用語 / ハ行 / 毘沙門天


毘沙門天(ビシャモンテン)

四天王の一人で須弥山(しゅみせん)の北方
を守るとされる神。別名、多聞天。左手に宝
塔、右手に宝棒や宝剣を持ち、甲冑に身を固
めた武将の姿をしている。繁栄と戦勝をもた
らすといわれる。

戦勝の神、正義の神として、聖徳太子や足利
尊氏、楠木正成らが信仰していたという。越
後の龍・上杉謙信は自らを毘沙門天の生まれ
変わりと信じ、京の北方を守ることを意識。
軍旗にも毘沙門天の「毘」の一字を用いた。

関連項目: 上杉謙信


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