金沢教職員組合コンサート


来生たかお大百科コンサート

解説

ピアノ、キーボード、ギターによるトリオ編成で開催された、石川県金沢市の教職員組合員向けのクローズドコンサート。

リハーサル

9月17日に行われたリハーサルは、打ち込みを使う楽曲の中の1つを生演奏との兼ね合いで演りやすいようにデータを録り直したが、概ね問題なく進行して行った。「ジグザグ(酔いどれ天使)」は、オリジナル版の冒頭にハモリがある為、松田が「ハモリますか?」と訊いた所、来生が「歌いたい?」と返したので、少し遠慮気味に「来生さんがハモッて欲しければ」と答えると「じゃあ、2曲目のサビもハモッて貰おうかな」という事になったという。そして、譜面のチェックをし、音楽的に煮詰める必要がある部分は煮詰め、一通り通した後、最後に最初から最後までを通した*1

翌9月18日のリハーサルは、本番同様「浅い夢」から始まった。「はぐれそうな天使」は来生が新たにアレンジをし直したもので、「ジグザグ(酔いどれ天使)」はガイド等の音のない状態からハモる為、オリジナル版とはキーが違う事もあり、松田は慣れるまでは少々難しかったという。「P.S.メモリー」は、最初にシンセサイザーのパッドからフェイドインして行く為、余り間を空けずに弾き始めなくてはならなかった。「おだやかな構図」からは、3曲続けて松田がグランドピアノを弾いた。「シルエット・ロマンス」からはシンセサイザーに移動したが、前日に使っていた打ち込みのデータがトリオ編成ではなくバンド編成のものだと分かり、録り直しをした。来生は「グレイ」から3曲をハンドマイクをギターに持ち替えて歌い、「君の選択」「薄暮 -たそがれのアンサンブル-」はピアノで弾き語りをした。アンコール曲では、松田がグランドピアノに移動し、来生がハンドマイクで歌い上げた*2

公演当日のリハーサルは、全員で演る楽曲を一通りやってから来生の弾き語りを演る手順で、2曲目の「はぐれそうな天使」から始まった。来生のピアノの弾き語りから入り、サビの前からギターとシンセサイザーとハモリが加わる構成だった。「おだやかな構図」と「セカンド・ラブ」は、松田が以前トリオ編成用にアレンジをしたもので、「シルエット・ロマンス」は『Dear my company』収録ヴァージョンの音源を流しながら演奏した。「美しい(ひと)」のイントロ及びBメロは、2002年7月27日に開催された『鎌倉プリンスホテル サマーディナーショー SUNSET DREAM』用に来生がアレンジしたもので、イントロで来生のハミングが入った。来生は、松田と土屋に「イントロも白玉*3風(しろたまふう)に弾いて欲しい」とリクエストしたという。「With」は、松田のグランドピアノと、途中から土屋のギターが加わった*4

スケジュール

日付会場開場/開演料金/席種備考
2003.09.21(日)石川県・文教会館

出演

  • Vocal, Piano:来生たかお/Piano, Keyboards, Chorus:松田真人/Guitar, Chorus:土屋潔

セットリスト

  1. 浅い夢
  2. はぐれそうな天使
  3. ジグザグ(酔いどれ天使)
  4. P.S.メモリー
    MC
  5. おだやかな構図
  6. 涙嫌い
  7. セカンド・ラブ
  8. シルエット・ロマンス
    MC
  9. グレイ
  10. 美しい(ひと)
  11. ねがえり
    MC
  12. 君の選択
  13. 薄暮 -たそがれのアンサンブル-
    MC
  14. 夢の途中
  15. Goodbye Day
  16. これから始まる物語
  17. With

※17:アンコール
※1〜4,14〜16/7: + Piano(松田)/9〜11:Acoustic Gitar/12,13:Piano Solo


*1 『松田真人“MASATO MATSUDA”OFFICIAL WEBSITE』のブログ“2003年9月17日(水)”(2003.09.17)
*2 『松田真人“MASATO MATSUDA”OFFICIAL WEBSITE』のブログ“2003年9月18日(木)”(2003.09.18)
*3 二分音符、全音符等、白丸で書かれる音符の俗称。また「ここはストリングスを白玉で」等と、単に長い音、音を伸ばす事を差す場合もある。
*4 『松田真人“MASATO MATSUDA”OFFICIAL WEBSITE』のブログ“2003年9月21日(日)”(2003.09.21)