来生たかお大百科/コンサート
解説 †
宮城県仙台市にある福聚山慈眼寺で開催されたコンサート。
ピアノの弾き語りによるステージで、2001年から2014年まで開催された『来生たかおソロライブ Stand Alone』の一環としてカウントが出来る。
住職(塩沼亮潤)と面識のある知人が来生の話をした際、住職が来生の楽曲を気に入っている事が判り、これまでにもコンサートを開催した事のある同寺での公演が実現した*1。
事前の告知では、公演時間は1時間だったが、実際は1時間半だった。
観客はチケットの整理番号順に、会場である本堂の前で靴を脱いで入場したが、着座位置は自由だった。
美術 †
本堂内の左手側にピアノやMC用のスツール、譜面台が配置され、観客は本尊の前の板の間に並べられた座布団に着座して観覧した。
来生はピアノ奥の障子で仕切られた濡れ縁(屋外)から楽譜を片手に登場し、立ったままMCから始められた。また、退場時も同じく濡れ縁へと捌けた。
音響スタッフは、客席後方ではなくピアノに正対する位置に控えた。また、場内アナウンスは、音響スタッフと同席した女性スタッフによってその場で行われた。
楽曲 †
「浅い夢」の間奏は、ハミングと裏声で歌われた。
最後の歌として披露された「明日物語」の後、観客からアンコールの拍手が起きたが、来生の再退場はなかった。
その他 †
場内は終始、照明に誘われた複数の虫が飛び交っており、来生は「心のゆくえ」を歌った後、近くに虫が飛んで来た事に触れた。また、冒頭のMCの途中まで屋外から草刈機の音が聞こえていた。
衣装は、グレー系のカーディガンに、シャツは裾出しスタイルだった。
会場には、来生夫人や住職の姿があった。また、同年に開催された『来生たかお Stand Alone 2018 Acoustic Tracks』の山形公演では、会場ロビーに慈眼寺住職からの花が飾られていた。
+
| | 主なMC
|
慈眼寺は綺麗なお寺である/歌手デビュー43年になるがもう先がないと思うと一抹の寂しさを感じる/お寺でのコンサートは初めてなのでどうなるのか自分でもよく分からない/バラードの弾き語りなので観客は少々しんどいかも知れない/トイレは遠慮なく行って欲しい/初めて体験した護摩焚きは迫力があり、人それぞれに願い事(無病息災、病気平癒、宝籤の当選)が叶えば良いと思った/前年の7月に知人を介して住職と対面し、その経歴から大変な人物と知り、堅物だったらどうしようかと思っていたが、著作中のエピソード(中高生時代にパチンコで家計を助けていたが、店員も教諭も捌けていた事)は立川談志のエピソード(泥棒を慮って仕事部屋に書き置きと現金3万円を用意していた事)を彷彿とさせ、良い意味で印象に残り、コンサートの開催に繋がった/人間は死ぬと解っているから行動をする/月旅行やリニアモーターカーや癌の完治は先の話過ぎて見届けられない/前世の記憶がないのならば輪廻転生に意味はない/犬は大小便を臭く感じないのかと思ったり、言語が異なれば「月」という存在が通じなかったりするのは、人間が自らの認識が正しいと錯覚しているからで、約束事を作って生きてはいるが、人格や理性が幼児期から教え込まれた作り物である以上、本来は脆い存在に過ぎず、不安や悩み、煩悩を消し去れないのだから、昨今のストレス社会の中ではもっと脱力し、護摩焚きも気分を和らげるのに良いと思う
|
主催:GIP/企画制作:テン・イヤーズ
スケジュール †
日付 | 会場 | 開場/開演 | 料金/席種 | 備考 |
---|
2018.10.14(日) | 宮城県・福聚山 慈眼寺 本堂 | 14:30/15:00 | 一般6000円/自由席 学生3000円/自由席 | |
出演 †
セットリスト †
開演前BGM=小津安二郎の映画作品より「サセレシア」他
MC
- 心のゆくえ
- Goodbye Dream
MC
- 浅い夢
- 薄暮 -たそがれのアンサンブル-
- 空色の渚 〜時よ ゆっくり〜
MC
- ねがえり
- 美しい女
- Goodbye Day
MC
- シルエット・ロマンス
- 夢の途中
MC
- 明日物語
※1〜11:Piano Solo
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