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闘争日記R(過去の) / 闘争の予感。
10/13
やられた。
生産停止状態の製品が、急(しかも大量)に出始めので調べてみたらあらびっくり、4千個で1週間以内の受注! こちらの計算では10日以上かかるはず。 危険な感触があったので、上司Sに知らせる。
10/16
PM3時ごろ常務から急に電話。「4千個受注を教たのは誰だ?ラベックスが後3千枚分しかない!」と、すごい剣幕、当然情報提供者の名など言える訳が無い。 あまりにもしつこい上急ぎの納品途中だったので「後で直に話しましょう」と言って電話を切る。 雨が強くなってきた。3千枚?足りないかもしれない。どうする? 解決策を模索しながら仕事を続ける。
S氏と話しているF氏を見つけたので捕まえて聞いてみる。「実は・・・」・・・「あ、大丈夫。3千でしょ?余裕余裕。」良かった。「でもね・・・他のはいいんだけどNYNN足りないって言ったら俺知らないよ。」有難い最後通告。Y氏の目は本気だ。他の箱が足りなくても只ですまないくせに、しくじったら大変なことになるようだ。でも不安が残る。手触りが悪い、何か起こりそうだ。
夕方時間が出来たので、Y社S現場で様子を見ながら考える。3分で解答、次いで常務への対応策を考えながら実行に移す。
Y社専務が居ることを窓から確認してY社事務所に入り、率直に質問。「在庫3千です足りますか?次の入荷は24日ごろです。」と言うと「余裕で足りる、来週は使わない。」ラッキー。常務への対応策も決まった。
Y社の仕事を片付けて、会社に戻り事務所へ。常務が待ってましたとばかりに攻め立ててくる。どうやら他にも足りないラベックスが有って、そちらを優先したいようだ。R担当の差し金だろう。話をしていると配達を終えた従業員達が何人か入って来た。今日の私は少 し頭にきている、利用させてもらおう。「Y社の方は問題なし」と言って常務の勢いを失わせる。今度はこっちの番だ。
「常務、何時も私に会社に戻ってきて仕事しろといいますが、こちらは休憩も昼飯も無しに働いているんです。そう言う人間にもっと働けという場合、常務はどんな働きを期待してそう言うんですか? 休憩も昼飯の時間も無い以上、残業するしかないじゃないですか?」 常務は困った顔をして「見ているわけでは無いので解らない」と言う。そんな筈は無い、当然知っているはずだ。又、管理する立場の人間が「知らない」で済まそうとしているのが情けない。 「じゃあ何でこの前、私が昼休みの時間にY社S現場で入れ替え作業中、常務は迎えに来たのですか? あの時のってY社がもう使わないと言っていたもので、私がぴったりの数を出していたものをR担当が3日分も余計に作ってしまって、その余った在庫をわざわざ倉庫の入り口を塞ぐように置いて私が片付けないって騒いでいたのでしょう? 自分で見て知ってるじゃないですか。あれってっしかも赤字でしょう?」
「それにこの前も、在庫が足りなくなっていたのを何とかしようとして、他の従業員に手伝ってもらっていたのを{無駄な作業に人員を割くな!}と、言ってみんなの前で私を怒ったけど、あれってR担当が一言言えば起こらなかったことでしょう?」どうしても言いたいことが心をよぎる。 言いたい、でも言ったらダメかまずいよな・・・・ 仕方なく話をやわらかめにする。 「常務。S任には話したけど、うちの従業員は在庫がなくなると騒ぐやつはいるけど・・・・」そう言った瞬間、周りに居た従業員たちの動きがぴたっと止まる。
「在庫がないのを知っていて、黙って帰ってしまうのはR担当だけですよ!」
「判ってます」・・・(常務墓穴を掘ったようだ。) 「私はいつまで外人の従業員がいじめられているのを我慢しなくちゃいけないの?」常務の顔が青ざめる。
「もう少し、お願いだから。 R担当が彼方をいじめたり、外人たちや彼方に箱を投げつけたり」(ん?私は箱を投げつけられたことはないぞ?)「日常的に彼方が箱を出せないように、入り口にわざと物を並べたり製品を倒したり・・・(他にも色々、なんと言ったか忘れた)していることは、外人たちからよく聞いています。」 (オイオイ、その発言まずいんじゃない?周りに従業員が一杯いるんだよ? 今まで隠してきたのがばればれジャン。)それを脇で聞いていた従業員たちの動きがぎこちなくなる。
この発言で常務とR担当が私を首にしようと画策しにくくなる。その上、私を嫌っていた従業員たちも私をつまはじきにしにくくなり、うまくいけば少しは味方をしてくれるかもしれない。 とりあえず、箱の問題は解決したことだし今日はこんなものかな、と思い、話を切り上げて家に帰った。
10/17
相変わらずR担当はすぐ必要のない製品を作りつづけている、何時もながらまいるな・・・・午後からNYNNを作らないと足りなくなってくる。 今S任に言っても時間的猶予があるから逃げてしまうはず。 昼休みを待って行動しよう。
ん?どうやら、R担当は昼でお帰りのようだ。ならば、外人に頼んで今出ている原料でこちらの物を作らせてしまおう。 何時ものごとく昼前にY社行き、在庫を調べて使用率を計算、S現場は午後一杯持つように納品。F現場は駄目だ・・予測できない、NYNNがかなり多い。
昼食時間終了10分くらい前に納品を済ませて会社へ。 丁度、T外人が昼食を終えて戻ってきたので、違うのを作ってくれと頼む。T外人は早速シールを付け替えようとしたので、まだ昼休みだし私が探すから・・・と言って自分で探し始めるが、T外人一緒に探してくれる。 ありがとう
T外人「無イヨ」え?!ちょっと待て、よく探そう3千枚在るはずだ。
・・・・・・・・・・(/;p;)/ マジで無い!!!内線で常務を・・いや、S任に連絡だ。 その間にもう一度よく在庫を確認、数分でS任到着・・が、完全に在庫が無いことが判明!
(/"_ _)/" 死亡。やられた。
S任すぐに内線で常務に連絡したが不在。電話もダメ。???変だ、何でR担当が半日で帰ると昼に常務がいなくなる?手触りが悪い。
S任は既に平静を失って右往左往、終いには私に怒りはじめた。ちょっと待て、私も今考え中なのだ、まず最優先事項は・・・Y専務に報告か?向こうのNYNN在庫がわからない以上いつまでこの生産体制が続くか解らない。
「S任、まずY専務所へ行きましょう。」前回〈!!前回も遭ったというのがすごい〉S任は一人でY専務のところへ飛び込んでいって解決(?)してくれたので、まあ大丈夫だろう。
ところが「じゃあお願いします。」それだけ言って逃げてしまった。馬鹿野郎!!!
嫌だけど一人の方が話が進めやすい。仕方なくY社事務所へ。え?専務不在?今日は帰らない・・・Y任からの電話、NYNN在庫1400とのこと。F氏に連絡「ちょっと待って」F氏電卓で計算、「あと13xxx、なーんだ余裕じゃん。」「でも他のが無いんです。」と私。「そこん所うまくやってよ。こっちはNYNNが確保できれば何とかするよ。」了解、ありがとう。
10/18
朝、R担当出社。こちらが目を向けると、あらぬ方向を見ながら通り過ぎる。
何時もなら私の仕事は誰にもやらせないのに皆で作業している。一応悪いとは思っているのだろう。でも、これって背任行為だよ。しかも2回目!!!在庫が無いのによく3千などと大嘘をついたな。
ついでに一つはっきりしたことがある。常務とR担当の関係はさておき、背任2回もして首にならないのだから、R担当にはどんな事をしても勝ち目が無い。たぶん最終的に首になるのは私だ。仕方ないから、思う存分楽しもう。
10/19 今日は少ない筈のNYNNが予定より多く出ている、やばそうだ。昼過ぎの計測で、明日もNYNNが大量に出るようだったら足りなくなることが解る。耳鳴りがする、何時もより強いな。背後霊からの危険信号だ、何か起こる。 常務に在庫が足りないことを連絡すると、「明日入荷」とのこと。明日の何時?朝から昼の間?アウトじゃん。 案の定、明日もNYNNを大量にとY社から連絡。S任に相談すると、「明日はR担当がいないから朝からやろう」・・・まあいいか。もう一度常務に連絡すると、「朝方届けるように頼んである」とのこと、あてには出来ないな。
10/20
R担当出社!まずい、話が違う!だが、朝からやらなくては絶対にアウトだ。
常務に連絡、ラベックスは絶望。昼過ぎだそうだ。
外人たちを全部集めて修復(?)作業に入る。それを見たR担当が怒って外人たちを怒鳴り始める。が、こちらも引き下がるわけには行かない、取引停止になるかもしれないのだ。こちらも怒鳴り返して外人たちを引きとめる。スマナイ、一番迷惑しているのは外人たちだ。
何度か言い合いをしていると、社長の4男坊IM氏が新入社員を連れてR倉庫に入ってきたのが目に入る。
一瞬の判断だった。私も、R担当も頭にきている。私はつかつかとR担当の所へ歩み寄り、大声で「誰のせいにしてもかまわないけど、この仕事を落としたら取引停止ですよ!取引停止!」
「あーいいよいいよ。全〜部お前のせいだ、お前が仕事をやらないからだ。」
「取引停止ですよ?」
「全部お前が悪いんだ、取引停止になっちゃえ!」そう言われた私は外人たちを残しY社へ配達に向かう。うまくいくか?
配達途中、R倉庫前を通ると社長とIM氏がR倉庫から出てきた。うまく行ったようだ、でも安心は出来ない。
3時頃、月曜の予定をY社に聞くと、「NYNNは使わない」とのこと。胸をなでおろす。
長いようで短い一週間だった。
2015-02-08 (日) 15:26:19
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