戦地 / ハ行 / 本能寺

本能寺(ホンノウジ) †

織田信長が、家臣・明智光秀に討たれた寺。
現在の京都市四条西洞院にあった。信長が京
滞在中の宿舎として利用するだけあって、規
模が大きく、四方に堀を巡らせた城のような
つくりだったといわれる。


１５８２年６月、信長の天下布武は間近で、
残すは中国・四国・九州・関東以北といった
状況だった。信長は中国の雄・毛利と決着を
つけるため、中国出陣中の羽柴秀吉の援護す
る事にし、明智光秀にも出陣を命じた。


１５８２年６月１日、中国出陣を命じられた
明智光秀は居城・亀山を出陣。６月２日未明、
桂川を渡河。ここで自軍将兵に決意を告げる。
「敵は本能寺にあり」と。朝。本能寺の信長
は鉄砲の音で目を覚ます。明智光秀、謀叛！


信長は、自ら弓を取り、明智軍を迎撃。弓の
弦が切れると、槍に持ち替え戦い、やがて傷
を負うと、燃え盛る奥の間にひとり消えた。
「その毛髪も骨もすべては灰燼に帰し、地上
に何も残さなかった」といわれる。

関連項目: 織田信長 明智光秀 豊臣秀吉 山崎