用語 / カ行 / 五輪書


五輪書(ゴリンノショ)

剣聖・宮本武蔵が、晩年、肥後の霊厳洞(れ
いげんどう)に、こもって書き記した兵法書。
地、水、火、風、空を五輪といい、それにな
ぞらえ五部に分かれる。武蔵が亡くなる直前、
弟子・寺尾勝信に託された。

『五輪書』は兵法書としての価値に止まらず、
人生を説いた思想書として、現代にも読み継
がれている。特に海外では、江戸時代中期の
書物『葉隠』とともに、日本人の精神を理解
する手がかりとして、広く研究されている。

関連項目: 宮本武蔵 二天一流


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