用語 / カ行 / 関白


関白(カンパク)

実質最高位の官職。「天子の政務に関(あず
か)り白(もう)す」の意。成人した天皇を
補佐する役。平安時代、藤原基径がついたの
が最初。1585年、天下人・羽柴秀吉は、
武家として初めて関白に就任した。

秀吉は当初、武家の棟梁たる征夷大将軍につ
こうと考え、室町将軍・足利義昭の養子にな
ろうとした。だが一時平氏を名乗った秀吉は、
源氏の末裔を自認する義昭の養子縁組を断ら
れる。そこで関白就任に方針転換したという。

関連項目: 豊臣秀吉 羽柴秀次 征夷大将軍


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