用語 / ア行 / 一夜城


一夜城(イチヤジョウ)

短期間で築かれた城のこと。美濃攻めの際、
秀吉は敵城・稲葉山の眼前、墨俣への築城を
命じられる。秀吉は山中で切り出した木材を
上流で組み、それを流し、現地で組み立てる、
いわばプレハブ工法で一夜にして城を築いた。

秀吉はまた、小田原征伐の際にも小田原城西
方3キロの石垣山に一夜城を築いた。実際は
山頂の林の中で80日間、作業した。石積は
穴太衆によるもの。完成直前、前面の立ち木
を切り倒し、こつ然と現れたように演出した。

関連項目: 豊臣秀吉 小田原城


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