《大巨人バックス》


《大巨人バックス》(だいきょじんバックス)

カードデータ


カード名大巨人バックス効果:
●あなたがエネルギーを支払うのにエネルギーゾーンのカードをフリーズしたならば、同じカードを+1枚フリーズしたものとしてよい。(緑のカードを1枚フリーズした場合、[緑1][無1][緑2][無2][緑1無1]のいずれかを支払うことができる。)
種族ジャイアント
種別ユニットタイミングクイック
使用コスト緑2無6移動コスト緑1無3
パワー6500スマッシュ2


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
V-1V-1 190/205Common????


解説

 V-1 覚醒の刻にて登場した、?大型?ユニット
 エネルギーに関するジャイアントの能力でも珍しい能力を有している。

 大型?ユニットを多数抱えるジャイアントの中でもコストの割にパワーが少々低い。
 スマッシュ?が2点あるものの自身の効果が攻撃的ではないだけにオマケ程度に考えても良いだろう。
 このカードを表すにその代表的ともいえるのが、コスト倍加効果。
 性質上コスト踏み倒しに類似するが、特性は超強化版呼声に近い。
 普通に1コスト払う分に追加してもう1コスト払った事にする能力。わかりやすく言えば、《妖魔の見習い戦士ティモ》?1コストで出現し、《獣王覚醒》?2もしくは?1無色?1で発動できるようになり、《ウォッカ・ギムレット》がわずか2コストで歩いてくるので半減するという方が良いだろうか。
 永続的かつ踏み倒すのに維持や起動などは必要ないので、このカードが1度場に出てくるだけで計り知れない存在感を発揮する。
 大型?ユニットでさえ中型?クラス程度のコストしか消費しないためエネルギーを残した状態でのけん制力は半端無く高い。
 加えて、単純に重いコストを持つカードを発動しやすくするため《強さへの渇望》を普通に撃ってみたり、手札から強引に《グランドロイヤル・オペラハウス》を使えるためまさに夢と希望が詰まったロマンカード。

 しかしパワーが低い性質上真っ先に狙われる可能性があり、豊富なユニット除去の餌食になりかねないので運用の際は注意が必要になる。
 ただパワー負けしたり火力を当てられる場合の対処はコストを大きく踏み倒せる性質上《花園の歌姫》《聖光の大隊長ラフィーレ》、その他パンプアップ?ベース?の展開が楽なのでそうそうやられたりはしない。
 コストがやたら高いだけに狙われる確定除去?も絞られるので、相手がそれらを使い切ったタイミングで出したり、このカードを出したらさっさと相手を倒してしまうなどして使う隙を与えないようにしよう。

 出せれば強いがこのサイズのユニットは1度出すまでが長く、最悪出せずに負けてしまう場合もあるので使う場合はこのカードに対しても何らかの高速展開手段を用意しておきたい。
 最も手軽でメジャーなのが《産卵科病棟》を利用した「産卵バックス」。これならば序盤の序盤から出せるため相手と大きく差を付ける事ができ後々の展開を後押ししやすい。
 その重さからエネルギーに置かれやすい事を考慮すると《獣王覚醒》も非常に有効的な手段になる。特に展開しやすい《大巨人ゴッドファーザーJr.》ならば上記の《産卵科病棟》とも相性が良いだろう。
 その他リアニメイト?や各種「衝撃」によるリリースイン?と引っ張ってくる手段は豊富なので上手に踏み倒して行きたい。
 変わったところでは《洞魔ジュウエル》からごく自然に出せるためガイアロードでの相性も非常に良いといえる。

 加えて、このカードの効果では1を2にする事はできるが1.5にはできない。
 踏み倒せる事には変わらないが、3コスト必要ならば2コスト払わねばならず4コスト払う分と大差無くなってしまう。
 また多色にはそれぞれ対応していないので《堕天使ムリエル》など性質上どうしても踏み倒せないカードも存在するため、事故要員に近いこのカードと噛み合わせの悪いカードの多量採用を避けるなど注意して採用していきたい。

 ユニットの展開・移動、ストラテジー?ベース?の発動、各種起動効果とエネルギーにかかわるほぼ全ての事柄に関して多大なる影響を及ぼす非常に強力なユニットである。
 とにかく1度場に出すと世界が変わるので、これを利用した超特大デッキを組んでみるのも面白いかもしれない。

  • コストを大きく誤魔化せる万能かつ強大な能力から、このカードを利用した無限コンボが多数開発されそのお供としての需要が高まった。その中でも《草夾竹桃》とのコンボが発見されまたそのデッキが日本選手権2010を制覇した事に起因し、《草夾竹桃》制限カードに指定されるまでに至る事態に発展した。
    その後このカードが警戒カード?に指定されるも、環境の変遷次第ではこのカードにまた何らかの処置が科せられる可能性もあるので、コンボの開発以外にもその動向に注意して行きたい。
  • 名前の由来はローマ神話における葡萄酒の神「バックス(Bacchus)」から。
    ギリシア神話における「デュオニュソス」とほぼ同義の神であり、神話の体系もほぼ同じなので知っている人も多いのではないだろうか。
    生誕や各地の放浪に関しての逸話が多く残っており、女性達を信仰させ王を殺したり、アリアドネを無理矢理さらって妻にしたり〜と調べてみれば中々面白い神。特にアリアドネに関してはメジャーな神話の一つだろう。
    信仰に対して縁が深く、信仰によって神になった代表的な存在でもある。
    他に豊穣・酩酊・狂乱・陶酔などのキーワードを表しておりワインについてもこの神からとされており、エネルギーを膨れ上がらせるこのカードが持つ効果はそれを上手く表しているように見えなくはないか。

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  • 画像添付 -- 2010-07-18 (日) 17:52:39