山口百恵

来生たかお大百科 ＞ 楽曲提供＆カヴァーアーティスト

来生は、楽曲提供が実現する前から、声を作らない魅力的なシンガーの山口に自作品を歌って欲しく*1、歌謡曲ではない洒落た感じの歌が似合うと述べている*2。

山口のプロデューサーだった川瀬泰雄は、井上陽水を担当していた頃、渋谷の「ジァン・ジァン」でギタリストの安田裕美と活動していた井上からバックにピアノも入れたい旨を聞かされ、その事を多賀に話した所、「来生たかおっていう新人がいて、ピアノが結構上手い奴でさ」と紹介されたという*3。実際に来生の作品を聴いた川瀬は「百恵にこういう温かい世界もありだな」と感じ、「おだやかな構図」等の楽曲依頼に繋がったと述べている*4。

ただよいの中で †

山口百恵ファンが選ぶ「アルバム曲ベスト10」において、第21位にランキングしている*5。また、収録アルバムの『COSMOS 宇宙』は「ベストアルバム」の第2位に選ばれている*6。

オリジナルヴァージョン †

• 作詞：古川英昭
• 作曲：来生たかお
• 編曲：萩田光雄
• 4:52
• Key：D（ニ長調・♯×2）

ライヴヴァージョン †

• 作詞：古川英昭
• 作曲：来生たかお
• 編曲：服部克久
• 『1980年代に向かって… 山口百恵リサイタル 愛が詩にかわる時。』（1979.10.01or02／東京都・帝国劇場）より

★Musicians★
指揮：山本直純／演奏：ザ･ムスタッシュ（MOMOE BAND）

おだやかな構図 †

来生は山口のファンだったが、宇崎竜童、阿木燿子夫婦のツッパリ路線は嫌で、ポップで爽やかな感じの方が良いと思って本曲を作ったという*7 。また、ラジオ番組*8では、提供曲の中から自身で「これは良いな」と評価している楽曲の1つとして挙げている。

山口百恵ファンが選ぶ「アルバム曲ベスト10」において、第16位にランキングしている*9。また、収録アルバムの『COSMOS 宇宙』は「ベストアルバム」の第4位に選ばれている*10。

オリジナルヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：萩田光雄
• 4:07
• Key：C（ハ長調）
  • 来生たかおがカヴァー

アナザーヴァージョン †

川瀬泰雄は、既に引退していた山口の楽曲をリアレンジした企画アルバム『歌い継がれてゆく歌のように 百恵回帰II』を製作する際、個人的に好きだった本曲を選曲した*11。また、山口本人に聴かせた所、「私が歌うより良い」との感想を述べられたという*12。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：萩田光雄
• 4:11
• Key：C（ハ長調）
• アナザーアレンジ

カヴァーアーティスト †

• 倉橋ルイ子
• 松田真人（2000）

水曜日のクオレ †

• 作詞：阿木燿子
• 作曲：来生たかお
• 編曲：萩田光雄
• 4:55

GET FREE †

来生は、好きな提供曲の1つとして挙げている*13。山口の声が好きでファンだった来生は、宇崎竜童、阿木燿子コンビのツッパリ路線ではない、爽やかな楽曲を意図したという*14。

山口百恵ファンが選ぶ「ベストアルバム」において、収録アルバムの『L.A.Blue』は第5位にランキングしている*15。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：B. Fasman
• 4:14

恋は千里眼 †

山口百恵ファンが選ぶ「ベストアルバム」において、収録アルバムの『This is my trial』は第9位にランキングしている*16。

• 作詞：糸井重里
• 作曲：来生たかお
• 編曲：大谷和夫
• 5:20

闇の薫り †

山口百恵ファンが選ぶ「ベストアルバム」において、収録アルバムの『This is my trial』は第9位にランキングしている*17。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：萩田光雄
• 4:29