《洞魔イーズ・ギル》


《洞魔イーズ・ギル》(どうまイーズ・ギル)

カードデータ


カード名洞魔イーズ・ギル☆禁呪2
効果:
加速(このカードは、第1バトルステップでダメージを与える。その後、第1バトルステップにダメージを与えていないユニットが、第2バトルステップでダメージを与える。)
このカードがスクエア以外からスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のユニットを1枚まで選び、持ち主のエネルギーゾーンにフリーズ状態で置く。
このカードが種族「ガイアロード」のカードの効果でエネルギーゾーンからスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のユニットを1枚まで選び、持ち主のエネルギーゾーンにフリーズ状態で置く。
種族ガイアロード
種別ユニットタイミングノーマル
使用コスト緑3無4移動コスト緑1無2
パワー7000スマッシュ2


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
IV-4IV-4 092/100Rare?-天野 喜孝


解説

 IV-4 天魔光臨にて登場した、?大型?ユニット
 ガイアロードの一体であり、禁呪に加え到達点に相応しいスペックを持っている。

 ガイアロードの誇る高い戦闘力を持つユニットであり、そのパワー値も全ガイアロードでは最も高い。
 加えて加速を常備しており、パワー7000という値も加速を十分に活かせる数値と言える。
 CIP時に誘発する効果は緑らしいユニットをエネルギーゾーン送りにするというもの。
 また他のガイアロードによりエネルギーゾーンから展開された場合には追加でもう1体エネルギーゾーンに飛ばすため、強力な除去効果を発揮できる。
 自身のパワーで打ち勝てない相手ユニットを封じ込めれば儲けもので、コスト制限も無いことから対?を除いては複数枚排除できる非常に万能な除去として働いてくれるだろう。

 種族ガイアロードからこのカードを展開する方法は基本的に《洞魔オゼルナジャ》《洞魔ジュウエル》、もしくは《大陸アルドのノーム》かに絞られる。
 素早く展開するならば、特殊な性質を持つ《洞魔ジュウエル》よりは《洞魔オゼルナジャ》からの方が簡単かつコストもかかりにくい。
 継続的な展開を望みたいのならば《大陸アルドのノーム》も非常に有効な一手となる。

 ただし、このカードには他のガイアロードと比較して相違点が多く、運用の際には幾つか注意すべき箇所がある。
 このカードはノーマル?の使用タイミングとなっている。意外だが見落としがちな点でもあるので注意しよう。
 ガイアロードの到達点及び最強ユニットであることは間違い無いのだが、このカードは『自身の能力で他のガイアロードへ繋ぐ術を持っていない』という欠点を持っている。
 つまりはこのカードを1度盤面へと繋げてしまうと自力でエネルギーゾーンに戻る事ができない。
 ガイアロードは相手の除去に対して、自身の能力を起動することでエネルギーゾーンにある他のガイアロードと入れ替わるという疑似的な回避能力を持っているが、それを持たないこのユニットは素の戦闘力で勝負するしかない。  ガイアロード自身はエネルギーゾーンにある状態ではかなり展開しやすいためそれにより大型?中型?を守り、かつエネルギーゾーンに置いておく事で次の機会に展開させるための布石として利用しやすくする意味がある。
 のだが、このカードは最も重いガイアロード、つまり最優先でも守っていきたい立場にあるくせに自力で退避できない。この要素がいかに足を引っ張ってしまうのかがわかるだろう。
 場に展開した後確定除去?を貰ってしまうなどして墓地などに送られてしまうと?という色の性質上使いまわすのがやや難しい。ガイアロードであるため一応《大陸アルドのレプラコーン》により保険はかけられるが、それでも一度引き剥がされると再利用まで手間が必要なので使い辛いと言える。そういう点でも退避能力が無いというのはかなり痛い。
 他にもユニットエネルギーゾーンへと縛りつけるという能力はガイアロードから展開した方が美味しい。《囚われの貴婦人》《獣王覚醒》でも機能しないことはないが、次に繋がらないのでさほど美味しくないのも難点か。

 このカードを最大限利用していくためにはそれらの欠点をできるだけ補うようなカードと併用していくのが望ましい。
 ノーマル?でしか展開できないという点は、元々エネルギーゾーンからのクイック展開を主にしていくガイアロードとは関係ないと思われがちだが逆を言えば手札に来た時に活用が難しくなるという事でもある。
 効果自体も有意義に使えなくなってしまうので手札に来るとほぼエネルギーゾーンに置くしかないのでわかりやすい無駄ドローになる。
 そのためとっととエネルギーゾーンに配置するために《妖精の社交場》というブーストやピンポイントでエネルギーに配置できる《ホウキ・ドリアード》などと活用したい。
 自力でエネルギーゾーンに退避できない部分は基本的にどうしようもないので上手く他のカードに頼りたい。クイックで発動できる《獣王覚醒》となら中々に好相性で、逃がす役割の他にも《洞魔オゼルナジャ》に一旦戻しこのカードのエネルギー除去能力の再利用にも活用できる。
 効果の再利用という見方をするなら《大地の緒》とも相性は抜群。入れ替え性能を駆使し、上記のように《洞魔オゼルナジャ》に戻しながら1ターンに1度は除去を撃てるという構図を作れれば相手にとっては恐ろしい。
 効果を継続的に使用していくなら、《囚われの貴婦人》を使いながら出しては戻すというやり方をしていけば、除去効果を使いつつ相手ユニットを踏みながら逃げられるのでかなり嫌がられる。
 加えて、《大陸アルドのノーム》をこれに絡める事で、バトルスペース?ガイアロード減らす事無くかなり効率よく使用できるのでこちらともかなり相性が良い。
 また逆に、一度展開すると再利用できないものと割り切って《風邪ひいちゃうよ?》《もう我慢できない》といったカードで早急に後続を手札に加えてエネルギーに置いてしまう手法も一応あり。
 《アメーバ・タクティクス》を起用しても良いが、一応《大陸アルドのレプラコーン》がいるので後続がすぐに用意できるのならピリピリする必要はあまり無いだろう。
 戦闘面で信頼の置けるカードではあるが、7000という数値上越えられることもしばしばあるため少なくともパンプアップ?系列のカードも欲しいところ。《花園の歌姫》のみならず禁呪の無い《洞魔ヴィラルース》を積極的に活かしたい。

 全体的な性能はそれほど悪くは無いが、種族間シナジーが強力なガイアロードという観点からだと細かい粗が多い。
 再利用が難しいなら3枚積むという方法もあるが、禁呪2を持つ都合上安易に積んでしまうと他の枠に割けなくなるのでこの辺りも注意したい。

 ノーマルタイミング?禁呪という点を持ちつつ上記のような難点を抱えながらも、加速最高峰のパワーにかなり高性能な除去能力更にスマッシュ?2を実現できているのは大きいだろう。
 サポートを駆使しつつ活用できればフィニッシャーとして遜色の無い役割を果たしてくれるのは間違いない。ガイアロードにおいて最強であるのは決して過言ではないので、ガイアロードの意義として、ガイアロードの未来のために使っていこう。

  • ガイアロードの名前らしく、「イーズ・ギル」とはイギリスに実在する洞窟群の名前。
    イギリスで最も長く総延長では世界第26位、そして内部はかなり複雑な地形をしているとして知られる。入り口の数がなんと10もあるそうで、網目のように張り巡らされており各入り口と洞窟内部全体が繋がるまで時間がかかったらしい。
    最初の発見は1946年と歴史はそれなりに古く、その複雑な地形から洞窟探検家達からの評価も高い。また洞窟内部の地底川はイギリスの中でも名所とされているほど美しいそうだ。

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