用語 / ア行 / 穴太衆


穴太衆(アノウシュウ)

近江穴太の石工集団。歴史は古く、8世紀に
比叡山堂塔の石組みを作ったという。戦国期、
安土城の石垣を建造して評価され、大坂城、
江戸城なども手がけた。現存する城の石垣の
約8割は、彼らが造ったものといわれている。

彼らが得意とした「穴太衆積み」は自然石を
一切加工しないまま巧みに積み上げるもので、
奥行きも充分にあった。江戸時代に入ると、
その技術が全国的に知れ渡り、寺院の石垣や
石橋や石樋(いしどい)建造にも関わった。

関連項目: 織田信長 大坂城 江戸城


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