用語 / ラ行 / 牢人


牢人(ロウニン)

戦国時代、なんらかの理由で主家を離れた武
士を牢人といった。もとは所領を失った農民
を指す言葉だったという。主家の滅亡により
多数の牢人が発生すると、滅亡させた側が戦
力補強を目的として、そのまま召し抱えた。

苦境に立たされたり追い詰められ悩むことを
牢籠(ろうろう)する、ということから牢人
と書いたが、江戸時代の中期以降は本籍地か
ら離れて流浪することを意味する「浪人」の
表記を用いることが多い。

関連項目: 前田慶次 山上道及


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