夏6期

summer面の歴史

建国履歴（建国順） †

補完よろだお。

史記 †

夏面の乱――

猫が肌色だから国が夏面を統治したのは束の間の事であった。
絶対的君主である団地猫2号が伝説大陸へ単身遠征に出た隙に、
諸勢力によって統治態勢は崩壊。夏目面は再び群雄割拠の時代へと巻き戻った。

その乱の最中、猫が肌色だから国の覇業を伝える書物が戦火によって喪失。
その為、本書は、かつて激動の時代を生き抜いた者達からの伝聞によって構成されている点に留意して頂きたい。

下衆ノ極乙女団の布告が、二日後か、三日後か、とにかく間が空いた開戦だったな。
全国で競り合いが始まったばかりで、その間の暇を持て余すわけにもいかないし、
月曜十九時探偵アニメコンビの、私立不動高校殺人研究会と黒の組織と戦争したよ。
その最中だったか、終わった後だったか……曖昧ですまないね。何分昔の記憶なもので。
VIPハラスメント軍からの布告を受けたのは、とにかくその時期だった。
いや、下衆ノ極乙女団と戦を構える前の開戦布告だったし、隅に籠って一国のみと戦う事も出来る。
いわゆる一般的な横槍とは違う、二日後開戦が生み出した変則的な戦況だったよ。

ここをどう乗り切るのか。団地猫2号の判断は、外交策だった。
カタン国から届いた参戦依頼を受諾し、カタン国が下衆ノ極乙女団と開戦。
それによって下衆ノ極乙女団は我々への布告を撤回してね。
一対一で迎える事になったVIPハラスメント軍との戦では、壁を抉られたり危ない場面もあった。
だが、最終的にはなんとか勝つ事が出来たよ。

戦の合間のケータイ大喜利。あれは皆気合が入っていましたよ。
なにせ採用されれば一発幹部昇格の可能性があるんです。
40、50分で人生が変わっちゃいますからね。
私も便所掃除から幹部に返り咲く為に、必死に投稿しましたよ。
でも力の入れ所を誤っちゃいけない。
一問目のギャルアナも、三問目の山下真司もキャラが掴みにくいんです。
となれば、ルーキーのみが参加できる二問目の、
『彼女と参加したディナークルーズが盛り上がりません。その理由とは？』
に力を注ぐのは当然ですね。

私も一生懸命考えましたよ。
船の名前がタイタニック号とか、船長が彼女の父親とか、自信があるネタをたくさん用意しました。
でも、読み上げられない。
一向に読み上げられない。
近づく二問目の終了……焦りがピークに達したその時でした。

金田一 一@安房 > 「あ、読まれた」 (12/13/(Sun) 00:38)

同僚の金田一少年……ああ、終戦後によござんす縦島氏だと分かったんですがね。
彼のネタが読み上げられたんです。
『スタッフの会話から「燃料」「故障」という単語が漏れ聞こえる』福岡県　風神みょんふぁさん（ル）
これが彼の投稿でした。
国中総出で彼を祝福しましたよ。もちろん私も嬉しかったし拍手した。
猫肉部に次ぐ、二人目の大喜利採用ですから。

……でも、私のネタは最後まで読み上げられなかった。
あの日から、私の胸にはぽっかりと大きな穴が開いているんです……。

戦前はしっかり準備していたんですよ。灰色ねこさんが指揮を執って、徴兵施設の準備に壁塗り、廃墟化……。
丸二日きっちり使って、ようやく間に合いました。
ログイン禁止国とは人数も計略差もありませんでしたし、事前の守備枚数ではむしろ大きく負けていました。
これは慌ただしい開幕になる予感もしていましたが……最終的には、領土差、つまり施設の差が出たんでしょうかね。
一パツで拠点を落とす事ができました。あの時はホッとしましたよ。
あ、聞いて下さいよ。私も敵撤退先の岩代落城に貢献したんですよ。
これで便所掃除卒業も間近ですかね？　ははははは。

まあ、そんなわけで一時間も満たないうちに、決勝は終了しました。
……でもねえ。なんだか「決勝！」って感じがしなかったんですよね。
準決勝で戦ったカタン国が、二国に布告して挟み撃ちを受ける結果となったんですが、
まあ、そうなると試合はあっさりと終わっちゃいますよね。
その時の余韻が決勝まで残ってしまったというか……。
なんだか、ふわふわとした結果でした。