1996 / 09 / 09　葛飾区柴又・上智女子大生殺人事件

上智女子大生殺人事件 †

留学を2日後に控えた小林順子さん(21)が自宅で刺殺された上､部屋に放火される。
口と両手に粘着テープ、両足をストッキングで縛られ身動きを取れなくさせたうえで
首の右側を6箇所も刺され失血死した。その後、部屋に火をつけたもよう。
順子さんの両手には複数の傷があり、激しく抵抗したとみられている。
また、事件の有力情報提供者に対して、500万円の懸賞金が約束されている。

事件から10年 物色痕、盗み目的か †

東京都葛飾区の上智大4年、小林順子さん96年9月、自宅で殺害・放火された事件で
小林さん方1階の戸棚が物色され旧1万円札がなくなっていたことが分かった。
警視庁捜査本部は、盗み目的で侵入した犯人が順子さんと鉢合わせし、突発的に殺害
放火した可能性もあるとみている。事件は9日、発生から10年を迎える。
2006/9/2 毎日新聞

事件当日 †

遺体には、布団がすっぽりと掛けられ、左右の縁が体の下に挟み込まれていた。
当日、午後3時50分に順子さんの母親が鍵をかけずに外出している。
その後、4時35分頃出火、4時39分に出火に気づいた隣家が消防署に通報している。
部屋には物色された痕跡が全く無く、順子さんも暴行されていなかった。
放火で消失しているため物証に乏しいが、犯行に使われた粘着テープは犯人自身が
持ち込んだものと考えられている。
2階に父親のスリッパがあり犯人がそれを履いて2階に通された可能性もある。
当日は朝から霧雨、3時50分〜4時35分の時間帯は大雨だった。

平成8年9月9日午後4時39分。事件の第一報は「家が燃えている」との119番だった。
出動した消防隊員が消火活動のため木造住宅2階窓から入ったところ、室内で死亡し
ている順子さんを発見した。
現場は南北に走る京成金町線の西側、柴又駅から約200メートル離れた住宅街の一角
柴又3丁目28番。金町線の東側には柴又帝釈天がある。
順子さんは「将来、マスコミ関係の仕事をしたい」との希望を抱いており、2日後に
アメリカの大学へ交換留学生として出発する予定だった。
出火前の午後3時50分ころ、被害者は勤めに出る母親を玄関先まで見送った。
その後1人で留守番をしており、侵入した何者かによって口を粘着テープで塞がれ、
手足を縛られ、刃物で刺されて殺害されたうえ自宅に放火されてしまった・・・。
火災発見時、道路に面した2階の部屋から煙が出ており、玄関ドアは無締まりで、
屋内は煙が充満した状況だったという。

http://gonta13.at.infoseek.co.jp/newpage199.htm
http://www.tanteifile.com/dragnet/mikaiketsu/jiken/001_050/005_1996_09_09/index.html
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/jiken/jikenbo/kameari/kameari.htm
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no5/jiken/jiken.htm
1991〜2000