実験


ここではメンバーの行った実験を時間軸に沿って書いていくとにしよう。

takaによる実験 2005/8/17

 この実験はtakaの実家にあったエレキドラムが電気信号をMIDI信号に変える変換機として機能するかを調べる目的で行われた。
 もしこの実験が成功すれば、ピックアップからの信号を直接エレキドラムへ入力する事により、MIDIデータと音声が同時に得られると言う画期的なブレークスルーとなると思われていた。

 その過剰な期待とは裏腹に行われた実験は単純で、エレキドラムの入力端子にヘッドフォンをつなぎ、そのヘッドフォンに刺激を与えてみるのである。
 ヘッドフォンとマイクがまったく同じ原理の元で作られているのはよく知られていることで、この実験ではそのヘッドフォンをピックアップとして使ったのである。

 配線が済み、ヘッドフォンを軽くたたいてみたが音は鳴らない。しかしエレキドラムと言うのはパッドを叩いて音を出すものであり、それ相応の刺激が必要である。そこでヘッドフォンをおもいっきりデコピンしてみた。結構強めに叩けば音は鳴った。

 実験成功!後は次に上げる課題をクリアすればエレキタップの成功は堅い。

  1. ピックアップの出力のインピーダンスや電圧値などを、エレキドラムの仕様にあわせる回路を作る。(もしかしたら必要ないかも知れない。)
  2. ノイズを拾わず、かつ感度の良いタップ台を作る。
  3. タップ台を16ユニット作る。これはtakaのもつエレキドラムの入力チャンネル数に相当する。

第一回会合 2005/9/4

  • 目的
    とりあえず音が出るかどうか試す。板の厚さ、構造などを変えて最適な構造を探る。
  • 内容&成果
    (眠いときに書いたから訳分からん。誰か手直しプリーズby Jack)
    全員集合後、板を買う組、昼食を作る組、スイッチの半田付けをする組に分かれて作業開始。ピエゾ(圧電ブザーを使用)とコンデンサーマイク等の部品は9/3にtakaとしげっちが調達してくれた。
    昼食後数パターンのタップ台を組んだ。
    • 600×300×9のパネルに彫刻刀で窪みを作り、ピエゾを埋め込んだもの
    • 300×300×6のパネルに彫刻刀で窪みを作り、ピエゾを埋め込んだもの
    • 600×300×5.5のパネルに14×14の角材で枠を作り、下部にピエゾを貼ったもの
      • 以上のパターンに、ゴムシート(30×30×3)を敷くなどの方法を試した。
      • どれも余り変わらない感度を示したが、どのパネルでも中心(ピエゾ付近)と端の方での感度の差が激しかった。特にエレキドラムに繋いだ場合にその特性が顕著に現れた。しかし耳で聞いて判断するしかなかったため、どの程度の差が実際に出ていたかは分からない。均等な撃力を加える装置と、ピエゾからの出力を数値化する仕組みが必要。
  • エフェクター
    タップ台から直でしげっちのマルチエフェクターに繋いで色々と試した。
    マルチエフェクターをミニアンプとして使用。マイク入力レベルの信号をライン入力レベルまで引き上げるのに使った。また、タップに使うエフェクトとして効果的なものを探って見た。
    この項目の編集はしげっちにお願いしたいな・・・(^^;

  • エレキドラム
    ピエゾからの信号をそのままエレキドラムのインプット端子に接続。ピックアップの出力のインピーダンスや電圧値などを、エレキドラムの仕様にあわせる回路は必要なかった。エフェクターで生音を拾った場合に比べ、音の大きさのムラが大きかった。これはエレキドラム内部の、ピックアップからの信号をMIDIに変換する際の仕組みに関係があるものと考えられる。しかしエレキドラム内の仕組みが分かる仕様書などは手に入れることができないため、パネルを工夫して信号のムラを減らすか、信号のムラを電気的に抑えるコンプレッサーのような仕組みが必要になると考えられる。

  • 基礎実験
    組み立てたタップ台を使い、ピエゾがタップの打撃を拾える実用半径を求めるための実験を行った。概要は以下の通り
    takaのPCにマイク入力でタップ台を繋ぎ、ピエゾからの距離を5cm刻みで変えながら打撃音を出す。このときピエゾが拾った信号はWindows標準サウンドレコーダーで録音・保存した。これを解析して実用半径を求めた。
    しかしピエゾからの信号を数値化できるソフトが無かったため、どの程度の差が現れているか定量的に判断する事ができなかった。
  • 課題
    • 次回の実験では板の下の枠の組み方によって、検出ムラがどのように出るか調べる。検出ムラが出ない枠の構成を見つける。
    • 検出ムラを検出するために、マイク入力からパソコンに取り込んだ信号の大きさを数字化できるソフトを探す。
    • ピックアップを複数個大きい板につけたとき、検出ムラをなくせるかどうか試す。
      • ピックアップのつなぎ方は並列?直列?組み合わせて抵抗値を合わせる?
    • 複数個のタップ台を並べたときの干渉について調べ、干渉を減らす方法を探る。
    • 上記の実験を定量的に行うために均等な撃力を加える装置と、ピエゾからの出力を数値化する仕組みを作る。
  • 感想
    • taka
      こんなにあっけないくらい上手く良くとは思わなかった。今日出来たものだけでも十分面白いものだった。ただ、現段階では音が出せただけだから、検出のムラをなくして、もっと音がクリアに鳴るようにしたいと思う。あと、今日はtakaの部屋にあったボロスピーカーでモニターしていたけれど、音がよく聞こえなかった。モニターアンプが絶対必要だな。(高いんだよなぁ...。)
      いい感じの試作品が出たらみんなでドンジャカ音合わせしたいね〜。
      あ、あとコンデンサマイクでなぜうまくいかなかったかが分かった。電源が必要らしい。肝心なことを忘れてたみたいだ。
      http://ww2.wt.tiki.ne.jp/~nk_sounds/mic1.htm
    • じゃっく
      とりあえずお疲れ様です
      順調な滑り出しでこの後の方針が明確になってよかったと思う。面白い表現が出来そうで今後が楽しみ。つーか文化祭に参加したいぐらいなんだけど
      コンデンサマイクってデリケートって書いてあったけど、エレタに使えるのだろうか・・・
    • 能成
       最後まで残っていたかったけど、途中で帰ったので、何時まで実験が続いたのか分かりませんが、お疲れ様です。  早速、次回に向けた話ですが、板の縁近くの振動もある程度大きく拾ってくれるような枠を考えている途中なので、キタ---\(`∧´)/---と思うモノが思い浮かんだら載せておきます。(顔文字ヘタですが、気にせずに!) 今回の枠では中央の正方形枠が振動を過度に減衰させていたのではないかと思う。板中心から20cm以上の箇所からは検出される振動が小さくなっていたのも、正方形枠の構造と位置が原因だったのではなかろうか、と。実はtaka案とほぼ同様の枠を考えていたのだが、takaに先にupされてしまった。ということで、なんか考えておきます。

       実験とはあまり関係ない話ですが、実験中の出来事に関連する話題を一つ。例の『恋のマイアヒ』だが、CD発売後も元気に(?)Flashを公開しているHPが幾つかあってビックリ。  参考までにURLを。
      http://www31.tok2.com/home2/flashgoya/maiyahi.swf
      http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=7653
      http://shi-mann.sakura.ne.jp/flash/maiyahi01.html
      http://x-syale-x.hp.infoseek.co.jp/Flash/Flash13.html
      http://www.jeffischool.com/numanuma.html

      暇なときの時間つぶしにどうぞ。 それではまた。

第二回会合 2005/10/9

  • 目的
    • 前回の実験結果を受けて、新しく提案された枠に作成し、より正確な打撃装置を用いて、ピエゾ位置から打撃位置までの距離と検出される振動の関係を調べる
  • 進捗状況
      11時前に能成が到着。朝飯を食べていなかったので、takaによる板についての説明を聞きながら、持ってきたお気に入りのベーコン入りパンを食べる。その後、takaと共に作業開始。しばらくして、しげっちが到着。能成は30mm×30mmの板を6枚切り出す作業、takaは枠用の木材を切り出すための寸法取り、しげっちはハンダ付けに取り組む。
      ハンダ付けが終わってピエゾのテストを行ったところ、問題発生!!(詳しくは「成果&課題」のコーナー↓を参照) どうしてうまくいかないのか全員で悩み試行錯誤すること2時間。なんとか解決しようとするが悪戦苦闘、重たい空気が漂う。
      ここで能成が一人勝手にランチタイムに突入。持ってきたアンパンを食べ始める。それを見たtakaとしげっちはマックへ行って昼食を購入し、同じくtakaの部屋でランチタイム。雑談を交えながらの話し合いで、とりあえず今日は枠を作ろうという話になった。
      昼食後は全員で枠の作成に取り組む。様々な名言が飛び出すなどして(名言集ギャラリー参照)、楽しい作業が続く。
      17:40頃、能成帰る。

  • 成果&課題

第三回会合 2005/10/21

  • 目的
    • とりあえず第二回会合で終わらなかった作業を行う

  • 進捗状況
      11:30頃にしげっちが到着。12時頃に能成が到着。前回の遣り残しである450mm×910mmの板の完成を目指して作業開始。13:30頃hungryな状態になった3人はそれぞれマックが食べたいといい始める。
      ちょうどその頃、takaのPCがバグり始め、音楽が度々途切れるようになる。それに気づいた3人は、前の人が「マック」と言ってから自分が「マック」と言い終わるまでの間に流れてくる音楽が途切れた人が負け、というゲームを作業しながらすることにした。そして負けた人がマックに全員分の買出しにいくということになった。
      しかしゲームを始めた途端に音楽の途切れがなくなってしまい、勝負がつかなくなったので、鋏を使って銅線の被服を剥き残っていた中の芯数が最も少なかった人が負け、つまり全員分の買出しに行くというゲームに変更した。ちなみに、ゲーム変更直前にtakaがPCでDVDを再生したところ、再生直後にバグって音が途切れたので、takaが買出しとなりそうであったが、曖昧になったまま次のゲーム開始。結果はしげっちが9本、takaと能成が10本であったが、最初のゲーム開始から1時間も経過しており、空腹を通り越してしまった感が出始めていた。
      「結局、誰が買出しに行くのか」という問いに答えが出ないまま、数分間が経過した後、しげっちが買出しに行くと宣言。14:30頃になって、3人はようやくマックを口にした。
      食後、「この調子では前回同様になってしまう」と考え、3人は作業に集中した。そして15:30頃に2階建て構造の板はほぼ完成し、ピエゾの貼り付けを残すのみとなった。また16時過ぎには450mm×910mmの板も完成した。(作業風景は枠の組み方内の写真を参照)
      17時になり、能成は帰宅の途についた。

  • 成果&課題
    • 450mm×910mmの板が完成した
    • 2階建て構造が完成、ピエゾの貼り付けを残すのみとなった

第四回会合 2005/10/22,10/23

  • 目的
    • 製作した台の振動減衰特性を調べる
  • メンバー
    • taka,J
  • 方法
    • 第二回、第三回の会合で製作した台の振動減衰特性を解析するためのデータを、takaが製作した精巧な実験装置を用いて集めた。
      今回データを採ったのは”枠だけ”、”枠一本”、”枠二本”、”枠三本”、”MAC”である。900×450はしげっちが買ってきてくれたダイオードをかませてからデータを採る予定

  • 成果
    • データを打ち込んだエクセルファイルをアップ。
      file枠.xls
      全然整理していないけど、とりあえず必要な情報は詰まっているはず。データのばらつきがひどすぎる気がする。


  • 感想
    • 作業開始は21時過ぎ。データ収集は夜を徹して行われ、5つの台すべてのデータを採り終わったときには2時半を過ぎていた。実験装置のたてる大きな音で周辺住民の安眠が大いに損なわれたことでしょう(汗笑
      (by J)

第五回会合 2005/11/23

  • 目的
    • ピエゾの配線にダイオードを組み込む
  • メンバー
    • 能成、taka
  • 成果
    • 材料や部品が足りないことを見かねて、アキバへ出張し、とりあえず材料不足、部品不足を解消した
    • スピーカーも不調気味だったが、takaがスピーカーを購入(@茶水)

第六回会合 2005/11/24

  • 目的
    • 前日、秋葉原で購入した2種類のダイオードについて、ピエゾの配線に組み込み、きちんと音が出るか試す
  • メンバー
    • taka, J
  • 成果
    • 2種類のダイオードのうち、高かった方(1個68円)が適していることが分かった

第7回会合(作業) 2005/12/30

  • 目的
    • 900mm×450mmの板を3枚完成させる
  • 場所
    • takaのはな部屋
    • taka、しげっち、J
  • 作業
    • 回路の半田付け:完了
      材の切り出し、接着:完了(?)
      配線:(?)

      途中で帰ってしまったのでどこまで完了したのか補完しといてもらえると嬉しい(by J)

第8回会合(というより作業) 2006/1/24-25

  • 時間:教授によるヒアリング前日の22時頃から当日の13時頃まで
  • メンバー:たか、じぇー
  • 内容:仕上げ

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