TBS系ドラマ『柴門ふみスペシャル 新・同棲時代』(1998.04.03/出演:萩原聖人、保阪尚輝、上川隆也 他)のビデオソフトである。
第1話『空に星がある限り』(出演:萩原聖人、篠原涼子 他)、第2話『愛人志願』(出演:保坂尚輝、酒井美紀 他)、第3話『もう一度、ウエディング・ベル』(出演:上川隆也、富田靖子 他)の全3話から成るオムニバスドラマで、来生は第1話に「T. KASHIWAGI」役で出演している。
流行の音楽に付いて行けない「プライムレコード」の営業課長「ツギキ」(演:石橋蓮司)は、自分が本当に理解出来る歌手をマネージメントすべく、会社を退職して事務所を立ち上げ、「T. KASHIWAGI」が出演するライヴハウスを訪れる――その際、来生がピアノで「夢の途中」を弾き語りするシーンが登場する。因みに、事務所の壁に貼られた「T, KASHIWAGI」の1998年コンサートツアーのポスターは、オリジナルアルバム『Another Story』『Purity』のジャケット写真が流用されている。
来生は、自身のマネージャーを務めていた小松裕二も撮影現場で急遽出演を勧められ、狼狽しながらも台詞を熟すその姿が印象に残っているという*1。また、同時期にフジテレビ系で放送されていた麻雀番組『THEわれめDEポン』に出演していた萩原に、番組中に金銭を賭けているのかどうかを訊き、賭けていない旨の回答を得られたという*2。
主題歌の「頬杖の幸福」は、オープニングでレコーディング版の冒頭部分、エンディングで2番以降が、各話の劇中で複数のインストゥルメンタルが使われている。また、第1話に「Goodbye Day」、第2話に「シルエット・ロマンス」、第3話に「セカンド・ラブ」が複数のインストゥルメンタルとして使われている(第2話では「シルエット・ロマンス」の『Visitor』収録ヴァージョンも流れる)。更に、上記3曲に英語の歌詞が付けられた女性ヴォーカルによるジャズアレンジのヴァージョンも、各話に登場する同じバーのBGMとして使われている。なお、エンドロールには「音楽」として来生と共に山川恵津子がクレジットされており、各インストゥルメンタルの編曲を担当したと思われる。
※トラック番号はレコーディング版の登場順
トラック | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
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1 | 頬杖の幸福 | 来生えつこ | 来生たかお | 萩田光雄 |
2 | シルエット・ロマンス | 来生えつこ | 来生たかお | 星勝/萩田光雄 |
3 | 頬杖の幸福 | 来生えつこ | 来生たかお | 萩田光雄 |
発売年月日 | メディア:規格品番 | 発売元/レーベル | 備考 |
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1998.07.17 | VHS:PCVX-30559 | TBS | ●ビデオソフト |