用語 / サ行 / 鐘馗


鐘馗(ショウキ)

疫病を防ぐという中国伝来の鬼神。黒衣をま
とい、眉やひげは濃く眼は大きい。五月人形
として飾ったり、護符に描いたりした。邪を
打ち破る神であるとして、戦国時代には本多
忠高やその子・忠勝が戦場での旗印に用いた。

唐の時代、皇帝が病の床に伏せた時、鐘馗と
名乗る男が現れ、魔物を退治する夢を見た。
鐘馗は官吏を目指していたが、試験に落第し、
自殺した青年だった。翌朝、快復した皇帝の
命により鐘馗はまつられて神になったという。

関連項目: 斎藤朝信


用語 / サ行 / 鐘馗