二人の場所

来生たかお大百科 ＞ 自作曲 ＞『Passage』

概要 †

第29弾オリジナルシングルになった楽曲で、オリジナルアルバム『Passage』にも収録されてる。

はごろもフーズ「甘みあっさりフルーツギフト」「シーチキンギフト」のイメージソングとしてCF（出演：古手川祐子 他）で使用され、前者は夏と秋の2ヴァージョン、後者は秋のみのヴァージョンで放送された。なお、 使用された音源はピアノによる弾き語りのヴァージョンで、ソフト化はされていない。

来生えつこによれば、歌詞に登場する男女は弟夫婦をイメージの源泉にしている*1。最初からCFとのタイアップが決まっており、スポンサーから歌詞に「笑顔」を入れて欲しいという注文があって苦労したが、良い作品になったと語っている*2。

また、スポンサーから、先の候補曲に書かれていた「この世で一番やさしい笑顔 君に見せられるよ」というフレーズも入れて欲しいと要望されたが、偶然にもその後に出来上った本曲の譜割りにぴったり合ったという*3。当初、来生えつこやディレクターは本曲を切ない内容にしたいと考えており、上記のフレーズを入れてしまうとイメージとの齟齬が生じてしまう為、出来れば先の候補曲の方に決定し、後のアルバム用に取って置きたかったが*4、結果的には良い出来になり、来生も「夢の加速」のような雰囲気で気に入ったという*5。

来生は『Passage』の好きな楽曲の1つに選んでいる*6。プラトニズムが崩壊し、エロティシズムが露になっている昨今の風潮が疎ましく、それに振り回されている男性達に哀れさを感じており、「どんなに歳月が経っても良い関係で結ばれている2人」のラヴソングを歌ってみたかったと述べている*7。

シングル盤のジャケットと同じ写真を使用し、本曲や『TAKAO KISUGI ACOUSTIC TRACKS』のリリースを告知するテレフォンカードが作られた。

収録 †

オリジナルヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：椎名和夫
• 5:13
• オリジナルアルバム『Passage』収録ヴァージョン

★Musicians★
※記載なし

アナザーヴァージョン †

はごろもフーズ「甘みあっさりフルーツギフト」「シーチキンギフト」のイメージソングとしてCF（出演：古手川祐子 他）で使用された、ピアノによる弾き語りのヴァージョン。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：？

ライヴヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：来生たかお
• 『来生たかお Special 2days Concert Acoustic Tracks』（1993.07.24／東京都・東急Bunkamuraオーチャードホール）より

★Musicians★
Piano：来生たかお

ライヴヴァージョン2 †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 『来生たかお 20周年Special Concert ベストセレクション 浅い夢から』（1995.07.21／東京都・NHKホール）より

★Musicians★
Piano：松田真人／Acoustic Guitar：土屋潔／Electric Bass：多田文信／Drums：井野浦英雄／Synthesizer：柿崎洋一郎／Violin：桐山なぎさ、栄田緑、山内祐子、栃谷若子、海和伸子、小林久美、西森紀子、田村久美、三浦道子、小林真美（うち2名）／Violoncello：寺田しのぶ、成田陽子（うち1名）

ライヴヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 『来生たかお 30th Anniversary X'mas Concert Tour 2005 avantage アヴァンタージュ』2005.12.26／東京都・中野サンプラザホールより

★Musicians★
Piano：松田真人／Acoustic Guitar：土屋潔／Electric Bass：千葉一樹／Drums：佐藤武美／Synthesizer：山崎教昌