1987年に東京、神奈川、大阪の3箇所で開催された小椋佳のコンサートの内、東京公演に井上陽水と共にゲスト出演した。
小椋にとって6年振りのコンサートであり、20曲も歌い切れるだろうか、観客が来てくれるだろうか、風など引かずに居られるだろうか、銀行の仕事に不都合が起きないだろうかと弱気な後悔を繰り返していたが、公演後には、最良の伴侶に恵まれ、幸せな結婚披露宴を終えたお嬢さんのような感慨に浸ったという*1。
アンコールの前に一旦下ろされた幕が再び上がると突然ゲストの2人が登場する演出は、小椋佳のアイディアだった*2。因みに、第二部の幕が上がった際、最初に登場したのは中村雅俊で、このアイディアは『小椋佳トリビュートコンサート 夢歌詩、あるところに』でも慣行された。
「少しは私に愛をください」の1番は来生、2番は井上、3番は後から登場した小椋が歌い、2人はコーラスを添えた。
全体の公演時間は2時間半だった*3。
日付 | 会場 | 開場/開演 | 料金/席種 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1987.06.07(日) | 東京都・NHKホール | 18:00/18:30 | S席5000円/指定席 | |
A席4500円/指定席 |
第一部
・君を歌おうとして(小椋佳)
・さらば青春(小椋佳)
・白い一日(小椋佳)
・Please smile, CHARLEY(小椋佳)
・あなたが美しいのは(小椋佳)
第二部
・時(小椋佳 + 中村雅俊)
・シクラメンのかほり(小椋佳)
・泣かせて(小椋佳)
・愛燦燦(小椋佳)
・愛しき日々(小椋佳)
・夏ひとかけら(小椋佳)
1. 少しは私に愛をください
・Who did see it ?(小椋佳)
※1:アンコール
※1:Piano, Chorus(+ Duet with 小椋佳、井上陽水 + Acoustic Guitar, Chorus〈井上〉)