用語 / サ行 / 征夷大将軍


征夷大将軍(セイイタイショウグン)

朝廷から与えられる役職。単に将軍ともいう。
もとは蝦夷(えみし)との戦いにおける総指
揮官を指した。平安期の坂上田村麻呂の活躍
がこの役職の価値を高めたという。源頼朝が
征夷大将軍となり、鎌倉幕府を開いてからは、

武家の頭領たる者の証となる。この後、足利
尊氏が就任して室町幕府を開き、徳川家康も
1603年に就任して、豊臣家の武家関白政
権から脱却、江戸に幕府を開いた。征夷大将
軍職は1867年、明治維新で廃絶した。

関連項目: 徳川家康 徳川秀忠 関白


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