ない」の後の「あふれる愛はもしかして」を割愛して「二人に危ない」へと繋げるアレンジだった。
「迂闊」は、福岡公演からレコーディング版に準じたコーラスが加えられた。
「シャドー・プレイ」の終盤と「風と共に去りぬ」「無口な夜」の間奏は、ハミングで歌われた。「ムーン・ライト・スウィム」は、東京公演から最後の「早くお帰り」の部分の後にスキャット（Oh〜）が付けられた。
その他 †
山崎教昌は眼鏡を着用し、来生からは「ピアノ、キーボード」担当として紹介された（以降、この紹介が恒例になる）。
衣装は、初日の北海道公演はスーツにネクタイ姿、シャツは裾出しスタイルだったが、以降はスーツからグレー系のカーディガンに替わった。
各公演 †
|
+
| | ... |
- 3日目（石川県）
|
+
| | ... |
主催：北國芸術振興財団／共催：北國新聞社、石川県芸術文化協会、エンタメスタイル／後援：北陸放送、テレビ金沢、エフエム石川、ラジオかなざわ・こまつ・ななお、金沢ケーブルテレビネット／企画制作：テン・イヤーズ
MCでは、当地には前乗りした事、17歳になる愛犬が日向ぼっこをする良い季節だが何もないのに吠えるのは心配な事、前途洋々の「前途」がほとんど後ろに行ってしまった事、MCは苦手な事、幼少時は切符を買うのも緊張していた事、デビューコンサートで挨拶を練習した事、テレビを見ていると言葉の誤用が気になる事、錦織圭、企画アルバム『One Week』、映像ソフト『40th Anniversary Symphonic Concert 2015-2016 〜夢のあとさき〜』、RYUMEIのアルバム、作曲家の印税は安い事、「さよならのめまい」は余りヒットしなかったが好きな事等について語られた。
「風と共に去りぬ」は、1番の途中で2番の歌詞を歌いそうになったが、事なきを得た。
|
- 4日目（福岡県）
|
+
| | ... |
主催：TNCテレビ西日本、FM FUKUOKA、BEA／共催：電気ビル みらいホール／企画制作：テン・イヤーズ
MCは、当地でのコンサートは2年振りな事、月日の流れの速さ、5月から夏日の東京でこれからの暑さに恐怖を感じる事、昔から知っている人達（西城秀樹、大杉蓮、星由里子）が亡くなる寂しさと、年上の人達（布施明、小椋佳、井上陽水、小田和正、沢田研二等）から受ける刺激、この50年間に譜面にした楽曲が数千曲もあり、資料を整理整頓しようとしたが頓挫してしまった事、作詞や編曲や歌唱を軽んじる訳ではないが、作曲が先の方が良い歌になる場合が多い事、1960年代から1970年代は音楽が豊かだった事、インスペクター時代の活気に溢れたレコーディングスタジオ、昨今はもうメロディーが出し尽くされた事、企画アルバム『One Week』、映像ソフト『40th Anniversary Symphonic Concert 2015-2016 〜夢のあとさき〜』、RYUMEIのアルバム、「さよならのめまい」は余りヒットしなかったが好きな事、藤井聡太棋士が七段に昇段したのは、野球ならば3回続けてノーヒットノーラン、ゴルフならば3回続けてホールインワン、テニスならば3年続けてグランドスラムを成し遂げるくらい空前絶後な出来事である事等について語られた。
「水曜日の夕方」の演奏中に異音が混じった為、演奏後、RYUMEIが袖のスタッフにその旨を伝えた。
|
- 6日目（東京都）
|
+
| | ... |
主催：ANY、チケットポート（J:COMグループ）／企画制作：テン・イヤーズ
MCは、当地でのコンサートは2年振りな事、今月はサッカーファンには至福の月だったが、次はもう日本チームは勝てないだろう事、「今日も元気だたばこがうまい!」のキャッチフレーズはもう通じない事、コンサート会場の楽屋を始め何処も禁煙な事、月に1度は千葉県に住む孫と会うが、落ち合う有楽町は喫煙に厳しく、分煙の喫茶店「銀座ルノアール」だけが寛げる事、「酒を止めたらもう1つの健康を損なう気がする」という山口瞳のエッセイ、副流煙の害は明確に証明されておらず、実際に17歳の愛犬に異常はない事、街の浄化の為に煙草が悪者にされただろう事、映画における煙草の名シーン、喫煙文化研究会によれば自殺者に喫煙者は居ない事、煩雑な社会だからこそ煙草は必要な事、企画アルバム『One Week』、映像ソフト『40th Anniversary Symphonic Concert 2015-2016 〜夢のあとさき〜』、オリジナルアルバム『夢のあとさき』のLP版、RYUMEIのアルバム、林部智史に提供した「恋衣」は自信作である事、林部がコンサートのMCで30代になったと語るのを聞き、かつて自分も同じ事を喋ったと思い出し、前途洋々な林部を羨ましく感じた事、昔は輝いていた音楽界、青山ブックセンターの閉店とネット社会の功罪、「さよならのめまい」は余りヒットしなかったが好きな事、『来生たかお Stand Alone 2018 Christmas Color』等について語られた。
「風と共に去りぬ」1番の途中で2番の歌詞を歌いそうになったが、事なきを得た。「冷たくても夢中」の冒頭で歌詞を失念した。また、林部智史の話題なった際、林部のデビュー曲の一節「あいたい あいたい」を口遊んだ。
「Goodbye Day」の歌い出しにおいて、誤って客席の照明が点き掛けるアクシデントがあった。
会場ロビーには、セルフカヴァーベストアルバム『夢のあとさき』のLP版が特集された雑誌『季刊 analog 2018 SUMMER vol.60』（音元出版／2018.06.15）の該当ページが数箇所に掲示された。また、試聴用のレコードプレーヤーが設置された。
観客には、歌手の亜海れい子が居た*2。
|
- 7日目（山形県）
|
+
| | ... |
主催：山形テルサ指定管理者一般財団法人山形市都市振興公社、ANY、チケットポート（J:COMグループ）
MCでは、当地でのコンサートは2年振りで、再び行う事が出来て嬉しい事、山形市片谷地出身である妻の身内関係者が来場している事、我が家の貯蓄額を知らない事、情けなく思うが吉田拓郎と同じくATMを使った事がない事、印税は皆の想像程には高くないが、妻の様子から家計がシリアスな状況ではないと判るので、お金に無頓着で居られる事、妻からケチだと言われるのは心外で、盛り蕎麦や天笊ではなく掛け蕎麦を、叉焼麺ではなく唯の拉麺を食べるのは、単純にそれが好きだからで、腕時計をしないのも、例え頂き物のライターでもオイルが切れたら直ぐに100円ライターに戻ってしまうのも、物臭で関心がないからだが、ペットショップで下から2番目に安い首輪とリードを選んでしまった時は、愛犬（ミミ）には申し訳なく、やはりケチなのかと自問自答してしまった事、気に入って購入したセーターが7、8万円もして驚いていたら、先に値札を見ない迂闊さを妻に指摘された事、企画アルバム『One Week』、映像ソフト『40th Anniversary Symphonic Concert 2015-2016 〜夢のあとさき〜』、RYUMEIのアルバム、妻から「同郷の好で良い曲を書いて」と強く言われた、林部智史への提供曲「恋衣」は自信作である事、林部がコンサートのMCで30代になったと語るのを聞き、かつて自分も同じ事を喋ったと思い出し、前途洋々な林部を羨ましく感じた事、「さよならのめまい」は余りヒットしなかったが好きな事等について語られた。
林部智史の話題なった際、林部のデビュー曲の一節「あいたい あいたい」を口遊んだ。
ロビーには、宮城県福聚山慈眼寺の住職からの花が置かれた。また、公演後は物販コーナーにその日のセットリストが掲示された。
観客には、来生夫人が居た。
|
- 8日目（大阪府）
|
+
| | ... |
主催：サウンドクリエーター／企画制作：テン・イヤーズ
MCでは、当地でのコンサートは2年振りで、当会場では3年振りな事、関西地方の大雨や地震被害へのお見舞い、何でもない日常の有り難さ、驚いた事と可笑しかった事（オウム真理教死刑囚7人の同日処刑が出来たのは女性法務大臣だから。同教団に高学歴の人間が惹かれて行った謎は岸田秀の著作で解ける。本田圭佑の「清々（きよきよ）しい」発言や、テレビを見ていても言葉の誤用が気になるが、日本語は難しく、自分の誤認に気付いて自己嫌悪に陥る時もあるので、最近は正誤に拘る必要はないと思っている）、当会場はステージと客席とが近くて恥ずかしいので逃げ出したい事、企画アルバム『One Week』、映像ソフト『40th Anniversary Symphonic Concert 2015-2016 〜夢のあとさき〜』、RYUMEIのアルバム、「さよならのめまい」は余りヒットしなかったが好きな事等について語られた。
「つれない夕暮」のサビで歌い淀む場面があった。
「ムーン・ライト・スウィム」の演奏中にギターの弦が切れたRYUMEIは、来生のMC中に中座して対応した。また、アンコールの際、来生が掛け忘れていた眼鏡をスタッフがステージ上に届けた。
本会場では、桜井正宏の担当はドラムとパーカッションと掲示されていた。
|
- 9日目（神奈川県）
|
+
| | ... |
主催：神奈川新聞社／企画制作：テン・イヤーズ／後援：ANY
MCでは、月日の流れは早く、東京オリンピックの年にはもう70歳になると思うと怖ろしい事、前回の公演から間が空いたので不安と同時に新鮮な事、他人のコンサートには、演者の緊張を感じてしまったり、素晴らしさに却って自信がなくなったりするので、ほとんど足を運ばないが、2017年の休養中に心境が変わり、今年の7月に観た�盒郷人�子のコンサートに刺激を受けた事、台風と向田邦子のエッセイ「傷だらけの茄子」、まるで転調を重ねるようなエッセイを書く向田が作曲家になったらユニークな楽曲を作るだろう事、さくらももこの訃報、企画アルバム『One Week』とその制作中にさくらの体調不良を内密にしていた事、向田邦子を彷彿とさせるさくらのエッセイを次男から借りて読んだ事、RYUMEIのアルバム、「さよならのめまい」は余りヒットしなかったが好きな事、『来生たかお Stand Alone 2018 Christmas Color』等について語られた。
|
- 10日目（埼玉県）
|
+
| | ... |
主催：ANY、チケットポート（J:COMグループ）／企画制作：テン・イヤーズ
MCでは、月日の流れは早く、東京オリンピックの年にはもう70歳になると思うと怖ろしい事、明日の天気も死んでしまえば関係ない事、敬老の日、他人のコンサートには、演者の緊張を感じてしまったり、素晴らしさに却って自信がなくなったりするので、ほとんど足を運ばないが、2017年の休養中に、他人は他人、自分は自分と心境が変わり、今年の7月に観た�盒郷人�子の素晴らしいコンサートに刺激を受けたが、やっぱり落ち込んだ事、煙草の値上がり、池波正太郎の映画のエッセイ、お勧めの映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』『幸せなひとりぼっち』『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』、樹木希林の訃報と是枝裕和監督作品『歩いても 歩いても』『海よりもまだ深く』、松任谷由実も気に入っている新杵の焼豆大福、さくらももこの訃報、企画アルバム『One Week』とその制作中にさくらの体調不良を内密にしていた事、向田邦子を彷彿とさせるさくらのエッセイを次男から借りて読んだ事、RYUMEIのアルバム、「さよならのめまい」は余りヒットしなかったが好きな事、『来生たかお Stand Alone 2018 Christmas Color』、アンコールの前に喫煙していたのではなくトイレに行っていたから再登場が遅れた事等について語られた。
「セカンド・ラブ」等で、舞台上の照明が点滅する不具合があった。
観客には、来生夫人が居た。
|
- 11日目（愛知県）
|
+
| | ... |
主催：中京テレビ放送／企画制作：テン・イヤーズ、エニー
MCでは、名古屋でのコンサートは2年振りな事、月日の流れは早く、もう自分が60代後半なのが信じられない事、名古屋での初コンサートは1978年のジァン・ジァンで観客は2、3人だった事、もう先がないと考えるとセンチメンタルになる事、自民党総裁選の安倍晋三再選は大方の予想通りだったが、国民投票をした場合の石破茂勝利の可能性、7、8月の暑さには参ってしまったがいつの間にか過ごし易くなった事、池波正太郎の映画のエッセイ、お勧めの映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』『幸せなひとりぼっち』『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』、樹木希林の訃報と是枝裕和監督作品『歩いても 歩いても』『海よりもまだ深く』、さくらももこの訃報、企画アルバム『One Week』とその制作中にさくらの体調不良を内密にしていた事、さくらはチャーミングでざっくばらんで笑い方は中村玉緒のそれに似ている事、向田邦子を彷彿とさせるさくらのエッセイを次男から借りて読んだ事、RYUMEIのアルバム、「さよならのめまい」は余りヒットしなかったが好きな事等について語られた。
|
|
スケジュール †
出演 †
- Vocal, Piano：来生たかお／Keyboards：山崎教昌／Acoustic Guitar, Electric Guitar, Chorus：RYUMEI／Drums：桜井正宏
セットリスト †
2018.04.07（土） †
2018.04.14（土）／2018.04.21（土） †
2018.05.19（土）／2018.05.20（日） †
2018.06.30（土）／2018.07.07（土）／2018.07.15（日） †
2018.09.01（土）／2018.09.17（月）／2018.09.21（金） †
最新の20件
2024-04-15
2024-04-09
2024-04-08
2024-04-06
2024-04-05
2024-04-01
2024-03-29
今日の20件
- counter: 6860
- today: 1
- yesterday: 2
- online: 2
