《全てを失って気づいたこと》


《全てを失って気づいたこと》(すべてをうしなってきづいたこと)

カードデータ


カード名全てを失って気づいたこと効果:
●あなたの手札のすべてのカードを捨て、カードを2枚引く。
種族/属性
種別ストラテジータイミングクイック
使用コスト青1無1


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
II-1II-1 114/200Uncommon?-??
V-2V-2 117/200Uncommon?-??


解説

 II-1 ベーシックパックにて登場した、軽量?ストラテジー?
 ドロー?ストラテジー?の一種で、手札を捨てる特性も抱えている。

 が得意とするドロー?ストラテジー?の一枚であり、ドロー?する枚数は2枚とそれだけならば《益々繁盛》と同じ効果があり、コスト《益々繁盛》よりも安い。
 それだけ見るなら強力なカードなのだが、しかし、その代わりドロー?前に手札を全て捨てなければならないというかなり厄介な条件が付いてきてしまっている。

 ドロー?カードなのに手札を切る必要があるため、他のドロー?ストラテジー?とはまた違った使い道が求められる。
 まず、このカードを使うと手札枚数が多かろうが少なかろうが、手札が2枚になる。
 つまり手札を大量確保する目的のためにはどうしても使い勝手が悪くなってしまう。
 コストパフォーマンスでなら《益々繁盛》を上回るが、手札保持のために考えると、手札がこのカードだけという状況か手札が0枚かつこのカードがプランゾーン?に見えた状態ぐらいでしか《益々繁盛》の働きを上回れない。
 その他ドロー?するなら付加価値のあるカードも多いので、同コスト《サイバー・チェイス》よりも汎用性や優先度が低くなってしまいがちになるのがこのカードの難点でもある。

 ではドロー?するカードとしてイマイチなこのカードを採用する意義は無いかと考えると、実はそうでもない。ドロー?する以外にもこのカードの特性である手札を全て捨てる部分を生かして考えると、上記のカード達以上の働きが期待できるといえる。
 手札を全て捨てるという考え方では、どうしてもリスクの方が先立ってしまう傾向が強い。
 しかし、手札を全部破棄できるという事は、墓地にあって役に立つカード達を残らず送る事ができるという利点もある。
 墓地効果?のような能力を持つカードを多くデッキに積んでおり、序盤からでも手札枚数より墓地の肥えを優先するならさして悪いカードでもない。墓地を肥やすならピンポイントで狙える《肉屋の注文書》もあるが、こちらは最低限の手札補充を兼ねることができるため状況次第ではあちらの上を狙いに行ける。
 また、手札を2枚にできる点を考えるならゴルゴンらが持つ自身の手札枚数に依存しているカード達との組み合わせも悪くない。
 手札が常時減るリスクを負っているデッキで、《益々繁盛》を入れるほどに余裕が無いデッキにも一応向いている。

 癖があるのでどんなデッキにでも入ると言うわけではないが、使い方次第ではかなり面白い化け方をしてくれるので検討しつつじっくり練ってから使っていこう。

  • 手札を捨てて後にドロー?する、という手順だがこの場合最初の手札が0枚でも2枚引く事ができるので忘れないようにしよう。
  • このカードで墓地に手札を送る場合は、基本的に好きな順番で墓地に送っても問題ない。そのため、間接的ではあるものの墓地順番を好きなように弄り倒すことができると言う意味合いも持つ。あまり意味の無い事ではあったが、墓地の上から数枚を簡単に調整できるので《アイスドラゴン》能力促進にも役立つ側面も持つなどかなり侮れない所も忘れないようにしたい。

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