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文章は複数のレスを統合したものです。

575 名前:名無しさん@6周年 [sage] 投稿日:2005/08/06(土) 20:40:05 ID:p9ZvMLD/0

UPIの記事、和訳したッス。

専門家らは中国のアウトブレイクに疑問 スティーヴ・ミッチェル

ワシントン 8月5日(UPI)

中国政府当局者は、ブタの奇妙な病気である、ブタインフルエンザが、ヒトにも感染し、
死に至らしめていると主張している。
しかし、WHOは、病原体をより正確に特定するために、さらなる検査を行う方が良いと
中国政府に勧めている。
そして、少なくとも一人のアメリカ人科学者は、エボラウイルスの一種が、このアウトブレイクに
関与していると考えている。
この奇妙な病気は、中国四川省で発生し、206人に感染、内38人が死亡、18人が重体に陥っている。
中国保健省は、この病気がブタインフルエンザであると発表したが、実際には、ブタインフルエンザ
ではなく、ブタ連鎖球菌によって起こされたものであった。
しかしながら、ブタ連鎖球菌は、ヒトには、ほとんど感染せず、通常は死に至らしめることなどは、あり得ない。

「わたしは、この病気の原因はブタ連鎖球菌であるとは思いません」

分子生物学者ヘンリー・ニーマン氏は、UPIの取材にこう答えた。

「ブタ連鎖球菌は通常、ヒトに感染せず、例え、感染したとしても、ヒトの命を奪うようなことはないのです」 

 ニーマン氏が社長を勤める、ピッツバーグのRecombonomics社では、新種の病気の分子進化を研究している。
ニーマン氏は、東南アジアで50人以上の死亡者を出した、トリインフルエンザH5N1型が、
突然変異を起こしたことで、毒性が強まり、今回のアウトブレイクにつながったと考える。

「さらなる調査をしないとこれ以上のことは言えません」

ニーマン氏はこう語る。
これまでのところ、中国の専門家は、患者から採取した病原体のサンプルを外部の専門家に渡すことを拒んでいる。
また、もう一つの可能性として、感染者の50%から90%を死に至らしめるエボラ出血熱が考えられるとニーマン氏は語る。
中国のウェブサイト、Boxun.comには、四川省のアウトブレイクを調査した中国人医師のインタビューが
紹介されており、これがエボラ出血熱説の根拠となっている。
ワン博士と名乗る医師によると、四川省のアウトブレイクで、数名の患者のサンプルからエボラウイルスが検出されたという。
エボラウイルスは、アフリカ以外で発見されたことは無く、これは、異常な事態と言える。 

しかし、ワン博士によると、中国政府当局者は、エボラウイルスに関するいかなる情報も遮断し、
エボラ出血熱が発生したことは国家機密だという。
月曜日には、エポックタイムスは、「中国共産党は、報道機関の取材を禁止し、『エボラウイルス』という
単語の使用を禁止した。そして、代わりに別の単語を用いるようにと命じている」と報じた。
以前、中国政府当局者は、三月下旬に広東省でエボラ出血熱のアウトブレイクが起きたという噂を否定していた。
ブタ連鎖球菌のアウトブレイクは六月まで起きていない。
ブタ連鎖球菌に関連した、最初のヒトの症例は六月二十四日に起きている。
しかし、中国政府当局者は、七月下旬までこの事実を明らかにしていない。
そして、四川省に報道関係者が入ることを禁止している。 

ワン博士はインタビューで、ブタインフルエンザが、四川省でのアウトブレイクに一役買ったかもしれないと言う。
しかし、これはアウトブレイクの主な原因では無いとワン博士は語る。
博士はまた、腺ペストが検出されたサンプルや、エボラ出血熱、ペスト、ブタインフルエンザについて
陽性を示したサンプルもあったと言う。

「わたしは、これは基本的に、エボラと腺ペストを主成分とする血中ウイルスだと思う」とワン博士は語る。

中国が生物兵器としてエボラウイルスを開発していたかどうかは不明である。
しかし、アメリカ国務省は、2002年、中国が生物兵器の研究・開発計画を進めているのはあり得ることだと述べている。
それに加えて、現在、アメリカに住んでいる、ソビエト生物兵器計画の前副チーフ、ケン・アリベック氏は、
以前、ソビエト当局者が、中国で、生物兵器の研究・開発設備を目撃したと語っている。
また、アリベック氏によると、1980年代後半に、エボラクラスの出血性の熱病が、今回、アウトブレイクが
起きた地域で、二回、流行したという。
ソビエトのアナリストは、これは、中国人科学者が、ウイルスを兵器化していた研究所から、
事故でウイルスが漏れたことが原因ではないかと、分析している。 

WHOは、水曜日にブタ連鎖球菌のアウトブレイクの概要を発表した。
しかし、エボラウイルスの可能性は引用されていない。
WHO当局者は、ヒトにおける症状が「通常でない」ことを述べ、「病原体を特定するための、さらなる診断・検定」を勧めた。
ほとんどの症例は、成人の男性農夫で確認されており、彼らは、病気のブタや死亡したブタの近くにいた。
そして、病気の症状は、高熱、倦怠感、嘔吐を含んでいた。
感染者にはその後、髄膜炎、皮膚の下の出血を起こし、昏睡状態になる者もいた。
アトランタ疾病予防センターの当局者は、中国からサンプルが届かず、エボラウイルスが
関与しているかどうかは、知ることができないと語った。
アトランタ疾病予防センターのスポークスマン、デイブ・デイグル氏は、UPIの取材に、中国からもWHOからも要請が
ないため、疾病予防センターはブタ連鎖球菌の調査には参加していないと答えた。 

エボラウイルスが関与しているかどうかについては、デイグル氏は「我々は何も知らない」と答えた。
「我々には、検査するサンプルも無いし、現地に誰もいないので、その件についてコメントするのは難しい」
また、デイグル氏は、一部の研究者たちが「クリミア・コンゴ出血熱」の可能性があると考えていると語った。
クリミア・コンゴ出血熱は30%もの致死率のウイルス病である。
もし、アウトブレイクが鳥インフルエンザの一種が原因であるならば、検査のサンプルを得ることが重要だろうとニーマン氏は語る。
なぜならば、このインフルエンザが広がる場合に備えて、ワクチンを製造する必要があるからだ。
国立衛生研究所の研究者は、2004年のベトナムからのサンプルで、鳥インフルエンザを予防するワクチンを開発している。 

「問題は、もし、今回のアウトブレイクがH5N1型の鳥インフルエンザによるものだったとしたら、
ベトナムのウイルス株よりも大きな脅威になるということです。
なぜかというと、ウイルスが急速に移動し、より致命的になっているからです」とニーマン氏は言う。

国立衛生研究所のワクチンは、中国のウイルス株にはあまり効果がないかもしれないと、彼は付け加えた。
デイグル氏は、鳥インフルエンザウイルスが2004年から、あまり大きく突然変異したようには見えないと語った。
しかし、彼はアトランタ疾病予防センターが未だ、
中国からサンプルを得ておらず、今のところ、ベトナムとタイからのサンプルしか検査していないことを認めた。

終わりっス。 かなり意訳をしますた。 誤訳があったらゴメンネ。

カレーライス食ってきまっす。ノシ

41 名前:英訳に挑戦 ◆gAgMIQIX.w [] 投稿日:2005/08/06(土) 16:56:57 ID:4UMEzdBX0

http://www.upi.com/view.cfm?StoryID=20050805-050919-5093r

 中国政府高官は、豚から人へ感染し死を招く謎の奇病は豚インフルエンザ
だと主張しているが、WHOは病原体を特定する厳密な検査を行うべきだと
勧告している。少なくともあるアメリカの科学者は、これがエボラ出血熱の
一種である可能性があると考えている。

 この奇病は主に四川省で発生しており既に206人が感染している。そのうち38
名が死亡し、18名は危篤状態である 

 中国の保健省はこれは豚インフルエンザ(正確にはインフルエンザでなく、
バクテリアにより引き起こされる)だと説明している。しかし通常これは
人において発症することはなく、死に至ることもない。

 「私はこれがバクテリアによるものとは考えていません」とヘンリー・ナイ
マン(分子生物学者)はUPIのインタビューに答えた。「バクテリアは通常人
に感染せず、感染しても致命的なものにはなりません」 ナイマンはDNA進化
による新病発生についての研究機関レコノボミクス(ピッツバーグ)の代表で
ある

 この中国人医師は、名前がワン博士としか分かっていないが、エボラウィルス
の一種が複数の患者のサンプルから検出されたと答えている。エボラはこれま
でアフリカ以外では報告されたことがなく(事実とすれば)特異なことなのだ
が、中国の政府高官はエボラに関する情報を口外することを禁止し、この病気
の発生を国家機密とした。

 エポックタイムスは月曜に「中国共産党は報道を規制し、エボラウイルスとい
う言葉の使用を禁止し他の言葉で言い換えるよう要求した」と報じた。
中国政府高官は以前3月下旬に、エボラが広東省で発生したといううわさを否
定している。この奇病は6月まで発生していなかった。
最初の例は6月24日に起きたが、政府はこれを7月下旬まで公表せず、報道
記者が四川省に入ることを禁止した


 ワン博士はインタビューにおいて、豚インフルエンザは何らかの役割を果たし
ているだろうが、これが主な発病の原因ではないと述べている。またエボラと
豚インフルエンザが検出された患者からはペストも検出されることがあったと
いう。彼は「主な原因はエボラ出血熱ウイルスとペスト菌だと思う」と述べて
い る。

 中国がエボラを生物兵器として研究しているかどうかは不明だが、米政府の20
02年のレポートは中国の生物兵器開発計画を保持している可能性について指摘
している。

 さらに、元ソ連生物兵器研究機関副長官のケン・アリベック(現米国在住)に
よると、ソ連政府筋は中国の生物兵器工場を掴んでいたという。
アリベックによると、このエリアで80年代末に起きた2つの出血熱(エボラ
を含む)は、中国の科学者が生物兵器の研究中に漏れたものだとソ連の関係者
は推測していたそうである。

 WHOはこの奇病についての分析をまとめたものを水曜に発行した。この中で
はエボラの可能性について言及していないが、人にあわられる症状を「通常で
ない」と形容し「病因の究明を一層進めること」を勧告している。 

 ほとんどの症例は、感染した豚や死んだ豚に触ったことのある成人男性の農夫
に起きており、症状は高熱・めまい・嘔吐である。この後髄膜炎・皮下出血そ
して昏睡が続くこともある。

 アトランタの疫病予防センター(CDC)は、中国側が何のサンプルも外に出さない
ためエボラが関係しているかどうか分からないと得られない、と答えている。
CDSの報道官デーブ・ダイグレは、CDCはWHOや中国からの依頼がないためまた
この奇病の調査に着手していないとUPIに語った。
「(エボラが関係しているか)わからない」とダイグレは答えた。「サンプル
もなければ現地に誰もいないので、CDCとしては何もコメントできない」
ダイグレは、複数のCDCの科学者は「これはクリミア・コンゴ出血熱ではないか
と疑っている」といった。「これはウイルス性の病気で致死率は30%に達します

 もしこの病気が鳥インフルエンザの変種であれば、サンプルを採取して検査す
ることが大切だとナイマンはいっている。もし広範囲に広がった場合に備えて
ワクチンを開発するためである。

 国立衛生研究所(NIH)の研究者は、鳥類のインフルエンザの感染を防ぐワクチン
を、2004年のベトナムにおけるサンプルから開発している。
「問題は、もしH5N1が原因であれば、ベトナムで起きた場合よりも大きな脅威
となりうることです。なぜならこれは急速に広まり致死率も高いからです。」
とナイマンはいっている。そしてNIHワクチンは中国の変種には効かないかも
しれない、と付け加えた。

 ダイグレは、鳥インフルエンザは2004年からそれほど大きく変異していない
と見られる、とコメントする一方、CDCはこれまでベトナムとタイからのサン
プルを検査したが まだ中国からのサンプルは得られていないと付け加えた。