捨てかまり †
薩摩に伝わる戦場からの退却法。対象や味方
を逃すため、その退路に鉄砲隊が何名かずつ
組になって座りこみ、敵兵を迎え撃つ。主君
を逃がすことが目的であるから、居残る兵士
は、決死の覚悟が必要とされた。
関ヶ原の戦いの際、島津義弘は味方する西軍
の敗色が濃厚になるや、敵陣を突破しての退
却を決意。この時、捨てかまりが用いられ、
数千人以上いた兵は次々と戦死。退却後には
数十名になっていたという。
関連項目: 島津義弘 関ヶ原
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捨てかまり
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